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endroll collection

今日は3D音楽の一旦を担う、ファッションブランドmillion dollar orchestraのお話。

音や思想から派生したものをCDジャケットやライブ映像など、いろんなところで形にしていき、それを最終身につけられるっていう楽しさ。

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今回のコレクションテーマはもちろん'endroll'

自分の人生において、何度も起こる破壊と再生の映像を達観しているイメージで、ルック撮影を行いました。

この題材は他の作品でも使ったことがありますが、自分の人生観が強く現れているなと。

それは幼い頃から付き合って来た離人感というものから起因するのかなと

離人症(りじんしょう、英: Depersonalization)とは、自分が自分の心や体から離れていったり、また自分が自身の観察者になるような状態を感じること。その被験者は自分が変化し、世界があいまいになり、現実感を喪失し、その意味合いを失ったと感じる。

例えば、授業中。

自分が退屈に授業を受けている状況を一番後ろから眺めているような感覚がする。

例えば、デート中。

こんな時こうゆうセリフを言わないといけない、こんなリアクションをしなくちゃいけないんだろうなと感じる。

例えば、怒られている時。

今どうゆう態度に映っているんだろう。もう少しこうゆう表情をしてみたらどうだろう。

とにかく客観的になれず、自分の人生の主役を生きている感覚がなかった。

いつもどこかでこれは全部決まっていて、淡々と起こっている日常を自分が記録しているだけなんじゃないか。そういう感覚。

きっと何かに夢中になることができなかったのは、そういう感覚からで。

ただ、逆にいうと現実に夢中になれないが故に、空想に浸る時間が大きくなっていき、物語を考えたりするのが好きになっていった理由にもなった。

それがある社会では短所になると分かっていたので、長所として活かせる場所を探さないと、と強迫観念めいたものがあったので、よく人からはなんでそんなに頑張れるの?って質問されたことも多かった。

だけど、それは頑張ってるんじゃなくて、このままじゃどこにも行けないという怖さの反動。

少し脱線しましたが、デザインにはそういった自分の人生観みたいなものが反映されるなと。

今までの人生各章のendrollを観て、振り返りつつも自分の新しいスタートを探していく、そんな感覚。

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お行儀の悪い人もいれば。

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最前列で前のめりに観ている人もいるし

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もうすっかり飽きちゃった人も。

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劇場内でいけないことしようとしちゃう人も居ます。


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さて自分の人生を振り返ったなら、また気のむく方へと歩みましょう。

外は寒いからマフラーを巻いて。

たとえ救いのない朝だったとしても。

凛として、ね。

photo : 岡田貴之

produce : 武瑠(akubi_Inc.)

management : SIVA(muze)

styling : 井上 潤(akubi_Inc.)


最新コレクションの受注は明日25日24時まで。

ラフォーレのフラクタルで展示もして居ます。





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