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藍の円盤を終えて 登場人物たちとの旅の記録


1.はじめに

 ポケモンSVのdlc後編が配信されて、しばらく経ちました。今回自分は後編をプレイするに当たって、備忘録的に気になったことをメモしておりました。ストーリーであったりキャラクターであったり、あるいはBGMであったり。新鮮な驚きもあれば、懐かしさで嬉しくなる要素もありましたね。
 自分は後編を終えて、SVのことがより好きになれました。もちろん挙動の重さやバグの多さ、運営の対応の遅さのような批判が出ておかしくない部分もたくさんあるゲームです。なのですが、それとは別に、ストーリーやキャラクターの面では過去作のどれにも引けを取らない、素晴らしい作品であったように思っています。ですので、本記事ではキャラクターの話を中心に、ポケモンSVのdlc内で思ったこと感じたことを、記録しておこうと思います。当然ながらクリア後までのネタバレが出て来ます。まだプレイ中の方で、結末を知りたくないと思う方は、今すぐ読むのを止めるようにしてください。
 また、個人の感想や、あるいはXで見かけた他者様の感想に影響された想像など、公式見解でない部分が多いと思いますが、ご容赦いただけますと幸いです。

2.ブルーベリー学園

 海上に作られた超巨大なテラリウムドームと、子どもたちの生活する学園や寮。規模の大きさに驚かされる学園でしたね。調べた方によれば東京ドーム40個以上の面積なのではという話でした。規模がでかくて想像が難しい。
 イッシュ地方にあるということで、BGMを中心にイッシュが関係するものがいくつか出てきました。最たる例がタロとカキツバタの親族ですが、単純にイッシュのポケモンが多く姿を見せていたことも印象深いです。久しぶりの野生出現になるシママやゼブライカ、デンチュラ、ランクルス、ゴルーグ、ズルズキン、チラチーノなどなど……。待ち望んでいたファンも多そうなポケモンが、ちらほら見えますね。
 学園に存在するブルベリーグと四天王。彼彼女らが基本的には中心となるキャラクターでありますので、順に見ていきましょう。

・ネリネ
 鋼のタイプの使い手であり、喋り方からは想像できないほど心優しく、情に溢れた女の子でした。ゼイユが面白い女と称するのも分かる傍らで、dlcの中でも一番印象深い存在になったのも彼女です。
 スグリのことを好いているのはクリア後の部室の発言からも明らかですが、本人にその自覚はあまりなく。恐らく「友人であるゼイユの弟」である、という部分から関係がスタートしていそうなので、まだ異性として好いているという認識は薄そう。それでも、アオハルが出会う前からスグリを知っているだろうし、優しい彼も厳しい彼もどちらも見た上で、「彼を救いたい」と願った彼女の思いには、胸を打たれるものがありますね。ゼイユの為でもあり、同時に自分の思いを寄せるスグリの為でもあり。
 対戦後の選択肢では、主人公の方がスグリへの思いは強いと答えると「悔しいな」と漏らします。この選択肢はけっこう攻めてるなと思いますし、どちらを選ぶか意見が分かれそうな部分です。スグリのことを好きな人の中でも、ネリネの「救いたい」という願いを、その思いを上回っていると答えられない人もいたのではないかと想像します。
 自分は今回、スグリに対して前編の責任を負うつもりで来ていたので、苦渋の選択ではありましたが強いと答えました。思いの強さに優劣をつけるべきではないし、どちらも平等に尊いものと思います。その上で強いと答えた以上、ネリネの思いはしっかり受け継いでいかなければなりませんね。
 コライドン/ミライドンを「アギャッスさん」と呼んだり、走る時の姿勢がクラベル校長よろしく実に綺麗だったり、スグリが元に戻ったことを喜んで丸薬を作り過ぎてしまったり。あるいは、その時の拍手の可愛さであったり。
 魅力的な部分のたくさんあるネリネ。アオハルはいずれパルデアに戻りますから、スグリのことをこれからもよろしくお願いします。

