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遠い日の幻影は今も尚遠かった

#全力で推したいゲーム
というお題がNoteにあったので、
前に書いた「自己紹介をゲームで語る」では一切出てこなかったが、間違いなく中の人の人間形成に一役買ったゲームを紹介しようと思います。
 もう間違いなくサムネの画像で一発で分かると思いますが、なんでこのキャラの名前なんだとツッコミしたい人もいるだろうが、あまり気にしないでやってください。中の人はエミュレータで何年も何年もキャラクターの名前を変えて遊び続けているゲームなのです。

 それが「かまいたちの夜」ですね。いちおう言っておきますが、SFC版で、その後のリメイク等はよくわかりませんが、SFC版限定で話をさせてもらいます。



 このゲームを買うきっかけは知りません。姉貴が買ってきました。多分、当時テレビでCM流れたりしてましたから、欲しくなったのでしょう。
 当時中の人はJK1~2年生。姉貴は短大1年でした。
 まぁそんな訳で大半が姉貴がプレイするのですが、俺はその隣で座って文字を読むというのがお決まりのスタイル。
 が、全然クリアできない。何せ推理ゲームなのに、俺も姉貴もろくすっぽ推理すらしていなかったという有様(笑)
 最初は勿論バッドエンド直行でした。バッドエンドの後に流れる音楽が最高に大好きで×1000。なんだこの曲は?! サウンドノベルってこんないい曲流すのか?! と驚嘆しながらCD屋に直行してサントラを買いました(爆

 当時仲の良かった同級生のお兄さんがこれをプレイしてたので、学校でその子からお兄さんを通じて、攻略方法を話し合ってました。当時中の人はお小遣いが高校生だというのに千円しかもらえてませんでしたから、攻略本なんて買うのは相当大変だったんです。20数年前でこれしか貰えてない高校生っていたのだろうか??(滝汗

 まぁそんな微々たるお小遣いだったので、ゲームソフトもあまり手に入れることができなかったんで、かまいたち~は相当やりこみました。さすがに金のしおりにはできなかったし、某特殊ルートから行ける3Dダンジョンのルートは知りもしませんでしたが。
 今ではプレミア価格になっているサントラは上記の通りですが、別ルートの物語が書かれている攻略本も買いました。そして中の人はかまいたち~を通じて、初めて自分が今まで知らなかったジャンルの物語と出会うきっかけにもなりました。
 ミステリですね。


  ゲーム以外では、かまいたちの夜の作者である我孫子武丸先生の著書を片っ端から本屋を廻って廻って探しまくり、見つけたものはほぼ読み漁りました。当時はまだWindows95も出ておらず、本を買うのは書店に注文するか、自力で探し回るしか手段がなかった頃でした。
 少なくとも女子高生が読むべきではないであろうセンシティブで猟奇殺人を扱った「殺戮に至る病」も当時読破してますね。あれは面白かったし、サイコパスな主人公とその最後のどんでん返しに頭が混乱したものでした。
 ただ、中の人はまだウブなJKだったためこういうの(ああいうのです)に相当疎くて、え? ホテル? ええ、ナニを突っ込んで何をすればこうなるの? えええええそれ何?! とか心の中で叫びながら読んでたのを今でも覚えてます。。

 我孫子先生の当時出ている本を全部読破すると、次は別の日本人ミステリ作家をあれこれつまみ食いするように、通学時間や家ではミステリ小説を貪るように読みふけりました。
 高校を卒業し、大学落ちて(笑)専門学校に入った頃には初めて大作RPGゲームとの邂逅もあり、色々あって今に至りますが、今現在もミステリは読んでますし、俺の部屋はミステリ含めた本だらけとなってますね・・(汗


 かまいたちの夜はいくつかに別れて〇〇編、のような感じで分岐していくのが割と斬新でした。最初の方は殺人が起きるのと同じ始まりだったのに、分岐を変えるとがらりと話が変わってしまうシステムが好きでした。
 中の人が最も大好きなのは「スパイ編」ですね。分岐直後のヒロインの態度の変化から、夜一人で過ごす主人公の部屋に入ってきたOL三人組の一人。そして彼女の美人局にまんまと乗っかる主人公……ここで暗転。
 この導入の流れが最高に大好きでした。が、主人公はこの後何をするんだ?と疑問に思っていました(まじかよ
 その後の展開も好きで、今でもたまに読みたくなるシナリオですねえ。
 因みに好きなキャラはいません(爆死
 いやぁ、、誰もかれもがシナリオ変わると様相も身分も態度も変わったりするので、どうもこう、好きだなーって思えるキャラはいないんです(汗

 ……でも、例外は一人います。河村亜希ちゃんだっけ。眼鏡をかけた一番仕事ができそう(透曰く)の子。
 名前でぴんときた人はすごいですが、中の人の同人活動で使っているペンネーム、速水亜希の“亜希”はこの河村亜希ちゃんから取ってるんですねー
 じゃあ“速水”はどこから? と思うでしょうが、これまた我孫子先生の書いたミステリ小説のシリーズで「速水三兄妹」シリーズというものがありましてね。そっから苗字を取って「速水亜希」として使ってます。
 同人サークルを立てて活動を始めた18歳の頃からずーと同じPN使ってるので、如何に我孫子先生に影響を受けたかがわかります(笑)


 かまいたちの夜から始まった影響は、割と大きいものでした。こうして書いてみると他にも色々あったのを思い出したりして。
 ネットが無い時代でも友達や周りとの情報交換とかで割とゲームが攻略出来てた時代だったのだなぁと、感慨深く思います。
 そしてそんなアナログ時代に、輝いたゲームとの出会いは自分の生活や人生に大きく影響をさせ、またこれからもさせ続けていくのですから、今後もゲームや、それ以外の出会いを大切にしつつ、同人活動続けていく所存ですね。

 一応、今も小説はブログの方に書いてたりします。現在はFallout4が同人活動の主なジャンルと占めているため、そっちの方でもややミステリ的な話を書いてたりしますw
 ミステリって読むと止まらないし、自分でトリックや話を作るのも楽しいです。何か面白い小説読みたいなーとおもったら是非我孫子先生のミステリ、オススメですよ。


それでは最後に一言。
一度はペンション・クヌルプに行ってみたい!!!!

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