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寒い冬は鍋とブログ

年末年始は、一週間かけて大量のビールとレモンサワーを飲み続けた。

全人類で唯一、僕のことを心が冷たいやつだと言ってくる小学時代からの親友。あいつに、同じようにかずまは酒飲みだと言われる。酒は麻薬と同じだと思っているので断固否定してきたが、いよいよ説得力がない。他人から言われた自分の性質ってのは、同意しかねるほど当たっているものだ。

冬は鍋と筆が進む。昨年の今頃は狂ったように何本もブログを書きまくっていた。一転夏はパッタリと止んだ。こんにゃくの死体のように弾性力がない僕の人生においては、こうしてまた再開したことはとても珍しい。寒いおかげだ。

僕はたいそう欲深い生き物で、例えば僕の欲望を、何かの合図でだれかが背負ったら、その場で欲望と現状の差に絶望して死ぬのではないかと思う。

年は明けたが、何も前向きではない。何がハッピーニューイヤーだ。そう思ってしまうのは、世界が悪いのではなくて、僕が欲深いから。

“本当はもう全部諦めたいのかも”と思いながら転がる。車輪はギシギシと軋む。軋みながら前進する。前に進む必要もないのに。

#日記 #エッセイ


「スキ」を押して頂いた方は僕が考えた適当おみくじを引けます。凶はでません。