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展覧会の夏(5)

お次の展覧会は、国立新美術館にて開催「テート美術館展 光 ― ターナー、印象派から現代へ」。

本展は、英国・テート美術館のコレクションより「光」をテーマに作品を厳選し、18世紀末から現代までの約200年間におよぶアーティストたちの独創的な創作の軌跡に注目する企画です。

国立新美術館HPより


あらゆる時代の名画が一度に見られる上に、作品に共通したテーマが「光」ということで、いかにも良さげな作品がありそうな。なかなかの混み具合でしたが、実際に見ることができてよかったな、と思う作品が多数ありましたので、その中からいくつかをご紹介します。


18世紀〜近代編




「写真」が世に登場する以前の写実的西洋絵画の大作はやはり圧巻。歴史や宗教的背景や神話がわかればもっと楽しめるのだろうけど、無知なまま来てしまっているので、頭の中はとにかく「わー、なんかすごい」という言葉くらいしか浮かばず。


ジョン・ブレット「ドーセットシャーの崖から見るイギリス海峡(1871年)」は駅のポスターで見かけて気になっていた作品。大きく横に広がるキャンバスを前に、じわりと湧き上がる「来てよかった感」。本当に海を眺めているような気分になる。



ハマスホイは2020年の展覧会を見逃して悔しい思いがあったので、3作品見られたのがとにかく嬉しい。



現代編


リヒターのアブストラクトペインティング(大きなヘラで絵具を何層にも塗り重ねた後、部分的にそれを削ぎ落としていくことで画面を作り出す抽象画)は雨上がりの都会の路面のようにも見えました。削ぎ落とす前の状態は一体どんなものだったのか。おそらく雨も都会も関係ないのだろうけど。




その他、光のインスタレーションも多数。
意味するところはまるでわからないけれど、発光するものを眺めるのは、ただ単純に本能レベルで心地良い。


コラボスイーツチェック

企画展のお楽しみは、館内のカフェの「コラボスイーツ」をチェックすること。今回はこんな感じでした↓

あまり心惹かれず。

この日は展覧会ダブルヘッダー。
余韻もそこそこに次なる場所へ。
続きは次回。

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