・アカマツ
 竹を割ったようなさっぱりした性格のアカマツくん。明らかにリーグ部の清涼剤であり、彼がいることで空気が重くなりすぎない部分があるように思います。スグリがあんな状態で圧政を敷いていても、スグリに対して過度の偏見など持たずに接しているだろうことが想像されます。恐らく二人とも一年生?だと思われるので、スグリが戻ってからは普通によく話す仲になっていけそうな気がしますね。
 ブーバーンと共にサンドイッチを食べる演出があったり、負けた時にフライパンで顔を隠したり、食堂での会話から去る時ののしのし歩きであったり。随所随所でかっこいいよりはかわいい部分が目立つ、良い少年です。テラスタルする時「バシャーモー!」って伸ばしながら言ってるのもかわいらしさ。
 考えるのは難しいながらに部のことを思っていること、暗躍するカキツバタに対して(先輩相手でも)素直に思ったことを意見できることなど、ひたすらに「良い子」なので、このままリーグ部の光であって欲しいと願うばかり。四天王降格されなくて良かったね。

・タロ
 ブルーベリー学園に出向いて初めて出会う生徒がタロでしたね。バトルを最初にするのも彼女。フェアリータイプ使いなのにドリュウズを使うの?!という驚きと、「ジムリーダー(恐らくヤーコン)の娘」であるという肩書きによる納得。お父さんと捕まえたポケモンなのかな、もしかしたら小さい頃から一緒なのかも。彼女がネストボールを使っているのも、恐らく低レベル帯で捕まえてからずっと手塩にかけて育てている証拠だろうし、手持ちのいくらかは小さい頃から一緒にいる子なのかも知れませんね。
 ヒソヒソ話で耳打ちする所やバトル前に髪留めを直す仕草など、かわいいが最強を公言しているだけあって本人もかわいらしい所作の似合うタロ。見ていて普通に美少女やなーと感じる場面も少なくなかったです。本人も可愛くあろうと意識してそうな感じありますね。定かではありませんが。
 食堂でのスグリとのやり取りから、スグリはカキツバタ以外には、厳しいながらもけっこう普通に話す寄りだったのかなぁと想像しています。ただ、タロは良くないことは良くないとちゃんと言う人なので、その上でスグリを止められないとなると、もう教師陣の介入を待つ他なかったのかもなぁとも。スグリの圧政をどう思っていたのか……タロの口からはあまり語られなかったので、想像に難い部分です。
 スグリ戦後のカキツバタに対して「そういうの良くない」とはっきり言ってくれる人なのがすごいと思いますし、タロがいて良かったなと思う場面です。主人公からは何も言えない場面なので、否定してくれる人がいて良かった。

・カキツバタ
 好き嫌いが分かれそうなタイプのキャラ造形でしたね。自分は少し嫌い寄りではありましたが、彼の行動のいくらかは納得できているので、嫌なキャラではないです。ちょっと顔をしかめる程度。
 スグリ戦後の「元チャンピオン」をどう受け取るかで、だいぶ印象変わりそうですね。自分は嫌なやつだな(煽ってるな)と捉えましたが、同時にスグリもカキツバタに同じこと言ってんだろうなと想像出来るので、まぁ因果応報かなとも。でもあのタイミングでああいうのは性格良くはないですよね。そういう仄暗い部分が好きって人もいるでしょうけど。
 元々のリーグ部はカキツバタが(隠してはいたけど)チャンピオンなので、スグリの時よりは緩やかな空気のある部だったのでしょう。アカマツのセリフの感じでは和やかで仲良くやっていたように見て取れるので、それがよい部分もあるとは思います。ただ、結局カキツバタは仕事しないし、お菓子は散らかすしだらしないしで、弛んでいると見る人もいたのではないかと思われますよね。スグリの圧政はやりすぎですけど、「ポケモンバトルの学校にあるバトルの為の部活」なのですから、カキツバタ政権とスグリ政権の中間点が模索されると、良い塩梅なのかも知れません。 
 自分にはできなかったからといって主人公にバトルを任せているのも、あまり良い印象ではなかったです。曲がりなりにもチャンピオンになれる実力自体はあるのですから、本気で打ち込めたら勝てそうなのになと感じます。
 その一方で、シャガの孫という立場故の期待、アイリスという外部から来たチャンピオンなど。生い立ちから想像される重圧や失望を思うに、彼がバトルへ正々堂々と向き合いづらいのも、内に闇を抱えてしまうのにも、想像できる部分もありますから。一概に「嫌なやつ」で片付けるのはかわいそうとは思います。
 アカマツが慕っているのですから、しっかり先輩してる部分もあるのでしょう。一人で抱え込んだり逆にぶん投げたりするのではなく、程よく人を頼れるようになると良いですね……。
 いずれどこかのシリーズでまた会う機会がありそうな気がします。その時は別の形で、バトルと向き合えている彼を見たい所です。

