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ガジェット:苦節1か月、MBR環境からUEFI環境への移行に成功する。来るなら来い、Windows 11

 今は分からないことばかりだけど(DISKPARTの誤操作でシステム全消去)
 信じるこの道を進むだけさ(バックアップ元からの無限復活)
 どんな敵でも味方でも構わない(玉石混交のネット情報)
 この手を放すもんか真っ赤な誓い(Windows RE環境を入れたUSBメモリ)
 いつまでもいつまでも追い続けるんだ(プロンプトのエラー文字列)
 どこまでもどこまでも明日への勇気を(酒とポテチとエナジードリンク)

 どこま~でも~、どこま~でも~、燃え滾るハート(麻辣麺)を~、お前とおおおおおッ!


 というわけでどうも、素浪汰 狩人です。武装錬金は見たことないですが、福山芳樹=サンの『真っ赤な誓い』は名曲ですね。震えるぜハート!

 それはともかく、ようやく当初の想定通りに着地させられました。

 やっぱネットの集合知ですよ。クソの役にも立たない公式フォーラムと、良く分からん謎に詳しい個人サイトの情報をかき集め、漫画の主人公ばりに諦めない心をインストールしたら、後はひたすらトライ&エラーである。

 いやー……マジで心折れましたわ。1か月前。

(怒涛のツイート3連投でもだえ苦しむ素浪汰 狩人である)

この時期、具体的に何をやってたかというとだな……。

 SATA SSDから、M.2 NVMe SSDへストレージを移行しました。

 というか、具体的にはマザーボードを、より根本的にはCPUもろともに、総取っ換えしちゃった感じです。記憶領域ストレージだけは前PCから流用する形で。

 普通なら再インストール案件ですな。他人になら私とて再インストールを推奨するモン。絶対にその方が、長期的にはコケるリスクが少ないからね。

 だが私は再インストールせず、現環境からのクローン移行に固執した。

 なぜなら、環境の再構築が死ぬほどクソ面倒臭いからだ! ドン!

 みんなゴメン。中古のi7-8700買っちゃったよ……(16,750円)。最終的に諸々の諸経費込みで8~9万円ぐらいかかっているので、第12~13世代辺りのCore i3~i5で組んでも全然おつりが来るレベルの出費を払ってしまった。

 こりゃイカン、典型的な安物買いの銭失い。完全に安く上げようとして、金がかかる負のサイクル。良い子のみんなは絶対に真似しないで、大人しく最初から新品を買おうね! 素浪汰 狩人おじさんとの約束だぞ!

 ところで、前に使ってたAMD Phenom II X6 1100TのPCは付属部品込みの完動状態で中古屋行きとなり、中古4,000円にて売却できました(血涙)

 まあ、マザーボードのGIGABYTE GA880-GM-USB3なんて、PCIe2.0世代の骨董品も骨董品だからなあ。売却5,000円切るかなと思ったら案の定である。

(☝在りし日の我がPC。就職直後から10年選手で働き続け、貧乏時代の私を支えてくれた。末期はノートPCに活躍を奪われがちだったのは内緒だ)

 まあ昔話はどーでもいい。Windows 7時代から頑張り続けた彼の遺伝子は新PCのM.2 SSDの中で、今も生き続けているのだから。比喩でも何でもなく物理的に。いやPCだから論理的にと言うべきか? 遺伝子を継承している。

(レジストリに含まれたデータの残骸、システムに隠れたエラー諸共にね)

 クローンゆえ、物理肉体としての「彼」はその肉片の一欠片さえも元来の彼と同一ではないが、データ的には間違いなく100%真正に彼そのものだ。

 何だろう、現代的な感覚で言うなれば、Apple環境でMacintoshやiphoneのPC/スマホの記憶領域を相互にバックアップ、個人データを引き継いだまま永久にシステムや機器を更新し続けられるゾンビ商法のようなものだ。

 Windowsでもそれが出来るの? って思うじゃん。やりようによっては、出来るんだなこれが。まあ、誰も教えてくれる人がいないから、全部自分で一から調べてやる羽目に、おかげで死ぬほど苦労させられたけどな!

 よもや、会社のPCの近代化改修を繰り返した知見がここで生きるとは。


具体的に何をしたのか?

 まず、目的地。PCを近代化しつつ、一回りスリムにすることですね。

(☝左・新ケース。右・旧ケース。)
(☝手前・新ケース。奥・旧ケース。)

 このASUS PRIME AP201。パソコン工房で12,880円くらいで買ったんだが無機質なデザインがいい塩梅で気に入ってる。側面がガラス板ではないので割れる心配が無い。何よりピカピカとゲーミング発光しない。まあ、中古で買ったASUS PRIME H310マザボが、通電待機状態でオレンジ発光するという有難迷惑な仕様のため、網目を光が突き抜けて見える欠点はあるのだが。

 あとこのケース、通気性が良好な利点は、そのままケースファンの爆音がケース外まで突き抜けるという、煩さの欠点にも繋がるのだが。少なくともこれを動かしたままで眠ろうとするのは、まあまあ挑戦的な行いではある。

 まあハードウェア的な説明はこの辺にしておくとして、問題はソフトだ。

 私の場合、10年前のWindows 7から(前のPCはGTAⅣをプレイするために買ったようなものである)、Windows 10環境にアップデートした経緯ゆえにストレージがMBR/マスターブートレコード仕様のまま放置されていた。

