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流れ星の音

夜中に書いた日記、ポエム、ラブレターの類は翌朝見返して恥ずかしくなるなんて言うけれど、僕は24時間いつだって恥ずかしいやつだから大丈夫。

現在深夜3時、東京に降り続ける雨、不快指数は成層圏を超え遥か彼方の土星を貫き、その輪はポンデリングのような形になった。逆に言えば、ポンデリングがあの形なのは、”リング”が高温の油に溺れてひどく不快になってしまったからなのである。調べたところ、実は”ポンデ”は不快をあらわすラテン語で、言うなれば今の僕はポンデカズマなのである。

僕がこの手の虚言を綴るとき、決まって精神は錯乱している。文章だろうがなんだろうが、得体の知れない神様に乞う”たすけて”のエネルギーを変換して産むほかないのだ。

先日、同じく深夜3時ごろ、東京上空で流れ星が爆発した。ドーンと、近くで雷が落ちたような音だった。僕は布団に潜ってその音を聴き、それが天文学的な現象だと知ってからも惚けたまま夜を過ごした。

あれくらい前触れもなく、呑気に、地球にぶつかっちゃえば良かったのに。

好きな人たちには優しくしたい。愛されたりもしたい。でも同時に、地球なんて壊れてしまえばいい。大切で守るべきと思っていたものとそれを包む倫理ごと吹き飛んだとき、僕はどんな言葉を発し、なにを思うのだろう。助けるついでに教えろ神様。

梅雨は長すぎる。

「スキ」を押して頂いた方は僕が考えた適当おみくじを引けます。凶はでません。