俺観察日記

8:10 起床。３月は、アラームより先に自分のくしゃみに起こされる。スギよ、俺の鼻はめしべなのか？めしべなのかもしれないな。前日夜中まで、あるものを作っていて、寝不足。気怠い。

8:40 シャワーを浴びる。心底どうでもいいが、俺は風呂に入ったら必ず髪の毛から洗う。どうでもいいだろうが、リンスはしない。

9:00 最近、目玉焼きを作るときは、途中で水を少しかけてかけて蓋をし、蒸し焼きにすると美味しくできるよと教わった。それを試してみたくて、やってみる。いい感じにできた。遅刻しそう。

9:25 家を出る。9:41発の電車に乗らないと大遅刻人間になるというのに、昨日彼女ができたラクダのような顔をしながら自転車を漕ぐ。寒いものの、空気は春。仕事に行きたくないと思いながら仕事に行く。仕方がない。ところで俺はよく、とぼとぼ家に帰りながら、帰りたいと思っている。あれはなんなんだ。帰ってるぞ。

10:15〜　図書館のひとになる。大量の本をなんかの機械で読み込みなんかの情報をなんかの表にする仕事をする。今日は隙を見て、返された本を棚に戻さず読んでいた。そのなかで見つけた、小川洋子の「物語の役割」というエッセイが素晴らしかった。

13:00 昼休み　先ほど途中まで読んだ「物語の役割」をアマゾンで買う。日曜に届くらしい。ネットショッピングを済ませ、職場の近くに新しくできた豚カツ屋に行く。俺は、仕事の休憩の時、食事中も平気で音楽を聴く。お行儀の悪いやつだ。今日は、ヒレカツ定食とPredawnの相性はイマイチということを知った。

14:00 眠い。眠すぎる。ここから数時間何をしていたかの記憶がない。おそらく何もしていない。

18:00 もう閉館だというのに、窓際の席に荷物一式を忘れていったドジっ子一名。もう帰れると思ったのに。ため息をつきながらもろもろの対応を済ませる。ちょうど全ての手続きが終わったところで、派手なギャルが荷物を取りに来た。許す。でも、この40分は何だったのだろう。日常には無数の水の泡があり、これもそのひとつ。

19:00 混み合う中央線高尾行き。角に立っていたお兄さんが一度、咳をした。たちまち車内中の大人たちが”うわこいつまじか”という表情で彼を睨む。居心地が悪い。人間のことが嫌いになってしまう。早くこの騒動が終わって欲しいと本気で思う。

20:00 帰宅　とても眠かったが、今日は一応金曜の夜だ。すぐ寝るのはもったいない。というか、カレンダーを見るに、３月中にあと4曲作らないといけないはずだ。何を寝ようとしているのだ。ホラ、ギターを弾け。作れ。よし。

気付いたら、録画していた”映像研には手を出すな”を観ていた。この時の俺に忠告したい。アニメには手を出すな。

23:00 久しぶりにツイキャスで弾き語りの配信をする。すでに出来上がった曲を歌うのは楽しい。きっとみんなも俺と同じように疲れている。楽しくやりたいときもある。

25:00 明日こそは曲仕上げるぞ...と思いながら日記を書いている。救いようがない。

以上、本日の俺観察日記。