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「どうやらこの世界は君が思っているより優しい」◆SKY-HI TOUR 2019 -The JAPRISON- 番外編(旅日記)

※この記事はネタバレを含みます。ご注意を!

「夢中になっているモノを無我夢中に書き散らしたい!」

という欲求を満たしたい気持ちが強くなりまして。。
今一番短時間で書けそうな題材を探した結果、ツアーで行った各地で起きた出来事を記そうと思います。


★まえがき

いきなりネタバレ!(けど、ネタバレ要素はここだけね!笑)
このツアーでSKY-HIはLIVE終盤に歌詞の一部である
「どうやらこの世界は君が思っているより優しい」
と言い、『I think, I sing, I say』を歌って公演を締める。

ここ1-2年、SKY-HIがLIVEや曲で言う言葉を、自分の人生で実現したい欲求が強いのだなと感じている。たまに意固地になってツラくなるくらい。笑

その欲求を満たしたいと思って意識しているからかわからないけど、何故かこのツアーの参加当日やら近隣日に
「どうやらこの世界は君が思っているより優しい」
と感じたり、自分がしているなと感じる出来事に遭遇することが多い。

それらを列挙してみたいと思います。


◆2/3 (日)「東京都 昭和女子大学人見記念講堂」公演

石川から参加した友だちが「キャリーケースをロッカーに預けたい」と言うので、グッズ購入後、三軒茶屋駅付近を散策。けれどあいにくどこも空いているロッカーはない…。ググって近くのショッピングセンターにロッカーがあると書いてあるページを見つけたので、そのセンターに行ってみるも、ロッカーが見つからない…。

とあるコーナーのご主人にロッカーの場所を訊いてみると、昔はあったが今はなくなったそう。途方に暮れていると、

「何時まで預けたいの?」
「良いよ。うちで預かってあげる」

と言ってくれた…!
そのお言葉に甘え、キャリーケースを預ける。

終演後、ご主人に連絡して用事が終わった旨を告げて会いに行くと、クリスマスキャンペーンで使って余ったキャラクターものの非売品のトートバッグをくれて、キャリーケースを返してくれたのだ…!

表紙のうずらの卵は、せめてものお礼でこのお店で買った商品です。

「どうやらこの世界は私たちが思っているより優しい」


◆2/9 (土)「千葉県 市川市文化会館 大ホール」公演

ただいまLIVE会場でアルバム『JAPRISON』を購入すると、見目麗しいSKY-HIの撮り下ろし非売品ポスターがもらえます!(唐突の宣伝)けれどこの日は、あいにくの雪。帰りにポスターが濡れてしまうかもしれない…!

気がつけば販促スタッフさんがポスター用のビニール袋を用意してくれていた。かわいい雪だるまを見て、少し気持ちが和んだ。

そして翌日。友だちと箱根旅行に行った道中のこと。

後ろから「とん、とん」と肩を叩かれ、振り返ってみると少年がいた。気づかないうちに定期入れを落としてしまっていたらしく、少年が渡してくれたのだ…!この光る日高光啓ICカードケースに入った定期を…!(青く光るのだ…!笑)

「どうやらこの世界は私が思っているより優しい」


◆2/17 (日)「静岡県 富士市文化会館ロゼシアター 大ホール」公演

会場に向かうまでのバス乗り場がわかりづらく、どれに乗ればいいかパッと見てわからなかった。それらしきバスを見つけ乗り込み、運転手さんにロゼシアターに行くことを確認し席に座る。

…のだけど、別の乗り場にいるSKY-HIグッズを身に着けた人たちが乗り込んでこなかった。

『もしや、これがロゼシアターに行くと気づいていないのでは…?』
と思い、発車しようとしていた運転手さんに待って欲しいと伝え、

「ロゼシアター行きますよ!」
と思わず、その場にいた人たちに声をかけてしまった。

「どうやらこの世界は君が思っているより優しい」
…と感じてくれたか、お節介と映ったかはわかんないけど。笑
つい、お節介オバサンをやってしまった瞬間。。。


◆3/10 (日)「広島県 広島文化学園HBGホール」公演

博多駅から広島駅に向かおうと、新幹線の改札を抜けたときのこと。一瞬、親子に見える人たちを見かけた。親御さんに見えるかたが、少女に対して何度も熱心に新幹線の乗り方を伝えていた。

