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「証拠」プロモーション振り返り〜歌唱編〜

ジャニーズWESTの「証拠」プロモーション振り返り最終回。今回は、プロモーション期間中に「証拠」やそれに付随して歌った曲のパフォーマンスについて、印象に残ったことを書きました。

★★トピックス★★

1.2回目のJohnnys World Happy Live with You

2.生放送で生歌唱

(1)とにかく熱い「CDTVライブライブ」

(2)生演奏生歌唱「うたコン」

(3)特製セットで歌った「ミュージックステーション」

(4)深夜テンションな「シブヤノオト」

(5)WESTの強さと優しさが出た「音楽の日」

3.まとめ

★★★★★★★

1.2回目のJohnnys World Happy Live with You


3月末、「W trouble」ツアー初日になるはずだった日に、関ジャニ∞・なにわ男子と共に配信したジャニーズWESTの「Johnnys World Happy Live with YOU」。彼ら3組のパフォーマンス動画は、現在再生回数が900万回に迫るほど反響があります。中でもコメント欄でジャニーズWESTのパフォーマンスに驚く声が多く、そのポジティブな反響の大きさはジャニーズWESTのメンバーに「はんぶんこ」の自作MVを作らせるきっかけになったほどでした。

そんなHappy Liveの第2弾があると聞いてしまったら、期待するしかありませんでした。今回はチャリティーを兼ねて有料配信ということで、3月のYouTubeでの配信のように誰でも見られる形ではないですが、有料な分、マニアックな選曲が来る可能性もあり、とても楽しみにしていました。

2回目のHappy Liveは、一緒に配信されるのがHey!Say!JUMP、NEWSと割とジャニーズでも王道系グループ。しかもまさかの大トリがWESTということで、私も含めてジャス民がざわつきましたが、蓋を開けてみれば納得の大トリでした。

WESTのセットリストは、初っぱなから「W trouble」→「Big Shot!!」→「We are WEST!!!!!!!」という、テンションを間違いなく右上がりにさせる曲の畳み掛けでした。

そして、その後に初披露となったメンバー全員が作詞に参加した「はんぶんこ」。「証拠」プロモーション期間最初の歌唱機会というタイミングでの楽曲解禁には唸りましたし、彼らの歌詞から紡がれた温かい言葉(元々の作詞をされたMINEさんの言葉も含めて)を届けてくれたことに感謝の気持ちでいっぱいになりました。客席の電飾を使った演出も歌詞にぴったりで見事でした!

カッコイイ→盛り上がる→感動する、と来て、いきなり精神面をジェットコースター状態にさせるのがジャニーズWESTのコンサート。この後に「パラパラコーナー」がやってきました!!事前にパラパラコーナーを匂わせる感じはあったのですが、選曲が「PARA!PARA!チャ~ハン」と「ホルモン~関西に伝わりしダイアモンド~」!「パラチャー」は「ザ少年倶楽部」と「Westival」コンサートでしか披露されたことのないレア曲だし、「ホルモン」はジャニーズWESTの精神を歌う名曲なので、こちらもテンションが爆上がりしました。
まさかの淳太くんが歌の最中に噛んでしまい、それを照史くんがツッコんで、淳太くんがとっさの替え歌で返し、盛り上げ役の濱ちゃんが「途中噛んじゃってごめんねー!」とフォローする、ライブならではのハプニングへの兄組の連携プレイが素晴らしかったです。また、逆に濱ちゃんがミュージカル調で歌う下地を作ったのに全く乗ってこなかった神ちゃんも面白すぎて、これもライブならではのやり取りで笑いました。

パラパラからの「ええじゃないか」も、ハイテンションの畳み掛けでした。しかもコロナ対策替え歌バージョンその2。もう完全に他の方の名言(「元気があれば何でもできる」「1・2・3ダー!」)を使ってて大笑いしました。

最後の「証拠」は、アンコールで歌っているような演出で。「届けましょう!」という冒頭のしげの言葉通り、しっかり届くように歌い上げてくれました。そして、最後のアウトロで1人1人からメッセージ。個人的には、

神ちゃん「みんな1人じゃないぞー!」
濱ちゃん「ポジティブに、考えよう!」
流星くん「辛い時はWESTを見て笑ってくれ!」

の3コンボが凄く心に響きました。特に、自分が流星推しというのもあるからだと思いますが、流星くんの言葉は今回のジャニーズWEST・Happy Live第2弾を象徴するものだったと思います。「ジャニーズWESTを見て笑って元気になってな」という、一緒に配信した3組の中で見せるWESTの最も特徴的な部分を、ライブでもこの一言でもしっかり伝えてくれたことが嬉しかったです。

