今日と京都

2019(R1)0811Sun

今日は待ちに待った京都一人旅…!!せっかくのnoteなので、こと細かに書き残して後で見返してわくわくしよう、それがいい!

京都駅に着く。あまりの広さに少し引く。博多も大きいけど京都は引くくらい大きい。朝の7時半くらいだったけどまあまあ人がいた。外国の人も多かった、ヨーロッパ系からアジア系、アフリカ系までたくさんの人を見かけた。さすがは日本随一の観光地…!携帯の地図の拡大縮小を繰り返しながら、まずフランソア喫茶室を目指す。でもフランソア喫茶室は10時から。本当はその前に喫茶チロルを訪れるつもりだったのだけど、祝日は休業日だということを一昨日知る。ガチ凹みした。喫茶マドラグにも訪れるつもりがそちらも休業日。完全なる自分のリサーチ不足… でもその分予定がゆるやかになったのでてくてく歩きながら京都という町を体験する。道を歩いているとふわりといい香りがして、何かと思ったらお香屋さんだった。お香屋さんくらい何処にでも有るのだけど、「京都だ〜〜!」とふわふわする。心地のいい高揚感。

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↑フランソア喫茶室

なんやかんやで到着。けれどまだ開いてないので適当に周りを散策する。近くに鴨川があって行ってみると本当に鴨がいた。やっぴーと挨拶するとばさばさ音を立てて飛んでいった。ばいびー。そしてぶらぶら中に舞妓さんを目撃する。別嬪さんだ〜〜!!とついつい眺めてしまう。今思い出したが、舞妓さんは外を出歩かないらしい。遭遇する着物に白化粧の方は観光客の方の場合が多いとか。どちらにしろ別嬪さんだったし外国からの観光客らしい人がキラキラと目を輝かせていた。イッツア・ジャパァン…! そして遂に10時、中へお邪魔する。一番乗りだったのでステンドグラスの窓が高い席に座る。レアチーズケーキと紅茶(私はミルク&シロップ)のセットを頂いた。チーズがさっぱりしてて好みだった、美味しい。店員さんの笑顔が光る素敵な喫茶だった。

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↑レアチーズケーキとミルクティー

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↑喫茶築地

少し時間に余裕があったので、三軒目に行く予定だった喫茶築地へ向かう。こちらは11時からでまたも時間があるため近くのマルイで涼みつつぶらぶらする。食品サンプルが凄くて見入っていたらいつのまにか11時。のそりと喫茶築地へ向かう。この喫茶は扉を押し開けると闘牛場にあるような小さなパカパカする扉があった(説明が異常に下手)。中はゴシック調で、地下の隠れ酒場のような、優雅かつ落ち着いた内装だった。個人的に深い茶色の木枠に真紅のクッションの椅子はとても気に入った。こちらでは、ウインナー珈琲とチョコレートケーキのセットを頂く。初めてウインナー珈琲を飲んで、珈琲の上にクリームがのった簡易的な幻想を目にして気分が上がる。しろくまカフェで「甘いものを食べてから珈琲を飲むとより美味しく感じる」と言っていたのを思い出した。確かに美味しい。チョコレートケーキも美味しい。こちらの名物はムースケーキらしいのだけど、アメリカンなチェリーがのっており、私はそれがどうも苦手なので泣く泣く諦める。チョコレートケーキも大正解だったようです。早めに来たので店内も空いており、「ふふふ我こそは穴場を知る者なり」ごっこを心の中でした。

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↑ケーキセット(チョコレートケーキ&ウインナー珈琲)

三軒目は喫茶ソワレへ。こちらは特に有名らしく、事前調査によれば開店30分前から列が出来ているとのこと。喫茶築地から徒歩1分の距離なので、1時間半ほど前から喫茶ソワレの前にある川辺に居座ることにする。さすがにまだ列はなかったが、「13時からだって〜」と喫茶ソワレ目当てらしい声が頻繁に聞こえてきて、人気を再確認する。1時間前からお店の前に「ここに並んでください」という札が出たので、そこにある通りに並ぶ。3連ちゃんで一番乗りである。ふふん。待ち時間は本を読む。ちょうど木陰があり、猛暑の力を直に受けずに済んだ。待つのはあまり得意ではないが、案外快適で良い時間を過ごした。そして13時!遂にソワレの中へ。雑誌で見た通り、青く照らされた部屋でとても雰囲気が良い。窓際だったのでちらりと外を見ると長い長い行列が!!早めに来て良かった…こちらでは名物のゼリーポンチとソーダ(ストロベリー)を頂いた。スプーンの上で微細に揺れるゼリーは、この世のものとは思えないほど綺麗で妖しく、3D映画のようなもどかしさを感じた。ソーダのストロベリーはピンクでとても可愛らしい。ただ私は赤を想像してしていた…確かに苺はピンクか… どちらも美味しかった。ただ私は自分のお腹の調子は計算に入れたいなかった。そりゃあ、冷たいソーダをたっぷり2杯も飲んだら御手洗が近くなるに決まってるのに。バスの中でひたすら耐えた。

