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好きなように描いていいよ

白い紙とクレヨンを渡されて

“犬の絵を描いてください。”

と言われれば、みんな、犬の絵を描ける。そりゃあ、上手い下手はあるけど描ける。

でも

“何でもいいです。好きなように描いてください。”

と言われたらどうだろう。途端に面倒なことになる。

それでも投げ出さずに、何か描こうとするその意思、すなわち才能を持ち続けられるだろうか。

僕は音楽のことで毎日毎日悩んでいる。苦しいし、手も暮らしもクレヨンでべっとり。

“楽しむことが1番大事”と言うひとがいる。
僕は楽しむことより良いものを作る方が大事だと思う。で、良いものを作るとき、楽しくない時間の方がずっと多い。楽しいわけがない。

こんなことしなくても生きていけるはずなのにねえ。

話は変わるが、毎日のルーティンに、館内放送をかける仕事がある。図書館の閉館を伝えるものだ。昨日、いつものセリフを音読しながら、

(今ゴリラのモノマネをしたらこの世界はどうなるだろう。)

などと考えていた。僕はまだ平気。ウッホッホ。


「スキ」を押して頂いた方は僕が考えた適当おみくじを引けます。凶はでません。