・シアノ校長
 帽子を無駄にくるりんぱするのは何故なのか。
 あと、クラベル校長のご先輩らしいですね。クラベル校長の周りには、面倒見た方が良い人ばかり集まってくるのかも知れない。
 ブルーベリー学園の教師がブライア先生とこの方しか出ない(※コーストエリアの先生は主要キャラでないので除く)のですが、そのどちらも頼りない部分があり……。
 リーグ部があの状態なのに、教師陣は何もしてなかったのでしょうか……?

・オモダカさんとチリちゃん
 オモダカさんは登場するの分かってましたが、側近のような形でチリちゃんまでついてくるのは予想外でした。しかもまたメガネかけておりましたね。
 何となくで侵入していた大穴について、ついにお咎めを食らうことになるとは。色違い探しに行くなどで、サンドイッチ食べてピクニック感覚で入ってよい場所ではなかったようです。チャンピオンだからといって怒るところはしっかり怒る。チリちゃんらしい真面目さの光る場面でした。
 オモダカさんはチャンピオンだからとこちらを信用し過ぎなきらいがありますが、あくまでアオハルはまだ子ども。チリちゃんとしては恐らくあまり任せたくはないのでしょうけど、一応ブライアという(だいぶ引率としては問題がありましたが)大人がいるのと、アオハルのバトルの実力を知っているので、今回の調査に関しては任せてくれたのでしょう。
 例え子どもであっても対等な存在として信用してくれるお二人の気持ちを、これからも裏切らないようにしたいですね。

3.ゼロの秘宝

 ブルーベリー学園内ではテラパゴス関連のイベントが皆無でしたので、少しばかり駆け足の感じがある中で大穴へ出発しました。ブライア先生がようやく登場し、相変わらずの空気の読めなさを発揮してはいましたが、大人と子どもの四人構成で再び大穴の深部へ。以前のホームウェイ組とは打って変わって、雰囲気も良くなく不安の残るチームです。
 不穏な空気の漂うスグリ、テラパゴスのことしか見えてないブライア先生など、なかなか語り甲斐のあるメンバーが揃っておりますので、こちらも一人一人雑感を記して行きます。

・ブライア先生
 終わってみれば全然黒幕とかではなかったし、悪の組織所属とかでもないし。アートに映っていた怪しげな笑みは一体何だったのかと、肩透かしに感じる方も多かったことと思います。明確な悪として扱われなかったので、SVはそういう方向性なのでしょうね。
 言ってしまえば研究職にいるべき人であって、教師としてはあまり褒められたものではない行動が目立ちました。仮面から円盤までの一連の様子から、けして悪い人ではないし、子どものことを思う心もちゃんとあるのだとは思います。ただ優先順位が高くなく、テラパゴスやヘザーのことだけを考えているだけで。
 再三「悪い人ではない」と書いては来ましたが、結果だけ見ればこの人の言動でスグリが危険に陥ってもいるわけで。ヘイトを買う存在ではあるなと感じます。
 あと、大穴のような危険な場所に行くのに、この人はポケモン持っていないというのも……。普段からゼイユがついて助けて来ていたのだと思うと、ゼイユの心労が窺えますね。
 SVではクラベル校長やジニア先生のように、元々研究職だけど教職に移ってきた先生は以前から存在していました。しかしクラベル校長はスター団の事件を自分の足で持って確認していましたし、ジニア先生はキタカミまで教え子の様子を見に来ています。加えて二人ともポケモントレーナーとしての実力もあり、かつて大穴での研究に携わっていたのにも納得があります。ブライア先生もこのお二人に師事を仰いで、子どもとの関わり方からポケモントレーナーとしての力量まで、磨いて欲しいものです。
 色々ありましたが、先祖の書いた本がオカルト本として、信憑性にかけるものだと。言葉を強めるなら、嘘つき呼ばわりされることもあったのだろうと思うと。テラパゴスが実在し、かつて彼女の先祖が目にしたものは正しかったと証明できたのは、僥倖であったと思いますね。

