20240427 日記

・図書館で本を借りた。もう何ヶ月も同じ本を借りているものの、他に読む人がおらず延々と貸出可能な状態。それを分かっているので、他の本を優先して読む。図書館の「期限が設けられている」という利点をまったく活かせていない。今回こそ読んで返却すると心に決めた。

・相対的な愛は恐怖だ。それを向けられると、この人が他の人と出会い、他の人に魅了され、私がより魅力的な存在ではなくなったとき、この愛は簡単に形を変えて消え去ってしまうのだと感じる。常に比較され、どちらを手元に残すか吟味され続けている。こうして不安がってしまうのだから、私にもその人への絶対的な愛がないのだろう。

・美術館に行った。専門的な知識はないし、音声ガイドを聞くわけでもない。ただ美術館に足を運び、作品を見て何らかのことを感じる。今の私にはそれだけで十分だ。

・何にでも一貫性を求めてしまうが、移ろいゆく人間にまで一貫性を求めるのは間違っているのかもしれない。ただ、その移ろいに寄り添えたなら、理解しようと努められたのなら、一貫性なんてなくたって構わないのかもしれない。

・平日の昼過ぎに映画館で映画を観た。浅野いにお原作の「デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション」。後章は5月24日から上映だそうで、先の予定に楽しみが増えた。

・日々の生活を一定の水準で送るために薬を飲むとき、それのために病院に行って会計を済ませるとき、私がただ平穏に日々を送るために必要なお金のことを考え、苦しくなる。薬を買うために働き、薬を飲んで働く。これをあと何十年と、私が今日まで過ごしてきた月日の何倍もの時間、繰り返さなければならない。その事実に苦しめられている。

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