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入院人間観察記 #3 山口さん

山口さん

病室の5人のうちの一人、山口さん。部屋の位置的には右側の真ん中。どうやら入院には慣れていない様子。普段の生活では朝にちゃんと体を動かしていたみたいで、健康を維持していたみたいだが、コロナの影響でそのリズムが崩れたみたい。5人の中では一番律儀そうな性格。

なぜか病院に段ボール箱いっぱいの「せとか(果物)」を持ってきており、お気に入りの看護師さんにワイロ?として渡している。知り合いの農家に頼んで選りすぐりのせとかを毎年取り寄せているようだ。入院生活でこういうコミュニケーション手段もあるのかと感心した。たしかに看護師さんの対応が少し丁寧に感じる。

入院生活を送っていると感じることは、お通じの調子がいつもと違う事。もちろん体の状態がいつもと違うのはあるが、病院にいると横になっている状態が長く体も動かさないので腸も反応しないようだ。山口さんも便秘に悩み、しばらく出ていなかったので看護師さんに相談し坐薬を使ったところ、どうやら水分も一緒に出過ぎたのか、そこから体調が一気に悪くなってしまった。その後、色々な展開が山口さんに待ち構えている。

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