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HaPpY 日本語歌詞と考察

 おはようございます!!!
ついにチャニバン100回記念に公開されたジソンの未公開曲2曲目が公開されました!!!

 ということでnoteを書きに来ました。まさかの4勤真っ只中ですがそんなことはどうでもいいです。とりあえずこの曲を聴いての感想やいろいろ考えたことをここに書き記したい、その気持ちだけです。

 いつものごとく、日本語訳と簡単な考察をしていこうと思いますので気が向いたら読んでください☻


日本語訳

僕にはもう二度とチャンスがない
だから今悲しいんだ
君のせいで辛いんだ
ねぇ、君はどう?

君は幸せかな?
僕がそばにいなくても1人で幸せに生きてほしい
夢で会えたら嬉しいな
僕の夢に出て少しだけでも笑ってほしい
君がいなくても感じられるように
どうか幸せでいて 永遠に
その綺麗な笑みを大切にしいつでも輝いてほしい

最後まで君は美しくて
相変わらず馬鹿な僕だけここに残った
あの時もっとたくさんよくしてあげれば
陳腐な言葉ばかり吐き出してため息をつく
時間を戻して最初からやり直したい すでに
もうめちゃくちゃに壊れたこの状況を再構成
して幸せばかりだったあの時に行きたいけど遠すぎるんだ
気持ちがもう変わった
笑顔は見せなかったし感情は冷え切っていた
戻れなかったんだ
悲しそうに話す君を見て大丈夫だよって慰める
その変化は自然なことだって
これは決して君のせいじゃないから泣かないで
涙は流さないであの時みたいに笑って 
君は笑う時が一番きれいだから

僕が君をまた引き留めたらどうなるだろう
あの時に僕たちは戻れるだろうか 

君は幸せかな?
僕がそばにいなくても1人で幸せに生きてほしい
夢で会えたら嬉しいな
僕の夢に出て少しだけでも笑ってほしい
君がいなくても感じられるように
どうか幸せでいて 永遠に
その綺麗な笑みを大切にしいつでも輝いてほしい

僕のところに戻ってきてよ babe
戻っておいでよ babe

相変わらず写真の中の君はあまりにも眩しくて
相変わらず馬鹿な僕は宙に君を描く
黒い部屋の中で君という星は輝いて
その光に目が眩む 相変わらず恋しいんだ

僕が君をまた引き留めたらどうなるだろう
あの時に僕たちは戻れるだろうか 

君は幸せかな?
僕がそばにいなくても1人で幸せに生きてほしい
夢で会えたら嬉しいな
僕の夢に出て少しだけでも笑ってほしい
君がいなくても感じられるように
どうか幸せでいて 永遠に
その綺麗な笑みを大切にしいつでも輝いてほしい

僕のところに戻ってきてよ babe
戻っておいでよ babe
作詞 : ハン
作曲 : ハン、バンチャン
編曲 : バンチャン

でした。前回のWish You Backに引き続きバンチャンの編曲ですね。


ビハインド

 前回のWish You Backもそうでしたが、もともと未公開曲を一部公開するコーナーで1番最初に公開されていた曲です。

 ほかの未公開曲2つに比べて公開時間が長かったこの曲。これはジソンが昨年作ったとのことでした。

 ジソンが言うには、Close、Wish You Back、HaPpYは繋がっていて、1つのストーリーになっているとのこと。CloseはCloserから、Wish You Backは君の名は。からインスピレーションを得ているけれど、HaPpYは何かにインスピレーションを受けたわけじゃなくて、Wish You Backの次の感情は何だろう?ってなって作ったんだそう。Closeに続いてときめく歌を書きたかったけど何書けばいいかわからなくて、こういった悲しい感性の曲にしたと…

 君を見て恋に落ちた、と瑞々しいときめきを歌ったClose、君の帰りを待っている、と少しだけ悲しさを感じるようなWish You Back、そして君は幸せに生きてね、と別れを歌ったHaPpY…どれもが素敵な歌詞と旋律です。また、ジソンはインスピレーションをいろんなところから受けてそれで曲を作れる子ですが、「次どんな感情になるんだろう?」と考えながらでも曲を作れるのは本当にすごいことだと思います。


考察

 まず大前提として、この曲はサッドエンド、失恋の曲です。

 雨の音から始まるイントロ。歌い声にはざらざらとしたラジオ越しのようなエフェクトがかかっているのがわかるでしょうか。思い出話をするときや過去を振り返るときなどによく使われる効果だと思うのですが、ここでも使われていますね。つまり、ジソンが歌うこの曲で『僕』が歌っているのは「終わってしまった話」です。


僕にはもう二度とチャンスがない
だから今悲しいんだ
君のせいで辛いんだ
ねぇ、君はどう?

