入院人間観察記　#19 義理の兄からの電話

義理の兄からの電話

ワクチン接種の予約変更で手間取っていた山口さん。クリニックとのやり取りの後に電話がかかってくる、義理のお兄さんからだ。

前回の時は、これ以上入院が長引くのであれば仕事をやめろと言われていた山口さん。そんなお兄さん、今度は実際のところを確認するべく直接医者と会って話させろ、と言っているようだ。少し困った様子の山口さん、まずは先生と話して確認してみると伝える。自分の容態も良くなっているので近いうちに退院できるはずだと。実際は倒れたり、調子が悪くてご飯が食べれない事が続いているのだが。

ひとまず電話が終わりほっとした山口さん。看護師さんに事情を話し、担当の医師と義理の兄が会って話させてほしいと伝える。看護師さんは、先生も忙しいから予定を確認してみると返す。病人も自分の病気の事以外も考えないといけないから大変なところがある。