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#スラロムビルド

アーキテクトからのアドバイス: 決断できない時に決断する方法

新人 (そして時にはベテラン!) のソフトウェアアーキテクトがいつも決まって直面する共通課題として、アーキテクチャー上の決定を下せない、あるいは貫き通せないということがあります。問題の解決手段はたくさんある一方で、分からないことばかりの将来に圧倒されて、決断できない状態になってしまうことがあります。 どうやらそれは「ここで決断を間違えたら、大惨事が起きてしまう!」という心配のようです。大惨事を避けたいがために、何日も、何週間も、何ヶ月も決断について迷います。その間、プロダク

【自己組織化したチームを導く】今まで自己組織化チームでカバーされていなかった「ソリューションオーナー」の重要性

はじめに、ソフトウエア開発の歴史について簡単に説明させてください。1986年、竹内弘高氏と野中郁次郎氏は、ハーバード・ビジネス・レビューの有名な論文「新たな新製品開発競争(The New New Product Development Game)」を発表し、その中で「スクラム」をそれまでのスポーツ用語ではないものとして紹介しました。 その論文の中で書かれている重要な考え方の1つが、「チーム全員で目標を達成すること」です。プロジェクトの成果に対して、1人のチームメンバーが他の

なぜ、プラットフォームエンジニアがDevOps変革を導くべきか

私たちスラロムビルドでは、DevOpsのマインドセットにのっとったソフトウェア開発をおこなっています。プラットフォームエンジニアリングという領域自体が、このDevOpsマインドセットに適応する(あるいは適応しようとしている)企業から生まれた領域なので、DevOpsマインドセットはプラットフォームエンジニア(以下PE)である私の役割の非常に重要な部分でもあります。最近、私は、プロダクトエンジニアリングとDevOpsの変革が混在するプロジェクトに携わりました。このようなシナリオは