 冒頭の英語フレーズ。
きっともう戻れないことを『僕』は悟っていて、だから「二度とチャンスがない」という歌詞が一番最初に出てくるのだと思います。この後に何度か「もしこうしたら戻れただろうか?」というような歌詞が出てきますが、それは無理だということ、不可能なんだということを『僕』自身はわかっている、という解釈です。

「君のせいで僕はつらいんだけど、君はどうかな?」
 この歌詞は逆説的な意味で後に繋がってくるのですが、ここでは曲の導入部分として重要な役割を果たしているように思います。

 この英語のフレーズは曲の導入部分、この曲で語られる物語においての前提部分、根底となるものを意識づける効果があります。「僕は君のせいで辛い」「もう二度と挽回するチャンスはない」「でも君がどうなのか正直気になる」という心情をここで強調しているわけですね。


君は幸せかな?
僕がそばにいなくても1人で幸せに生きてほしい
夢で会えたら嬉しいな
僕の夢に出て少しだけでも笑ってほしい
君がいなくても感じられるように
どうか幸せでいて 永遠に
その綺麗な笑みを大切にしいつでも輝いてほしい

 ここからがフックであり、この曲で一番伝えたい気持ちが歌われているところでもあります。あくまでも最初のフレーズは前提として知っていてほしい気持ちで、本題はこちらです。

 「僕がそばにいなくても1人で幸せに生きてほしい」「どうか幸せでいて」「その綺麗な笑みを大切にしいつでも輝いてほしい」と、『僕』のいない世界で生きていく『君』の幸せを祈る一方で、「夢で会えたら嬉しい」「僕の夢に出て少しだけでも笑ってほしい」と、『君』を求めてしまう『僕』の相反する気持ちを歌っています。

 お互い納得して別れる、そういうこともあるでしょう。でも別れというのは、基本的にどちらかが言い出さない限り起こらないものであるし、ほとんどの人が「別れよう」と言われてそれだけで納得して「わかった別れよう」と後腐れなく別れることは難しいのではないでしょうか。そういった人間味が出ているなあと思います。


最後まで君は美しくて
相変わらず馬鹿な僕だけここに残った
あの時もっとたくさんよくしてあげれば
陳腐な言葉ばかり吐き出してため息をつく
時間を戻して最初からやり直したい すでに
もうめちゃくちゃに壊れたこの状況を再構成
して幸せばかりだったあの時に行きたいけど遠すぎるんだ

 もう完全に過去になってしまった後の話ですね。
『僕』のもとから去っていった『君』は最後まで綺麗なまま。これは2つ意味があると思います。もちろん『君』自身が美しかった、これが一つ目の意味です。もう一つなのですが、思い出は美化されるということ。思い出はもう二度と動き出さないもの。だからこそ、何でも美化される。そういった経験はありませんでしょうか? つまり、この節の冒頭でも触れましたが、完全に過去の話になっている、ということがこの表現からも見てとれます。

 「あの時もっとたくさんよくしてあげれば」「時間を戻して最初からやり直したい」 このあたりの歌詞は、過去の『僕』と『君』に対しての後悔ですね。「もうめちゃくちゃに壊れたこの状況を再構成して幸せばかりだったあの時に行きたいけど遠すぎる」とあるように、もうどれだけ後悔したって、やり直そうとしたって、それは叶うことがないという残酷な事実を改めて突き付けられているニュアンスになります。


気持ちがもう変わった
笑顔は見せなかったし感情は冷え切っていた
戻れなかったんだ
悲しそうに話す君を見て大丈夫だよって慰める

 恋愛にはありがちな、気持ちが薄れてしまうということ。残酷だけど普通にあり得る話ですよね。『君』は『僕』に対する気持ちがなくなってしまい、笑顔も消えてしまって感情も冷え切ってしまった。幸せだった、『僕』のことが好きだった頃には戻れなかったんだ、と語ります。『君』は気持ちが変わってしまったことを『僕』に明かしながらも、『僕』に対して申し訳ない、という気持ちは持ち合わせているようですね。そんな『君』に『僕』は「大丈夫だよ」と、気にしないで、と慰めます。


その変化は自然なことだって
これは決して君のせいじゃないから泣かないで
涙は流さないであの時みたいに笑って 
君は笑う時が一番きれいだから

 先述しましたが、気持ちの変化は普通にあり得ることです。『僕』はそれをわかっているから、『君』にこう言うんですね。「変化は自然なことだよ、僕たちが終わるのは君のせいじゃないよ、だから笑ってよ」と。

 さよならを告げたのは『君』、でも泣いてしまったのも『君』。『僕』はそんな君を見て冷静になってしまうんですよね。もちろん『僕』自身はショックが大きいでしょう。でも彼女のそんな姿を見たら、そうやって声をかけずにはいられなかった。「大丈夫だよ」「気にしないで」と、自分の気持ち押し殺すしかできなかったんですよね。

 いやしかしこのフレーズ、この曲で一番好きです。


僕が君をまた引き留めたらどうなるだろう
あの時に僕たちは戻れるだろうか 

 だから、フック前にこのフレーズがくるんです。
「もしあの時君を慰めるのではなく、離れていく君を引き留めていたら今何かが変わっていただろうか」「もし引き留めていたら今も僕たちは2人で昔のように居れたのだろうか」といった後悔のフレーズです。あの時『僕』は『君』の気持ちを優先して自分の気持ちを『君』に伝えることができなかった。そして結果2人は別れてしまったけれど、『僕』にはそれを現実として受け止めることがまだできておらず、「もしこうしていたら」という想いが消えない、つまり未練がある、といった感じです。


