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「ファン化を考え始めた」2023年2月振り返り

Jリーグ(J1・J2)が今月開幕した。サッカーをやめてからの方が良くサッカーを見るようになった(速報とハイライトくらいだ)が、それもたまたま近いようで遠くにある絶妙な距離感にサッカーが位置づけしているからだ。

Jリーグ開幕からいろんな選手を軽く追うようになった。後輩(といっていいんだかわからないが)の数が年々増えている、Jリーグを引っ張る存在になった川崎フロンターレは、なんと健人(橘田健人選手・川崎フロンターレの今シーズンのキャプテン)が率いている。フロンターレには去年W杯にも出場した視来くん(山根視来選手)、ギリギリ被っていないが後輩にあたる山田新選手はプロ初ゴールを既に記録していて、今後のフロンターレを担っていく選手になることを感じさせる。

なかなか出番が回ってこないが、フロンターレのキーパー早坂(早坂勇希選手)は実際に去年僕が睡眠を教えただけでなく、睡眠講義の開催を早坂の母校に繋げてくれた。正直フロンターレのメンバーを見るときに最初にキーパーを確認するのも、早坂が出ていないか、ベンチに入っていないかを確認するためだ。

J2ではゼイン(イサカゼイン選手:モンテディオ山形所属)が移籍後初ゴールを記録した。まだ独立して間もない時期に睡眠の相談をしてきたゼインのスポーツに向き合う真摯な姿勢には脱帽するし、それと同時に不思議と応援したい気持ちになる。ポジションが被っていただけにライバル関係だったのはとうの昔で、今はもはや選手とファンの関係性だと思っている。

同じくJ2で今年から初参戦のいわきFCはここ数年優人(山下優人選手:いわきFCの今シーズンのキャプテン)が率いている。優人に関してはただの友達の感覚だが、サッカーに向き合う姿勢は当時(僕がまだ大学生のころ)から違っていたのだろうと今のステージを見て感じる。これももはや友達であり、選手とファンなのであろう。

2021年から1年間にも渡り睡眠指導を受けてくれた宏樹くん(佐々木宏樹選手:FC下関バレイン所属)はFC刈谷がJFL所属の年に睡眠講義までセッティングしていただいて、大変お世話になっている選手である。FC刈谷ではキャプテンも務め、おそらくコンフォートゾーンに突入したあたりで今年は別のチームへ移籍した。ご家族のいる中でこのような決断はそう簡単にできるものではないと思うし、なおかつ移籍先が決まっていない状態で新たなフィールドを探し、キャリアを継続する決断はなかなかできないと思う。選択そのものすら尊敬するし、今後も今まで全くスコアを見てこなかったFCバレイン下関の速報を追うことになるだろう。

選手を全て上げるとキリがないが、今までずっと「友達が出てるから」という感覚で見ていたが、もはやそれは僕自身が「ファン」になっているのだろうと感じ始めた。
それは、少なからずその選手の人間性に魅力があるからで、プレーを見たい、結果を見たいと思わせる何かがあるからなんだと思う。

話をサッカーから急にビジネスに戻して恐縮だが、昨年末に設立した会社の強みをどこに置くか、どこに置けるかを考えた時に着目したのが運用や「カスタマーサクセス」だ。カスタマーサクセスの鉄則としては顧客をいかにファンにさせるか。が重要になる。丁度このあたりを一年前の新宿ビジネスプランコンテストでアクセラレーションをしていただいた朝岡さん(朝岡崇史:株式会社ディライトデザイン代表取締役)にもいろいろ教えていただいて、一年越しで自分ごとになった。

ユーザーエクスペリエンスを高める施策は何があるのか、カスタマーサクセスとしてハイタッチで関係性を築くのか、ロータッチがベストなのかなど、僕が当初考えていたよりも多くの検討材料がありそうで、それに応じて成果が変わるとなるととてもワクワクしている。

いずれにしても、僕たちのサービスNemieluのファンになってもらう必要がある。さらにいうと株式会社ネミエルのファンになってもらう必要がある。ネミエルが開催したイベントなら、ネミエルが提供するプロダクトなら。ネミエルが運営するプロジェクトなら、安心して参加ができて、必ず良い眠りができるよね。そこを目標にしなければいけない。

さて、1月にプロダクト修正に思ったよりリソース配分ができることを少し記述したが、2月は余った時間を構想に使い、手伝っていただいている方にもプロダクト改善におけるプロダクト修正案が正しいかなどを検証する計算をひたすらしていただいた。あらゆる角度からプロダクトを通してどのような価値を届けられるか、プロダクトを利用したサービスにどれくらいの付加価値があるのかを考え続けたのが今月だった。

今月はVC(ベンチャーキャピタル)数社と面談をして、しかもかなり大きいところやビジネスメディアでも取り上げられるような方とお話することができ、大変刺激的だったが、その中でもプロダクトについて問われる場面が個人的には目立ったと感じたため、なるべくリソースを割くというより、情報の集約と決断を早くしようと動いた。

著名VCの方にも「ベンチャー界で一番サッカー上手いんじゃないんですか?」なんて話でも盛り上がった。そんなことはない。ドリブルとミドルにはスタートアップ界隈では自信があるが、きっと鍛えてばかりの筋肉社長(特定の人をイメージしているというわけではありません)に潰されるのがおちだ。これはプロでもきっと同じだ。

散らばった話をダラダラと書き綴ったが
今月をまとめると
「刺激が多く、ファンの作り方について、自分がファンとしての立場とプロダクトを開発する立場とプロダクトを運用する立場と、様々な視点から考えることに力を注いだ」月だった。

来月はリリースやセミナー、新たな動きがちらほらと出てきそうで、動きい方も少し変化(および変化する準備)が出てきそうだ。
相変わらずVCさんと話すときも、友達と話すときも、取引先と話すときも、
「世界の睡眠不足を解消したいんです!」って言い続けて「睡眠をあと30分でも1時間でも多くとることができる社会になれば、本当に世界が変わると思うんです」と言い続けている。
これは本気で思っているし、この仮説を検証するための起業といっても過言ではない。壊れたレコードのようにミッションを掲げ続け、言い続けながら、これからも日々の変化や感性に行動を委ねていければと思う2023年2月末。


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