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↑喫茶ソワレ

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↑ソーダ(ストロベリー)とゼリーポンチと推し

四軒目の喫茶静香に到着。地元の喫茶店、という感じのほっこり温まるような店内。事前にチェックし食べたかったホットケーキとレモンティーを注文。そして速攻で御手洗を借りる。幸いお腹痛い!!とらならなかった、ほっ… 待っている間、地元の方と店員さんが京都弁でお話されてた。こういう時間を過ごせるのいいなあ、と時間の緩やかな流れを感じる。そうこうしているうちにホットケーキとレモンティーが届いたので早速頂く。パンケーキではなくホットケーキ。メープルシロップがたっぷりかかっており、少し分厚めのが2枚重なっている。ふんわりとしており嫌な重さがなくぱくぱく食べてしまった。とても美味しい!レモンティーはお洒落な丸い瓶のグラスに注がれていた。見た目も一緒に美味しく頂いた。良い時間だ……

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↑喫茶静香

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↑レモンティーとホットケーキ

次は喫茶店ではなくllenoという手製ノートのお店へ行く。少し遠いが時間があるので歩いていく。道中に同志社大学のキャンパスがあった。建築がまるで、歴史ある銀行や市役所のように、モダンな雰囲気だった。今は夏季休暇のため人の声はせず。けれど、体育館から懐かしいバッシュの音とボールが跳ねる音が聞こえる。どうやらバスケ部の部活があっているらしい。この辺りの通りは観光客らしき人は殆ど見かけなかった。けれど寂しい雰囲気はなく、蝉が適度に歌を歌い、夏を演出していた。また、「甘い匂いがする」とその方向を向くと水煙草のお店があった。こんなに甘い匂いがするのか…!と少し感動。いつか水煙草、体験してみたい。日が高くなり暑さが増してきた。けれど風も吹いていたので助かった。日傘は風を受けると「陽の光を集めるんだい!」とか言いそうな形に変身した。すぐ戻した。

やっとllenoへ到着!お店は、女性の方が1人でされているようだった。暑いかっただろうから、とフルーツ風味のティーをくださった。少し道に迷って水分が蒸発した身体に沁み渡る…ありがたい。そして店内のノート達をじっくり拝見。どれも味があり素敵…!ここで私の能力、優柔不断を発揮!!どのノートを購入するか迷いに迷いまくる!!そして結局第一印象で心惹かれたノートに決める。朱色ベースに落ち着いた色の薔薇が描かれた素敵なデザイン。すると店主の方が、通常150円する栞のチャームをサービスでつけてくださるという!なんという神待遇… 少し迷って、昔の日本通貨のチャームを選択。優しい気遣いと心のときめきが有り余るノートに、大満足でした。

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↑誠光社

最後に誠光社という個人経営の本屋さんへ。自分の将来的にも是非行ってみたいところだったのでわくわく。店舗は少し小さめ、けれどたくさんの本が訪れる人々を魅了していた。私も勉強のことを忘れ本棚を隅から隅まで物色していた。見覚えのある本、全く見たことのない形の本、様々な本に出会え、是非欲しいと思える本を購入できた。店主の方に「どのように本を仕入れているのですか?」と訊ねると快く話してくださった。誠光社では問屋さんと契約しておらず、出版社から直接仕入れているとのこと。webサイトや大型書店で最新の本をチェックし、気になる本をセレクトして仕入れるのだそう。一般の本屋とは異なる方法であったが納得だった。店内は出版社別やあいうえお順ではなく、テーマ毎に本が並べられていた。以前『TSUTAYAの謎』を読んだことがあるが、そこでも蔦屋書店はテーマ毎に本を並べているとあった。その本には「生活提案」をするためだと書いてあった。単なる本という「モノ」ではなく本によって得られる「ライフスタイル」の提供。とても興味深い話を伺えて本当に良かった、感謝。

この日は予約していたゲストハウスへ向かう。気さくな店員さんと清潔な部屋。ああ素晴らしい…今日は充実した1日だった、幸せな疲労感だ。楽しかったなぁ…ふぅ、おやすみ。

#日記 #京都



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