人は偶像(アイドル)に何を見るか

めちゃくちゃ久しぶりの投稿です。前回記事はPカップの前だって、50日くらいも前じゃん。ノクチルGRADやイルミネLPの感想書こうとして忘れてました。気が向いたら書きます

今回の話はLanding Point霧子編です。がっつりネタバレですので避けたい方はここで閉じていただいてもろて。

LP編霧子のお話は、霧子をベースにした家庭用コミュニケーションロボットを制作することになり、そのベースデータを集めることを協力するために霧ちゃん(ロボットの愛称)と霧子が生活するお話。その中で霧ちゃんへの意見を聞いているうちに霧子はわたしが何なのかわからなくなる、というストーリーなのですが個人的に感じたのはアイドル(霧子)ってどういうものに見える?という私たちへの問いかけでした。

霧ちゃんは霧子とはこういうところが違うからもっとこうしてほしい、こういうところが霧子っぽくてうれしいなどといった意見の中に霧子の強さやいい点が書かれているのですが、それを霧ちゃんに求めているのか霧子に求めているのかという点で悩んでいく中で「ライブ中はいつもみんなの歌や声を聴いていて私も誰かに聞こえるように歌って、その中に人に与えられる感動があるといいな」という受けたものを吸収して、耀かせて見せるという「幽谷霧子のアイドル」を霧ちゃんに、ファンに見せてあげたいと思う幽谷霧子というアイドルを好きだなぁあと。

この話としては偶像はどう見たいかを映しているという話でもあるので僕が見たい幽谷霧子という偶像はそういう偶像で、ほかの人がこの話を見たら違う見え方がするんだろうなと。そういう点である意味で鏡なのかなと。

そして霧ちゃんの心がある前に霧ちゃんにむかう心があってほしいという話がアイドルとファンという関係性なのかなって思いました。アイドルである霧子がファンから演じてほしいと思われているアイドルをできていたらいいなという終わりの方の言葉がすごく重く感じました。

「あなたに見えているものがわたしの形をしてたらいいなって、いつか来る時間にむかって歌ってます。そこにきっとあるはずの心にむかって」という言葉がすごく好きでした。ファンが見たいと思っているアイドルを演じられてたらいいな、優しいアイドルであったり自然を愛するアイドルであったり。そのファンから受け取った声をきいて成長していきます。霧ちゃんが成長していったように― そんな意味に捉えたいなと思えました。多分これが僕に見えているアイドル幽谷霧子さんなのかなと。

是非これで気になった方は自分の耳と目で体感して自分が見たいと思えている偶像(アイドル)を見ていただきたいです。

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