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【日記】人生で初めて救急車を呼んだ日は学校帰りの撮り鉄

5月7日、撮り鉄に名鉄矢作橋駅へ向かった時のことだった。

登校日を間違えて一日早く学校に来てしまった筆者は、帰りの電車に揺られていた。
そういえば、行きの矢作橋駅にEL120(名鉄の電気機関車で、あまり見ることはないレア車)が居たな…と思い、新安城駅から普通東岡崎行きに乗り換えて、矢作橋駅へと向かう。

うおおお!!

こんな近くで見たのは何年ぶりだか。
前一度だけ、バラスト(線路に置かれている石)の積載現場に遭遇したことがある記憶がかすかに蘇る光景
外は雨が降っていたが、全体像を撮ろうと思い改札を出ようとする…

!?

…目の前に、倒れてうずくまっている高校生くらいの男性が居る
声をかけ、安否を確認する。
恐らく階段から転んだものと思われるが、様子がおかしい。

「胸のあたりが痛い」
と微かな声で言う。

胸…?
胸から打ち付けるように転んだのかと思ったが、考えてる暇は無い。
その体は小刻みに震え、顔は真っ青。過呼吸気味にもなっていて、私はそれがかなり重大だと感じ、駅員さんを呼ぶよりも先に私は救急車を呼んでいた。

火事ですか?救急ですか?


救急です、と答え、色々な質疑応答を交わしながら、位置情報を送り救急車の到着を待つ。
嫌な思い出があって人助けはあまりしないようにしてたが、奥底にある良心が働いてしまった…。

数分が経ち、どうやら倒れた男子高校生の母親らしき人が迎えに来た。
どうやら動けるくらいには落ち着いたようで、その母親と改札を出て座っている。

ここから先は私には分からない。その人が救急車に運ばれていくところは見たが、それ以上だ。

結局、レア車を外から撮って帰るのを忘れてしまった。
まぁ、それよりも重大なことがあったんだけども…。

そう思い、私は帰りの電車を待っていた。
帰るのが30分程遅れてしまったよ…トホホ…。



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