・ゼイユ
 仮面では喜怒哀楽激しいガキ大将という体でしたが、円盤では手がかかる大人と弟の世話役をしていて気苦労絶えない時間だったことと思います。仮面での振る舞いは弟のことを思ってもあったでしょうが、主人公と二人彼を傷つける選択をしてしまった訳ですから。それがこの様な形で還って来てしまい、彼女もスグリと同じ時間、思い悩んで来たことでしょう。ネリネにも相談しているようでしたし。
 とはいえ、カキツバタやスグリ、ブライア先生と問題児の多い円盤ストーリーにおいては、彼女の真っ直ぐな思いや言葉に救われる場面も多かったように思います。スグリが迷った時に、彼に発破をかけてくれてありがとう。ブライア先生を叱ってくれてありがとう。「素直になれた」ことを、口にして彼に伝えてくれてありがとう。
 仮面からの一連のストーリーの中で、ゼイユも確かにアオハルにとってのマブダチになったなと思います。いつでもパルデアに遊びに来て欲しいし、こちらも出向くからまたどこか冒険に行こう。きっと楽しい旅になるだろうと、今なら確信しています。

・スグリ
 仮面から円盤の配信までの間に、プレイヤーであるこちらとしても、スグリのことを様々考えて来ました。
 プレイヤー側に選択の権利はなかったとはいえ、仮面ではスグリを傷つけてしまったこと。アオハルだったら、おじいさんとゼイユとで話している場面で、「スグリにも伝えよう」と提案できたのではないかと。そういう世界線もあったのではないかと思わずにはいられませんでした。スグリを追い詰めてしまった責任を取らなければならないなと、ぼんやりと考えて来ました。
 アオハルはそれこそコミュ力強者なので、パルデアに来る前にも大切な友だちが複数いたことでしょう。その上で、ホームウェイ組とは宝物になる冒険をし、絆を育むことができました。ゼイユとだってそうなれたのだから、そこにスグリがいないのは納得できない。ここは強欲であるべきです。だからブルーベリー学園に向かうし、スグリと向き合う覚悟を持って挑んだ訳です。
 学園で出会ったスグリは思った以上の過激さではありましたが、奥底には元の彼も有るのだろうと思いつつ、ストーリーを進めて行きました。オーガポンを出した時の特殊台詞や、テラパゴスにマスターボールを投げるシーン。随所で「主人公のように強く」「主人公みたいに運を味方に」といった羨望と嫉妬。不安定な彼の心が壊れてしまいやしないかと気が気ではありませんでしたが、結果的にはちゃんと最後に戻ってきてくれて良かったです。
 SVの最強ポケモンの一角であるカイリューを連れていること、そのカイリューと自分のハバタクカミでテラパゴスを突破したことは、忘れられない記憶になりそうです。パルデアのバトル環境を象徴する二匹でありました。
 例え同等になれなくても隣を歩いて良いし、彼がアオハルを目指して身につけた力はけして無駄ではないし。何もないなんて言わないで欲しい。ブルーベリー学園でチャンピオンになれるくらい、バトルに向き合った時間はきっとスグリの身になっていつか花開くことでしょう。
 スグリが隣に立ちたいと願ったように、アオハルだって彼に隣にいて欲しいと願っています。アオハルにとっては数ある友人の一人ではありますが、それでもスグリは、主人公にとっての宝物の一つでしたね。

