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なぜ噴火すると飛行機は飛ばない??

鹿児島行きの飛行機などが火山灰の影響で飛ばないことが多々あります。

これはなぜなのでしょうか?

主な理由としましては、火山灰の成分がエンジン燃焼の熱により融解し、エンジン内に融着してしまうことが挙げられます。

このほかにも、

火山灰の中を飛行機が高速で通過することにより、コックピットガラスなどの窓ガラスに傷をつけてしまう事

火山灰が飛行機の速度計測に使われるピトー管を詰まられる事で、速度を正確に知ることが出来なくなる事

火山灰同士の摩擦によって発生した静電気により無線通信に影響を与える可能性があること

が火山灰の問題点として挙げられます。

火山灰の影響で、もっとも有名な事故が

ブリティッシュ・エアウェイズ9便エンジン故障事故です!

この事故の概要は以下の通りです。

ブリティッシュ・エアウェイズ9便のボーイング747のジェットエンジンが、火山灰が詰まったことにより4基とも停止し、同機は滑空状態となった。ゼロに近い確率だといわれていた四発機の全エンジン停止という、未曾有の事態に乗員達は悪戦苦闘を重ね、どうにかエンジンの再始動に成功し、ジャカルタへ緊急着陸に成功。死傷者は出なかった。引用元:wikipedia

火山灰の情報はどこで得られるの?

火山灰に関する情報は、航空路火山灰情報センター(VAAC)を構成している東京VAACから発表されます。東京VAACから発表される航空路火山灰情報には火山灰テキスト報と呼ばれる、火山名、発表番号、噴火時刻といった情報を含んでいるテキスト形式の発表、火山灰拡散予測図という、6・12・18時間ごとの火山灰の分布を予測し図示されたものがあります。

これらの情報は全て気象庁のサイトで確認することができます。

興味がある人はぜひ見てみてください!

SIGMETとはなに?となった方は僕のサイトにまとめてあるので、見てみてください。

リンク:SIGMETとはなに?

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