2020.3.20 吉祥寺
生まれた場所より好きな街。それが吉祥寺です。愛知から東京(最初は埼玉)に来て20年程になりますが、当初から頻繁に訪れていて、以後3回の引っ越しを重ね、ようやく徒歩圏内になったのが2017年8月。もうすぐ3年になろうとしておりますが、未だに歩いて行けることに幸せを感じる今日この頃です。(・・・と言っても家から駅まで40分弱かかりますが)
お出かけもままならない昨今ではありますが、東京に桜の開花宣言が出たとのことで、お散歩がてら井の頭公園に行って来ました。
今年はブルーシートを敷いての宴会ができないので、いつもと様子は異なりますが、多くの人がのんびり歩きながら桜を眺めていて、リラックスした良い空気感が漂っておりました。
とはいえ、意識的であろうと無意識であろうと、多くの人の体の奥底には、不安やストレスがじわりと沈んでいるはずで、それでも桜を愛でて、可能な範囲でおいしいものを楽しんだりして、ちゃんとバランスを保とうとする人間の尊さに、少し切ない気持ちになったりもしました。
そして時代の殺伐をかろうじてやわらかく包む吉祥寺のありがたさ。もちろん、かつての良さはどんどん失われているのかもしれませんが、それでもここを好きだという人がまだまだいるうちは、ちゃんと守られていくだろうと思うのです。
どんな時代がやって来たとしても、その先を信じて、前を向いて行けますように。多くの人と分かち合えますように。
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