『もしかして、少女ひとりで新幹線に乗らなきゃならないのかな…?』
と思い、自分が乗る新幹線の時間まで余裕があったので、
親御さんらしきかたに私がエスコートすると伝えた。

すると親御さんが、
「この子、ベトナムから来た子なの。よろしくね」
と。あれだけ熱心に伝えていた理由はこれか、と得心が行った。

それから日本語、拙い英語、両方使ってコミュニケーションを図るも、どちらも確かに会話できた確信がないまま、ジェスチャーと日本語を駆使して、彼女が名古屋駅まで自由席で行くことを知った。

「おねえさんは、なごやまでいく?」
と訊かれた。
「いかないんだ。ひろしままでなの」
なんだか申し訳ない気持ちで、応えた。

ホームに着くと、ちょうど名古屋行きの新幹線を見つけ、とにかく自由席に座ってほしいことを新幹線の図を一緒に見ながら伝え、彼女が見えなくなるまで手を振って見送った。

お節介してみた結果、これが正しいアテンドだったのかわからず妙に疲れてしまった。。。笑 けど、日本を好きになってもらったらなと思った一心だったので、やって良かったとは思う。

「どうやらこの世界は君が思っているより優しい」
を体現できたかな、と思った今の所一番の思い出。


◆3/23 (土)「神奈川県 神奈川県民ホール 大ホール」公演

会場に向かうまでの道。コンビニで買ったコーヒーを持ち歩いて電車のホームまで向かっていた。


すると前から歩いてきたオジサンが変なぶつかり方をし、ぶつかり具合はそこまでひどくないのだけれど、手からコーヒーから離れてしまい、黒のロングダウンにコーヒーがこぼれ、コーヒーは床に落ちてしまった。たった80円のコーヒー…けれど一滴も口にせず、服にこぼれて床に落ちてしまった。謝ることはなく、オジサンはそんなことになっているなんてきっと知らず、私なぞ目もくれず歩いて行ってしまった。

そんな些細なことが妙にショックで、道中ちょっとしょんぼりしてしまった。。。イイオトナなのに、しかも安いコーヒーでしょぼんとしてしまったことが輪にかけて、自分が思ったよりしょぼくれてしまった。。。

哀しくて思わずSNSにぼやいたら、声をかけてくれる人たちがいたのが妙に沁みて、それだけでしょぼくれた気持ちが縮んでいくのを感じた。
気持ちがしょげている時の優しさは、いつもに増してよく沁みる。

「どうやらこの世界は私が思っているより優しい」

※これは関内駅を降りてすぐ目に映った桜


【生じっか脳みそなんてもんがある分悩んでる 僕と君に幸あれ】

良いことも悪いこともそうでないことも、刺激を受けると言葉を出力したい気質なのだな、と最近殊更思っております。

全く関係ないことなのだけど…。
そういえば2013年、T.M.Revolutionの西川貴教さんが1億円かけたMVとLIVE演出でストーリー立てたLIVEをしていて、独自の世界観と用語を散りばめた公演だったので、毎公演参加後に自分なりにdigって考察していたのを思い出した。

時が経ってもあまり「自分」の本質は変わらないな…と感じています。
愛が重い!笑


……閑話休題。笑
この記事は、ツアーのちょっとしたエピソード。
けれどウッカリ読んじゃったかたが、「ふふっ」と笑ってもらえるなにかがあったら良いな。

さて、残り参加n公演数。次はどの街でどんなエピソードが待っているか…?

カズミの平成最後のJAPRISONツアーは続く。

2019.3.25. カズミ


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