30分、全8曲で、ジャニーズWESTの多幸感を見事に与えてくれました。

2.生放送で生歌唱

(1)とにかく熱い「CDTVライブライブ」

「CDTVライブライブ」は、リモート形式からスタジオライブ形式での通常放送になる記念すべき特番回ということもあり、番組全体にライブができる幸福感が溢れた熱いものになっていました。ジャニーズWESTは「ええじゃないか」と「証拠」の2曲で参加しました。

番組序盤に歌われた「ええじゃないか」は、直前に歌唱したHey!Say!JUMPのメンバーがそのままスタジオ内に残って一緒に踊ってくれていたこともあり、WESTメンバーのテンションも高め!「Hope with Music」と書かれた提灯を持って踊る、関西出身なのに江戸っ子風な演出でした(笑)
しかも、テレビではあまりパフォーマンスされない、間奏の神ちゃん&濱ちゃんのアクロバット部分もパフォーマンス!濱ちゃんはまだ足にボルトが入ってるからか片手をついた形でのアクロバットでしたが、2人とも見事!
その後の淳太くんの歌パートも「今日は楽しもうぜ!」とライブで見せる替え歌バージョン。更にしげは「JUMPも踊ろうぜー!!」とJUMPメンバーに呼びかけて、距離はあれど両グループが楽しそうに跳ねて踊る姿を見せてくれました!

そして「証拠」は、番組前半のトリに披露されました。出番の直前に歌われていたサンボマスターの皆さんのパフォーマンスが熱く素晴らしいもので、途中からスタジオに入ってきたと思われるWESTメンバーの歓声や拍手が所々で聴こえていました。

そんな番組や他出演者さんの熱量に引っ張られるように、「証拠」の歌唱も熱いものになりました!しかも、「フルサイズ歌唱」。CD発売2日前だったので、私たちもここで初めてフルサイズで聴くことになりました。

実は、個人的に心配していたことがありました。「証拠」Twitterで2番サビ部分のMVが先行公開されていましたが、2番サビの音の高い部分を流星くんが歌っていました。流星くんはメンバーの中でも音域が低くて、「証拠」でもサビは基本的に1オクターブ下の音で歌っています。音の高低差がかなり激しいので、流星くんの声がついていけるかが気になっていました。

2番の部分が初めて公開され、歌詞、歌割、どれも素晴らしく、感動しました。
そして流星くんの高音サビ部分。淳太くんが温かく流星くんを見守ってくれているのが映り、流星くんも一生懸命歌っていましたが、声がひっくり返ってしまい、「ああ!」と思わず内心叫んでしまいました。でも、その後の「とは言え不器用な僕ら」ではきちんと音程を取り戻していました。

最後、募集した「頑張っている写真」をバックに1人ずつメッセージを言っていくところで、流星くんが笑顔で「自分らしくいこうぜー!」と言っているのを見て、ほっとして、そして、音がひっくり返ったことはそんなに重要じゃないや、と思えました。
私が流星くん推しなので彼に甘いのかもしれませんが、誰よりも悔しかったであろう流星くんが、最後に笑顔でパフォーマンスを締めようとしてくれたことが、その気持ちが嬉しくて、この曲で一番大事なことはそこなんじゃないかなと思いました。
音程は大事です。あまりにも外しすぎるとやっぱり聴き苦しいですし。でも、この曲のメッセージもあってか、失敗しても、この曲で伝えたい気持ちが消えないことがパフォーマンス上で最も重要なんだと気づかされました。

この番組での彼らのパフォーマンスに関して、加藤登紀子さんが称賛してくださっていたことを後で知り、そのこともとても嬉しかったです。

(2)生演奏生歌唱「うたコン」

「CDTVライブライブ」翌日、2日連続の生放送歌唱です。
今回は生演奏に合わせての歌唱。番組の雰囲気もあり、前日より衣装もかっちりした感じでした。

番組の雰囲気に合わせたのと、淳太くんや神ちゃんがジャニーズウェブの連載で前日の反省をしたようなことを書いていたので、それを踏まえてか、前日より落ち着いたパフォーマンスでした。生演奏もCD音源の音と違う魅力がありましたし、彼らの歌も、荒削りながら伝えたいことを失わずに歌ってくれていました。

