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Quality Engineering - 品質をリードして、最高のプロダクトを創る

Quality Engineeringは顧客とビジネスの利益に直結する生命線

Slalom Buildはクラウド・データ・AI/ML・デザイン・自動化を組み合わせた高度なプロダクト開発をアジャイル・お客様チームとのCo-Creationで行うことを得意しています。私たちはそんなプロダクトを総称して「Intelligent Products (IP)」と呼んでいます。様々な業界やビジネスシーンでそのようなIPは可能性を秘めており、本事業で培ってきたハード/ソフトのアセット、ノウハウ、知財などをレバレッジしつつ、急速に発達し複雑化するテクノロジーを取り入れて、ソフトウェア分野に新たなビジネスモデルで参入する企業のサポートがSlalom Buildでは増えています。

それは継続的にプロダクトを進化させて事業成長させる旅に、アジャイル精神を持つチームで臨むという事です。そこには常に顧客満足と事業成長をサポートする「品質」が必要とされます。品質戦略を練り、開発プロセス全体を通して自動化プロセスを整え、アジャイル開発の速度と生産性を向上させることは顧客とビジネスの利益に直結する必要不可欠な要素です。旧来からの「Quality Assurance」の考えやプロセスを持つ企業、もう少し具体的言えば、ソフトウェア開発やIP開発を進めていくアジャイル開発の現場にQuality Engineeringの介在がない場合、ビジネス低下を招くリスクを抱えています。

ビジネス低下とは例えば何でしょうか?
私たちがよく聞く課題の一例です。

ソフトウェアエンジニアがテストも兼務しているが、各々で属人化しているためベロシティが上がらず非効率。ノウハウも溜まらない。結果的に開発が停滞し…(以下、略)

アジャイル開発を行なっているつもりだが、ビジネス(LOB)側からの要求で開発の優先順位が頻繁に狂い結果的にバックログが溜まる。品質は後追いになりがちで、結果的に属人的・マニュアル検証になり….(以下、略)

上記により、ビジネス(売上やプロダクト価値)にどのような影響の可能性がありそうか想像できるかと思います。

品質はコラボレーションによって生み出される

そんな「品質」を専門とする領域がQuality Engineering (QE)であり、Slalom Buildがプロダクト開発において重要視する1つの要素です。私たちはQuality Engineerと呼ぶ専任担当をほぼ全てのプロジェクトにアサインしています。他方で、アジャイルでソフトウェア開発を行う場合、全員が品質にオーナーシップを持つ事が重要だと考えています。Quality Engineerは品質に責任を持ちつつも、アジャイル開発の各メンバーと密接に連携しながら品質戦略、テスト戦略、自動化戦略と実践など各側面においてリードしていくキャプテンであり、プロジェクトメンバー全員によるコラボレーションが大切になります。Slalom Buildでは大きく以下4つを注視しながらプロダクト開発を実施しています。

Slalom Build Quality Engineering Approach
  • コラボレーション:全てのエンジニアが緊密に連携し、各々の専門知識を組み合わせて検証プロセスを構築する。

  • 品質戦略:最後にテスト検証するのではなく、品質戦略を持ち、開発プロセス全体を通してテストが可能である体制を築く。

  • 網羅的なアプローチ:全ては顧客満足を焦点として、品質に対して全方位的に網羅するアプローチを確立する。

  • コード中心:コード中心の自動化を導入し、プロダクト開発と自動化の障壁を無くす。

上記で触れている網羅的なアプローチとは以下です。

Slalom Build Quality Engineering Approach

見て分かる通り、継続的にグロースを狙う前提のソフトウェア開発では、Quality Engineerをアサインするだけの仕事量(網羅的なアプローチ)があるのです。そんなQuality Engineerはアジャイルセレモニー(スクラム)では以下のような役割を果たしていきます。

Slalom Build Quality Engineering in Agile Ceremony

そして、Slalom Buildは上記を、お客様チームとのアジャイル・Co-Creationの中で実施することで、お客様チームにQE概念とノウハウをトランスファーしつつ、テスト自動化をDevOpsパイプラインに組み込まれるようすることで品質を高度化していきます。

品質とは多くの価値を生み出す根幹

Quality Engineeringを実践することが大きく以下の価値をビジネスに還元できると考えています。

  • 技術的な負債:蓄積された技術的な「負債」を消化し、本質的に対応すべき開発に力を注ぐ環境作り。

  • プロダクトドリブン:組織サイロ化の障壁を壊し、1つのプロダクト開発に焦点を当てたチーム体制と環境を創る。

  • 高速なマーケットイン:開発体制とプロセスを最適化することで、チーム全体で高い品質を実現し、市場投入までのスピードを向上させる。

  • ロイヤリティを高める:より良いプロダクトチームを作りつつ、より良い顧客体験と満足を提供する。

  • すべてを加速させる:品質とは全ての根幹であり、QEとはコストセンターではありません。プロダクトの成長スピードと長期的な価値に繋げます。

Quality Engineering/DevOpsに焦点を当てたWorkshopの提供

SlalomではQuality Engineering/DevOpsにフォーカスしたWorkshop(1〜2日程度)をご提供しています。私たちがアジャイル開発の中で培ってきたQuality EngineeringやDevOpsの手法を紹介します。そして、座学に留まらず、お客様の現状課題、システム・ツール、プロセスなどを確認し、短期・中期的に取り組むべき点、具体的なNext Stepを整理・合意していく事を目的にしたWorkshopです。

想定参加者

  • Product Owner (Product Manager)

  • エンジニア

  • 品質関連担当リーダー

  • 特定プロダクトチームなど

アジェンダ例

Slalom Build Quality Engineering Workshop

Workshop Follow-up / Next Step

Workshopで「覚えたつもり」で終わらずにSmall Successに向けて実践していく事が大事ですね。Next Stepとしてはお客様の状況やWorkshopで整理した内容に沿って、大きく以下のパターンに分かれます。

  • 1つプロダクト/チームを選定し、QE/DevOpsに焦点を当てた特定テーマ(エリア)のアドバイザリーコンサルティング

  • 1つプロダクト/チームを選定し、QE/DevOpsに焦点を当てた特定テーマ(エリア)を伴走型で一緒に開発〜実践していく。3〜4スプリント程度一緒に走ることで改善を目指しつつスキルトランスファーも目指す。

  • 新規事業(プロダクト開発)やModernizationプロジェクトがある場合は、アジャイル開発の中でQE/DevOpsを一通り体験・実践していく。同時にスキルトランスファーも目指す。

Workshopにご関心がある方は、メール(sale-jp@slalom.com)もしくは各メンバーのLinkedInを通してお問合せください。

参考リンク

本記事をまとめたスライドです(DLも可能です)。

Slalom Build公式サイト及びQEメンバーによる記事もぜひ参照ください。

Team Member Wanted!!

私たちはクラウド・データ・デジタルプロダクト開発を一緒に楽しめる仲間を募集しています。

Careers @ Slalom_build Global Website

ご興味ある方はメンバーとのカジュアルなトーク(英語・日本語可)から雰囲気を掴んで頂くことも可能です。LinkedInなどでメンバーを見つけてDMして頂いてもOKです!お待ちしております〜 ;)