君は幸せかな?
僕がそばにいなくても1人で幸せに生きてほしい
夢で会えたら嬉しいな
僕の夢に出て少しだけでも笑ってほしい
君がいなくても感じられるように
どうか幸せでいて 永遠に
その綺麗な笑みを大切にしいつでも輝いてほしい

 それまでを踏まえてフックを聴いてみると、最初のフックではまだ『君』の幸せを願っているといったニュアンスも多く見えましたが、ここでは未練がつのっているようにも感じられます。
「『君』は幸せに生きていてほしい、『僕』のもとには帰ってこなくていい(ここまでは『君』の気持ちを尊重)、でも夢の中だけでいいから『僕』に会いに来て笑ってくれないかな、それだけで『僕』は何とかして生きていくから」
 こんなニュアンスの切実さも感じます。

僕のところに戻ってきてよ babe
戻っておいでよ babe

『僕』が『君』に明かせなかった一言。『僕』が『君』に伝えたい一言。『僕』が『君』に伝えてはいけない一言。それが、このフレーズです。


相変わらず写真の中の君はあまりにも眩しくて
相変わらず馬鹿な僕は宙に君を描く
黒い部屋の中で君という星は輝いて
その光に目が眩む 相変わらず恋しいんだ

 1番のバースでも触れましたが、思い出は美化されるということがここでも出てきましたね。「相変わらず写真の中の君はあまりにも眩しく」と…。

そして、「相変わらず馬鹿な僕は宙に君を描く」とあるように、未練たらたらな『僕』は実体のない宙に忘れられない『君』を描くんですよね。これは「夢の中で会えたら」と同じく、空想の中での話ですね。

 また、「相変わらず思い出の中の君は眩しい」「相変わらず馬鹿な僕は君を思い浮かべている」というふうに対比的な表現が使われているんですよね。「止まった時の中にいる美しい君」と「現実に生きる馬鹿な自分」といった具合に。『君』と『僕』の時間の流れが違っていることも、ここで表現しているのだと考えられます。


僕が君をまた引き止めたらどうなるだろう
あの時に僕たちは戻れるだろうか 

 そして再度このフレーズ。きっと、『僕』は『君』のことを考えるたびにこのフレーズが頭をよぎるんでしょう。


君は幸せかな?
僕がそばにいなくても1人で幸せに生きてほしい
夢で会えたら嬉しいな
僕の夢に出て少しだけでも笑ってほしい
君がいなくても感じられるように
どうか幸せでいて 永遠に
その綺麗な笑みを大切にしいつでも輝いてほしい

 最後のフックです。
 最後まで歌詞はずっと同じですね。つまりこれが本当にこの曲で『僕』が伝えたいことなんだろうと思います。

『僕』は『君』の幸せを願っているよ、『僕』がそばにいなくても幸せに笑っていてほしい。だけど『僕』はやっぱり『君』に会いたいんだ。『君』には『僕』なしで幸せになってほしいから『僕』に直接会うなんてことはしなくていい。贅沢言わないから『僕』の夢に出てきてくれないかな。『君』がいなくても夢に出てきてくれたなら何とか歩いて行けるから。そして『君』は『僕』のことを忘れて、どうかその素敵な笑顔を見せていつでも輝いて、『僕』の好きな『君』でいてほしい。

これが『僕』が『君』に伝えた、もしくは伝えたい気持ちだと思います。


僕のところに戻ってきてよ babe
戻っておいでよ babe

 最後のこのフレーズは、それでも、どうしても諦められない、未練が残る『僕』のひとりごと、です。



まとめ

 気持ちが遠くなってしまったこと、別れるという決断に至ったことを「自然なことだから」「君のせいじゃないよ」と割り切ったふりをして、「僕がそばにいなくても1人で幸せに生きてほしい」と格好つけながらも、自分自身は「もし戻れたら」なんて戻れもしない未来を思い浮かべて1人寂しく居る。ざっくりいうとこんな感じの曲ですね。強がり、カッコつけ、彼女の幸せな未来を願いながらも、実際は自分が別れた過去からいつまでも動けない、抜け出せていない、そういった気持ちと気持ちが相反する曲ですね。わたしこういう曲大好きです。

 あと、今まで出したジソンのSKZ-RECORDもしくはPLAYERの曲の中で一番音域の低い曲、テンポも一番スローな曲です。そのおかげか、いつもよりもどこか大人びて見えるんですよね。歌詞が紡がれている、音の中に浮かんでいる、そんな感じ。うまく言えないけど。


相変わらずジソンの作る曲が好きだ!!という気持ちが高まりました。

 曲が公開されたから本人から何か来るかな?と思ってたのにジソンが来なかった理由が「めちゃくちゃ眠たくて午後9時に寝て、午前0時には起きようとアラームかけてたのに、かけた時間が午後12時だったから起きれなかった」っていうのめちゃくちゃ笑った。本人が恥ずかしがっててかわいかったです。


おまけ。

マーガリンズ永遠なれ!!!!!!!

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