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2020.6.21 夏至

緊急事態宣言が解除され、ここ東京も段階的に諸々緩和されつつある今日この頃。合わせて全く個人的ではありますが嬉しいのは、2月の終わりごろから外壁の修繕工事で組まれていた足場が、昨日ようやく取り払われたこと。



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まさに世の不安が高まり、外出がままならなかった時期と重なっていたので、ダブルの閉塞感はなかなかつらいものがありました。





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とはいえ思い返してみると、いちばん気が重かったのは、工事のお知らせが入って「いよいよ作業が始まるぞ」と思っていた時期と、足場が組まれてすぐの頃で、やがてわりと慣れるもの。

そして昨日、取り払われた時に改めて、もともとは空が遠くまで見渡せて、部屋はもう少し明るかったことを再認識して、逆にここ数か月がストレス状態であったことを実感したのでした。




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ことほどさように人間は、良きにつれ悪しきにつれ「状態」に慣れる生き物で、それが強みにもなり弱みにもなる。

新たな変化にやがて慣れることは強みになるけれど、本来はおかしなことにいつの間にか慣れてしまうのは麻痺という弱みになる。




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この数か月は、「実はおかしかったのでは?」ということに気づく機会がたくさんあったように思います。そして必要とされている「新たな日常」。

本来の力が試されているなあ、と感じる夏至の日。ものごと全て、よき方向へ行きますように。




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