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小野照崎神社

こんばんは。

今回は小野照崎神社です。

こちらのお社は数年前に存在を知りました。
知るきっかけとなったのは、映画『男はつらいよ』寅さんこと故・渥美清さんのエピソードです。
下積み時代こちらの神社にお参りした際「たばこを止めますから仕事をください」と願掛けをしたところ、映画(男はつらいよ)の仕事が入ったというのです。
劇中衣装で首からお守りを下げていますが、あのお守りは、小野照崎神社のお守りだということです。

小野照崎神社は学問・芸能・仕事の神様として崇められています。
御祭神は小野篁公。
平安時代初期の漢学者・歌人として有名ですね。
小野篁公は、文武両道に秀でた人で、身長が188cmもあったという平安当時としては相当な体躯をしていたといわれています。
あの世とこの世を行き来出来たといわれているので、オカルト方面でご存知の方も多いのではないでしょうか。

創祀の年代は不明ですが、篁公が上野国司の任期を終え、帰路の途についた際、上野照崎(忍岡、現在の上野公園付近)の風光を賞しました。仁寿2年(852)篁公が亡くなったとき、その風光を楽しんだ地に彼の霊を奉祀しました。その後江戸時代を迎え、寛永2年忍岡に東叡山寛永寺を創建するにあたり当社を移転することとなり、坂本村の長左衛門稲荷社が鎮座していた現在地に遷した、と伝わっています。
(小野照崎神社境内掲示板より抜粋)

現在の社殿は慶応2年の建築で、関東大震災や東京大空襲などを免れて残っています。
そう考えると、戦禍をくぐり抜けてきたことはすごいことですね…

境内には、富士浅間神社、御嶽神社、三峰神社、琴平神社、稲荷神社、織姫神社、庚申塚が現存します。

また、猫がのんびりと境内のどこかでお昼寝している光景も見られ、参拝者を和ませてくれています。

こちらのお社はワタシも好きで、時々お参りしています。
ただ、渥美清さんのように相当な覚悟がないとお願い事は難しそうなので
ご挨拶だけにしています(^^;

画像は秋、銀杏の時期のものですが、1年を通して季節を感じる、とても雰囲気のある神社です。

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小野照崎神社
台東区下谷2-13-14
御祭神:小野篁公、菅原道真公 他15柱
東京下町八福神(学問芸能)
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