4.その他のいろいろ

 その他クリア後の要素など含め、いくつか思ったことを書き出してみます。

・けっこう服の追加が多くて嬉しい
・ジャージ系が男主人公に似合っていて良い
・バチュルの図鑑写真がとてもかっこいい
・ポテサラの声を聞いている人がいて、少しこわい
・メテノが久しぶりに入国してて嬉しい
・テラパゴス戦のBGM、レイドの音楽のアレンジが入っていて良曲
・図鑑に御三家も要求されるのたいへん
・てらす池のイベントはかなり心に来ました
・ペパーを思って申し訳なさそうな顔をする博士と、何となく別れを理解して寂しそうな顔をするコライドン……
・タイトル画面が夕方になったので、いずれまた明けて朝になる時が来るのでしょうか

・特別講師の方々とポケモン交換できるのいいですね! 
・しかも誰からもらったのか分かる証つき
・アカマツくん、アチャモが欲しかった……
・それぞれの専門タイプやイメージを考えながら、以下の様にしました
・ホームウェイ組やスグリゼイユともいずれ交換できたら良いなと思い、彼彼女ら用にも準備してみました
・後から気づいたんですが、リップさんだけクリア後手持ちと被ってしまった

 カエデ  :バチュル
 コルサ  :モロバレル
 ナンジャモ:ロトム
 ハイダイ :イルカマン
 アオキ  :カビゴン
 リップ  :エルレイド
 ライム  :ポットデス
 グルーシャ:セビエ
 ネリネ  :ルカリオ
 タロ   :ピクシー
 アカマツ :キュウコン
 カキツバタ:ジャラランガ
 チリ   :カバルドン
 ポピー  :ジバコイル
 ハッサク :ボーマンダ
 オモダカ :ウルガモス
 クラベル :ゾロアーク
 ジニア  :ハリーマン
 レホール :ゴルーグ
 タイム  :バンギラス
 セイジ  :ヤバソチャ
 キハダ  :コジョンド
 サワロ  :バウッツェル
 ミモザ  :プクリン
 シアノ  :カラマネロ

 ネモ   :カイリュー
 ペパー  :バチンウニ
 ボタン  :ウインディ
 ゼイユ  :ミロカロス
 スグリ  :ヒスイゾロア

・ちなみに色違いは交換に出せないみたいです(ジニア先生に色ハブネークを贈ろうとした)
・あと特別なポケモンもダメらしいので、仮にスグリと交換できるようになったとしても、オーガポンは贈れない可能性高めみたい

5.おわりに

 今までの人生のほとんどを、ポケモンと共に歩いて来ました。その中で特に好きだった作品がサンムーンで、中でも好きな場所がポニの大渓谷でした。あの場所に辿り着いた時、「冒険しているな」と。眼前に広がる大自然の大きさを思い、強く実感した覚えがあります。通過儀礼としての島巡りに、ウルトラビーストという未知との遭遇。サンムーンの物語が大好きでした。
 その物語を超えてきた、SVでの出会いと冒険。魅力的なキャラクターたちそれぞれとの出会いが、やがて一つに交わり大きなうねりとなって、最後には一つのチームになって冒険を終える……。一年経った今でも色褪せないし、これからも大切な宝物であり続けると思っています。
 dlcでの出会いも、温かな結末へ辿り着けて良かった。「SVのストーリーなら大丈夫」と信じていましたが、最後にスグリやゼイユと笑って終えることができて良かった。素敵な物語を生み出してくれた、開発の方々に感謝しかありません。
 その一方で、対戦面での不具合や動作の重さなど、少しずつ改善していって欲しい部分はいくらかあります。これからのアプデで、ポケモンSVがより良くなってくれることを願いつつ、この記事をしめようと思います。
 鮮やかな物語をありがとう。ぜひたくさんの人に触れて欲しい、大切な作品です。

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