見出し画像

East Tokyo (押上編)

前回の続き。
浅草グルメを堪能したのち、隅田川を渡って押上エリアへ。


東京スカイツリーを目指します。


この辺りに来るといつも思うのは、「世界一高いタワーであるはずなのに、どんなふうに見ても建造物としてのスケール感を実感できない」ということ。


真下から見てもやはりわからない。


下から見て実感できないのであれば上から、ということで、エレベーターで一気に450m上昇。天望回廊に到着。人の合間を縫って富士山と東京タワーの見える好位置を確保。


ちょうど日没時間だったので、夕暮れから夜景に移り変わる様を眺めることにする。



日の入りからすぐに暗くなるかと思いきや、わりと長引く残照タイム。それはそれで素敵だけれど、やや時間を持て余す。



少し飽きてきたのでエレベーターの列に並び、地上350mの天望デッキへ移動。ようやく夜景に。



暗闇の中で発光する人の営みは、この距離から見ると美しく愛おしいもののように錯覚する。


そして改めて感じる東京タワーの掛け替えの無さ。まるで健気な生き物のようで守ってあげたくなる。東京タワーから東京スカイツリーを眺めても、たぶんこんな気持ちにはならない。それは年月の差ではなくて、単にデザイン的に。



水平から垂直へ

以前は12月あたりになると京都へ行っておりましたが、ここ数年は他県への移動がやや憚られる状況に。

展覧会に行ったり、初めての飲食店に入ったりなど、都内の移動もそれなり楽しんでおりましたが、旅のような非日常的なものまでは得られず。


そんな折ふと浮かんだのが「水平方向への移動が憚られるなら垂直へ」=「東京スカイツリー」だったのでした。

ささやかながらのちょっとした異世界感。
身を置くことで少し違う自分を得られたらいい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?