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見に行った展示2023年4月~6月

今月は展示は少なめ。
S-HOUSE MUSEUM(2023.04.09)
同期岡山旅行にて訪問。岡山中心部からバスで向かう。
建物は、SANAAの初期建築のリノベ。

フレアが入ってしまっている…

恐る恐るドアを開けると、館長の花房さんが来てくれて簡単に館内案内をしてくださる。
チン↑ポム、目、加藤泉などマジでそうそうたるアーティストの作品が一堂に集結。そしてその展示空間が家と美術館の中間なのが面白い。加藤泉作品がかなり収まりよかったな。

チン↑ポム作品
目作品
加藤泉作品

一番ぐっと来たのは太田三郎「石の小箱」(トップ画像)かな。あとトイレの中の映像作品もよかった。
二階に大きな机があり、いろいろと資料があったのでくつろがせていただいた。映像作品も特別に見せていただいた。統合失調症の姉と夜中に散歩に行く様子を、姉と自分どちらにもカメラを付けて撮影。そのビデオを重ね合わせる作品。展示作品とは趣が違って、とてもよかった。

同期が突然「ここ来たことあるわ」と言い出した。大学の時見学に来たらしい。へー。
自分のコレクションをぎゅっと集めた美術館をつくるって夢だな…。素晴らしかった。花房さんありがとう。

全プリキュア展 名古屋会場(2023.04.28)
出張ついでに。全プリキュア展という名前がたまらなく良いよね。ロゴもとってもかわいいし。
お客さんは同世代~少し下の女子が多かったな。
ただレギュレーションも動線も展示自体も満足いくものではなかった。
まず一眼レフ禁止の掲示、まあこれはわかる。ただHPとかに記載あったっけ?
で、SONY RX100で撮影していたら、係員さんに「それって一眼レフですか?」と言われる。イラっとを通り越して呆れるよね。一眼とコンデジの違いが判らん奴にそんな役させんな。

冒頭の各シリーズ書下ろしビジュアルは超よくてたくさん写真を撮っている人がおり、「ここでしか見れないかも」と思ったがきっちり図録に掲載されてたな。一方で「これは図録に載るだろう、その時に読もう」と思ってたarcaさんプロデュースゾーンは掲載されていなかった。もっとじっくり見ればよかった。

arcaさんゾーン。めっちゃよかったんだけど、展示空間で文字を大量に読むのは大変

作品ごとに設定資料やおもちゃ、あと昔プリキュアストアにあったフィギュアが展示されている。
見ごたえは十分なんだけど設定資料はキャラクターデザイナーごとに書籍で出てるし、展示のしつらえもぶっちゃけ文化祭レベル。

変身モニターは超~~よかったけど、推しを狙うために座り込んで見ている人が多く、そこまで広い空間でもないので割とストレス。
あと動線が狭く、人が立ち止まると迷惑になるポイントがいくつかあった。

佐伯祐三 自画像としての風景 中之島美術館(2023.06.16)
有給で眼科とかいろいろ行った後に、15時くらいからGO。
「自画像としての風景」って良いな…

佐伯祐三については本当に何も知らなかったが、よかった。
大阪出身からの東京に絵を学びに出て、フランスとかにも留学に行ったが、若くしてフランスで亡くなったらしい。
このキャンバスは裏表両方に絵が描かれていて、これは夜のノートルダム。裏には怖めの自画像が書かれている。

これは東京の風景。いい。うまい。日常の風景って感じがする。

これも東京の絵だったかな。高架トンネルをわざわざ絵にしちゃうとこ、好き。

これはフランス。こういうごてごてした風景が描きたくなるの、わかる。そしてごてごて感がいい感じ。

フランス時代の絵は、看板や掲示がしっかり書き込まれているものが多い。わかる。言語は土地のアイデンティティなので。

油絵が超描きたくなった!良い展示でした。

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