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「しあわせの花」と「パロディ」MVがあまりにもWESTを体現していた件

シングル「しあわせの花」リリース、おめでとうございます!!

初回盤A特典映像の「しあわせの花」MVと、ストリーミング特典の「パロディ」MVを拝見したら、あまりにも素晴らしくて、noteに思いを書きなぐることにしました。
ファンの勝手な解釈をたらたらと書きますので、それでも良いよという方はお付き合いください。


「しあわせの花」MVは、WESTの歩みと音楽の理想形

「しあわせの花」MV(YouTube ver.)

YouTube配信分を見て思っていたことが、フルを見て確信に変わりました。

♪MVのストーリー♪
田舎の駅にある一両の鈍行列車にWESTが集まり、7人だけで出発する。
フルバージョンでは、そこに元気がない様子の一般の方々が乗り合わせてくる。
WESTのメンバーは、それぞれ一輪の花を手に取り、歌いながら落ち込んでいる乗客の方へ手渡しする。
花を手渡された乗客の皆さんは徐々に笑顔を取り戻し、最後にはいつの間にか花に囲まれた電車内で、歌ったり体を動かしたり、楽器を演奏したり、ただ座って笑ったりして、WESTの歌を楽しむ。
気付くと、WESTのメンバーは7人だけが乗った閑散とした電車で寝落ちしていて、起きた途端に慌ててホームへ降りていく。
電車の座席には、しげが乗客の方へ渡したオレンジ色の花が一輪残されている……というもの。

まず「田舎の鈍行列車」は、WESTのこれまでの歩みそのものを体現する乗り物。
「デビュー日に仕事がなかった」「凪の期間があった」「俺らは飛び級しないで一歩ずつしか進めない」といった、彼らのこれまでの歩みを表す言葉に、「田舎の鈍行列車」というのはピッタリ。
「田舎」という派手ではないシチュエーションも、彼らが全員デビュー後に上京した地方出身者という点を踏まえても、よく合っています。

「落ち込んでいる他の乗客へ、一輪の花を渡す」というシチュエーションは、まさに彼らが今、音楽での理想としている姿ではないかと思います。
彼らは「誰かの日常に寄り添いたい」アイドル。
日常の世界で寄り添ったり背中を押したりすることを必要とする人へ、一輪の花を渡すように、音楽を届けたいのではないかと。
「一輪」というのがまた良くて、「花束」ではないんですよね。
押しつけがましくないというか。
私はこの場面はファンへの姿とも重なるような気がして。
記録のために花束のように沢山一気に買うというより、1曲1曲を大切に受け取ってほしい気持ちの表れでもあるのかな、と。
そして、1人1人が持つ色とりどりの種類の違う花は、幅広い表現力を持ち、楽曲ジャンルも幅広いWESTの音楽を表すのにピッタリです。

「いつの間にか花に囲まれた電車内で、乗客と歌を楽しむ」のも、WESTにとっての音楽の理想の姿なのかなと。
「SOUL 2 SOUL」の時に吹奏楽とセッションしたり、ダンスをTiktokで広めたりと、音楽を通じたコミュニケーションを取りたい意志を感じていたので。
一緒に歌っても、踊っても、楽器を演奏しても、座って聴いてるだけでもいい。
一緒に楽しんでほしい、楽しみたい、という彼らの思い。

「夢オチ&座席にオレンジの花が一輪残される」のは、WESTの音楽の理想の形にはまだ完全に辿り着いていないかもしれない。
けど夢物語ではなく、きっと花開く時が来るよ、という未来への希望でしょうか?
実際、今でも一輪の花を手渡されて彼らの音楽を愛するファンは私も含め存在しているわけで。
私たちのような「既に花を受け取った」ファンの存在を、あのオレンジの花が表してくれているのでしょうか?


「パロディ」のMVは、WESTのアナログ感と各種映像とのリンク

パロディMV(Behind The Scenes)

私はずっとジャニーズWESTは「アナログ」なグループだと思っていて。
コンサートを見ると、ド派手な演出や機構はそんなに多くなく、会場の端から端まで自分たちの足で駆けずり回るような人たちで。
「自分の身を呈してパフォーマンスを届ける」姿勢が「アナログ」だなぁと。
そんなアナログなWESTが、「パロディ」のMVをセルフ撮影するという、「彼らの手作り感」が溢れるMVになりました。

♪MVのストーリー♪
スマホを持ったしげと、そこに集まるWEST。
「今からMVを撮影していきます!」という掛け声から始まり、メンバー同士でカメラマンを交代しながら、小さなスタジオのあちこちに設置されたセットや小道具の所へ移動してパフォーマンス。
途中から濵ちゃんが操縦するドローンカメラも登場。
撮影が終わると「イェーイ!!」と撮影の成功を称えて喜びあう。


MV本編は、まるでTikTokを繋げて1本の動画にしたような感じで、彼らがスマホで撮った縦向き映像に、歌詞のポップな字幕や映像効果といったエフェクトを付けたもの。
TikTokにアカウントを持ち、普段から自分で撮影した色んなエフェクトで遊ぶ彼らの姿とリンクするような映像でした。

YouTubeにアップされたBehind The Scenesを見ると分かりますが、曲に合わせた一連撮りとなっており、パフォーマンスは和気あいあい、ワチャワチャした雰囲気ですが、実はしっかりと役割分担や動線が決まっています。
彼らのYouTube「WESTube」でも、一見ワチャワチャと楽しんでいますが、よくよく見ていると、スマホカメラを交代で持つ、企画の順番待ちのメンバーの所に行って盛り上げ役になる等、自然と役割分担をしていて、その姿と重なります。
その役割分担が見えやすい「Behind The Scene」が、WESTubeにアップされているというのは、もしかしたらこうした共通点を意識してのこと?

それと、「7人でMVを撮る」というのは、7人に与えられたミッション。
過去に放送された「冒険したってええじゃないか」シリーズや、「パパジャニWEST」シリーズを見ていると、彼らは「7人で課題を解決する」場面に力をしっかり発揮でき、魅力が増す人たちだと思います。
そうした点もリンクしていて、そこに「彼らの良さが出る」と分かった上で提案されたのではないかと思います。

WESTのMVチームは彼らへの理解が深い

2つのMVの共通点としては、「ジャニーズWESTのこれまでの歩み」や「SNS、出演番組、出演動画といった彼らの露出媒体」といった、「ジャニーズWESTに詳しくないと設定できない」シチュエーションを用意していること。
それだけ彼らを理解し、彼らの良さを引き出していく工夫を凝らしてくださる方が集まっているのだと思います。


まとめ

 WESTの2本のMVを見て、彼らへの理解が深い方が、仕事の柱としてついてくださっていることを感じることができました。
WEST音楽班の連携が取れているようで安心したし、これからも良い作品を届けてくれそうという期待も持つことができました。

WESTから「しあわせの花」という新しい花を受け取ったので、この一輪をファンとしても大切に育てていきたいです。











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