「うたコン」では、NHK視聴層の方がご覧になって、「え、山田太陽が歌ってる!?」とビックリされてたというようなエピソードもTwitterで見かけました。他の番組とは少し違う視聴層にお披露目できた点が有意義だったように思います。

(3)特製セットで歌った「ミュージックステーション」

前回のnoteにも書きましたが、出番前までリモート出演で映像を見ながらワイワイ言ったり、末吉さんと神ちゃんのやり取りもあって、ちょっとリラックスした雰囲気での歌唱でした。「Mステ」では、セットでMVの世界観が再現されていて、その再現度の高さが個人的には嬉しかったです。

横並びで歌ってた「Mステ」の歌唱。流星くんも雑誌で話してたようですが、しげが流星くんたちとアイコンタクトを取りながら歌おうと左を向いていることが多く、せっかくのアップも横向きであまり顔が見えず(笑)そんなしげの自由さも見えた歌唱でした。

(4)深夜テンションな「シブヤノオト」

「シブヤノオト」は、前回のnoteに書いたように、濱ちゃんのマジック&「なで肩〜ん☆」の披露後の歌唱で、皆比較的テンションが高め&自由な感じ。Aメロ前の間奏で「なで肩〜ん☆」と誰か(多分しげ)が言うなど、一番自由度の高いパフォーマンスでした(笑)
曲のメッセージが届くようにと、セットは敢えて何も置かない、真っ白なスタジオ。そして、何気に生歌唱で流星くんがセンターの配置で歌ったのはこの時が初めてでした。(それまでは流星くんセンターは収録番組のみ。他はしげセンターの「WESTのいつもの立ち位置」でした。)自由度高いパフォーマンスでしたが、曲の芯はしっかりと伝えていて、最後の紙吹雪のシーンはキラキラしていてとても綺麗でした。

(5)WESTの強さと優しさが出た「音楽の日」

他のジャス民さんもTwitterでおっしゃっていましたが、私もこの日のパフォーマンスはあまり冷静に見ることができていないかもしれません。あくまでも私の視点ではそんな風に感じた(実際のところは違うかもしれない)、という個人的な感想として読んでください。

ジャニーズWESTの出番まで1時間を切った時に、淳太くんと照史くんにとって大切な方の突然の訃報が入り、私自身も動揺する中で彼らの出番が来ました。

心配していた淳太くんと照史くんは、さすがアイドル力が高い2人、普段とほぼ変わらないパフォーマンスでした。強いて言うなら、淳太くんの目が潤んでるように見えたのといつもより下を向きがちだったかな、というくらい。

いつも以上に違う感じが見えたのは、他のメンバーの方だったように思います。しげは声を出して盛り上げ、いつも以上に皆をぐんぐん引っ張っていく役目をしてくれたように思いました。のんちゃんは、いつもより力強い歌声だったように聴こえました。神ちゃんは、冒頭のソロでの握った拳が震えるほどいつも以上に力が入っているような気がしました。濱ちゃんと流星くんは、ポジションが照史くんの隣の時、すぐ横にいた照史くんといつも以上に距離を詰めているように見えました。

あと、「証拠」だけでなく「Big Shot!!」も歌っていて、「Big〜」の時にはリモート番協の皆さんが一緒に画面越しに手拍子やダンスをされていましたが、これが今回はWESTにとって凄く心強かったのではないかなと思いました。「Big Shot!!」のパフォーマンスの合間や最後に、彼らが番協の皆さんの画面を向いて盛り上げたり見つめたりお礼を言ったりしていたのが、とても印象的でした。

3.まとめ

WEST沼に落ちてから初めてのシングルが今回の「証拠」だったので、シングル発売に伴うプロモーションも初めて全てチェックしました。
同じ曲でも、番組のカラーや雰囲気、テンションによって彼らのパフォーマンスが変わってくるのだということに気づき、彼らのパフォーマンスは「生きているもの」だと思いました。
ジャニーズWESTはライブで活きる「ライブアイドル」だと思っているのですが、彼らのパフォーマンスそのものが呼吸をして変化や成長を続けているからこそ、彼らのパフォーマンスは面白いし、楽曲が「育っていく」過程をこれからも見たいです。

そして、「証拠」という曲が持つ大きなパワーをひしひしと感じました。どうか、この曲を必要とする人に1人でも多く届いてくれることを願います。

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