 来る2025年Windows 10サポート終了、新時代のWindows 11においては、要求仕様が一新され、UEFI環境でないとダメとなってしまった(実はもっとずっと事細かい仕様がある。TPMの導入とか。面倒だから説明は省くが)。UEFI環境ということは、ストレージをGPT/GUIDパーティションテーブルに変更しないと動かすことが出来ない。システム根幹の互換性が×なのだ。

 旧来のBIOS起動するゴミクソ旧世代PCなどお呼びでないのだな。

 悲報! Sandyおじさんならぬ……Phenom IIおじさん死す! てな具合にならないために、さすがの私も危機感を覚え、機器の更新に乗り出した。

 まあ、その辺の紆余曲折は冒頭に記したので、ハードウェア的には何だかいい感じに部品が買い揃えられたことは、お分かりいただけたと思うが。

 Intel 第8世代 CPUで構築した環境にいざソフトウェアをクローンすると、まともに動かない。つか最初はWindows Updateすらまともにできなくて、マジで難儀した。それを色々調べていく内に、どうやらマザボがシステムを起動する時のブート方法が、UEFIでなくBIOSなのが問題だと悟ったワケだ。

 私がPCを買った2011年前後の時代、一般的であったパーティション方式のMBRでは、BIOS(キーボードでカチャカチャ動かして設定を弄るタイプの、かなり原始的なソフトウェア)によって起動する。現在主流のGPTの場合はUEFIと言って、マウスで直感的に設定項目を選べる改良システムが使える。

 まー、ぶっちゃけた話、市井のPC利用者の9割以上は、BIOSとかUEFIとか開いて弄ること自体、皆無だろうと予想するが。やってる君たちは選ばれし強者どもだぞ。PCリテラシーが一定以上あることを自覚しよう。

 PCリテラシーが一定以上あるとどうなるか? 世間一般的PCユーザーと、PCを使うにあたっての心構え、トラブルの対処等、話が全く噛み合わない。

 貴方が運や人脈に恵まれてない限り、PCのトラブルは自力救済が基本だ。

 だが安心して欲しい。ネットの海は広大だ! 私が出会ったトラブルは、以前に誰かが通った道(そしていずれ誰かが通る道)。大抵の失敗に関する知見は、ネットの片隅に転がっている。後はそれを拾い上げるまでだ。


⚠注意:以下のリンクの行為はある程度、PCに慣れた人向けです。⚠
⚠分からない人が無理に真似をして、PCを壊しても責任は取れません⚠

(☝私がページ下部のコメント欄にクソ長コメントを打ち込んでいる。私の環境でどういうエラーが起こった方は、上記のサイトを見て頂きたい)

(クローンして、記憶領域を弄ったら、大抵はブート領域がブッ壊れるのでその直し方。実はBIOS/MBRインストールでの復旧ももう死ぬほどやった)

 どれだけPCの知識があったら真似していいかだが、私の独断と偏見による目安としては、最低限『Diskpart』が弄れる人。それに自力でWindows 10をダウンロードして、USBメモリなり何なりに回復環境を構築できる人。

 それが出来たとしても、実際まあまあドツボに嵌る可能性が高いんだが。

 少なくとも、Diskpartと言われて何が何だか分かんないヤツは、自力でのmbr2gptは絶対にやめた方がいい。クローンの環境移行など以ての外だ。

 もうマジでゲロ吐きそうなぐらい苦労した。もう何回、匙を投げて一から再インストールしようと思ったか。諦めないでトライ&エラーし続けたが。

 だって環境の再構築、面倒臭いんだもん! 具体的にはSteamからDLしたゲームを一つ一つDLするの! こちとら光回線無いんだぞ、ギガ死するわ!

 まあ、なんだかんだでできました。まさか、記憶領域のパーティションの配置にちょっとしたコツがあったとは……(詳しくは上記のmbr2gptについて書かれたリンクの最下部にある、私のコメントを読むが良い)。

 後は、上に書いてないことで私も引っかかった先人の轍として、起動した状態でのWindows Powershellによる、mbr2gpt.exeが動きません問題かな。

(☝本当に、ありとあらゆる人が深みに嵌っているのだなと……感心)

 端的に言えば、USBメモリでのWindows RE環境から動かせばよい。

 Windows REというのは、Windowsの回復ドライブの一種。USBメモリ等メインのPCから切り離した記憶領域に入れることで、気軽に持ち歩くことが可能で、いつでもどこでも呼び出せる必要最低限のWindows環境なのだ。

 これがあるとチョー便利。つかこれが無いと始まらないレベルにマスト。

 根本的にWindows(というかOS)がブッ壊れてる環境では、当たり前だがWindowsが呼び出せないわけだ。でも、Windowsを直すのに一番簡単なのは同じWindowsを使うことなんだよね。手軽にできるスタートアップ修復からコマンドプロンプトによるDiskpartやBcdbootまで何でもござれである。

 何か良く分からんけど、起動したらWindows10が二つある!? そういう時はコマンドプロンプトを開いて……Bcdedit /enum でブートローダー一覧を読み出して……Unknown……って何じゃこりゃ! 犯人はお前か! 消せ!

 どうしてこうなってしまったのか(溜め息)

 私は何年たってもPC素人、先人が遺した知見に食らいつく餓鬼道です。

 私はどこの誰とも知らない人たちの親切によって活かされている。

 なまんだーぶーなまんだーぶーなまんだーぶーなまんだーぶー……。

 暫くはもうPC弄りはやりとうないです(真顔)



【ガジェット:苦節1か月、MBR環境からUEFI環境への移行に成功する。来るなら来い、Windows 11 おわり】

From: slaughtercult
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