文字の破壊力は∞

昨日、木村花さんが亡くなりました。

ニュースで初めて知りました。

木村花さんが22歳だとゆう事、誹謗中傷を受け続けていたこと

正直、僕はテラスハウスを観たことがありません。
なので、木村花さんがどういう人物なのか、正直良く分かっていません。

報道では色んな問題が取り上げられていて、彼女が悪役として世に出たが本当は真っ直ぐな女の子だったとか
リアリティー番組についての問題点とか、テラスハウスの熱烈ファンについてとか
各著名人からのコメントや、フジテレビや所属事務所の対応など様々に取沙汰されていますが。

僕が1番心臓バクバクしたのはSNSの誹謗中傷でした。

亡くなっている方を検索するのは少々失礼と思いながらも、SNSを見てみると本当に心ないコメントばかり。
見ているこっちが耐えられないぐらい粘着して、悪質なコメントが寄せられていました。

今日改めて報道番組を観ていたら、そうした発言をしたコメントや、アカウントが続々と削除されている報道がありました。

この粗悪の根源とも呼べる人達を”特定”に動いている人たちが界隈に居るみたいですが
僕は改めてSNSの脅威を知る事になりました。
人を殺す発言をする人たちや、逃げる人を特定しようとする人達。

どれもやる必要がない事じゃないですか。
それを”正義感”として捉えているのか、自己顕示欲なのかはわかりません。
でもどちらもカッコイイ事ではないです。

木村花さんのファンで、許せなくてそうした特定とゆう行動を取っているなら
彼女がそれを望んでいたか、ご家族がそれを望んでいるのかを考えた行動をするべきだし
もしファンでもなんでもない人が単に面白おかしく人を成敗したいだけの気持ちなら
その行動も他人を無差別に殺すことと一緒です。

勿論、大前提として
誹謗中傷を行う人達が1番の悪ですよ。人殺してるんですから。

アカウントを削除したって、コメントを削除したって、匿名にしたって、ネット関係には必ず”足跡”が残っている訳ですから
改めて真っ新にすることはできないので、法的手段をとればそういう人たちだってすぐに特定されます。

だからそうした行動をするよりも、彼女が若くして沢山のヒールを踏み、自分の人生に常に挑戦していたことを称えましょ。
本来一般人の私たちができる事は”その程度”のはずです。

公に自分を出して、自分を売る人達を私は本当に尊敬しています。
だって表に立てば、バッシングは食らうわ、会った事もない人に偉そうに語られるわ、面識ないのに嫌われるんですよ。
それでも頑張って前進し続けるその姿勢は、本当に輝いています。

僕は21歳ぐらいの時に、言葉の暴力を受けて潰れました。

歌手になりたいとゆう夢からとあるオーディションに参加して、

特待生になれて。

毎日充実した1日を送っていた所、当時の彼女にSNSで痛烈に批判をされ、

更には事実に反する内容を拡散され

知らない人からも攻撃を食らい、

最終的には本人から直接LINEで攻撃を食らいました。

気が付けば自我が完全に無くなって、外にいる人全員敵に見え始めて、自傷行為も繰り返し行うようになって
最終的には私は”双極性障害”とゆう病気になってしまい、現在も病気と付き合いながらの日々を送っています。

だから僕はこの報道を観た時に物凄く心臓がバクバクしました。
彼女は僕なんかよりももっと痛烈な批判を受けて、それでも毎日必死で挑戦していたんだと思うと
本当に悲しい話です。

言葉の暴力。文字の破壊力は無限です。
更には人を撃つ感覚や、刺す感覚、絞める感覚もない、携帯1つで人を殺してしまうとゆうのは
どの殺人よりも残酷です。

もっと言えば頑張っている人を頑張っていない人が指先で殺すなんて
絶対にあってはいけない事です。

発言は自由かもしれません。
でも、自由なんて実はどこにもないんだとゆう事を今一度考えなおしてもらいたいですね。

今回の木村さん死去を無駄にしてはいけません。
若い命を絶たせる事程、無残なことはありません。

コロナ以後、それぞれの人間性が問われる事件やニュースが多いですね。
人は動物界で頭脳が優秀なはずなのに、それを失ったら、最弱なんじゃないかなって。

折角人として生まれた以上、この頭脳を人の為に使いましょうよ。