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入院人間観察記 #23 オムツの大変さ

オムツの大変さ

寝たきりの患者さんであるヒデオさんが大変そうなのがやはりトイレ。基本的には自分でトイレに行けないので常にオムツをつける事になる。オムツをつけるという事は定期的に交換が必要となり看護師さんに替えてもらわないといけない。もちろん病室での交換になるので交換時はにおいが部屋に漂う。これはオムツを使っている本人も気にかける事で、同じ病室の人も大変な部分。オムツを使うことになるとこんな感じになるのかと。

これは看護師さんも大変な部分で食事後に利用している患者さんのオムツを一斉に交換したりしている。これが毎日の事なのでなかなか大変だ。一度患者さんが便秘でオムツを使う中で下剤を使ったところ、ちょうど昼食のタイミングで出てしまい大変になった場面もあった。

そういう意味での病室という集団生活は大変な要素がある。ヒデオさんはそんな状況の中で生活を送っているが精神的には安定しているようで不満を態度に表すような事はしない。いつも外の猫を眺めて過ごしているようだ。




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