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【スカイピークLX powered by Gakken】 を開始します

こんにちは、スカイピークの高野です。
この度、2024年4月24日にプレスリリース発表を行い、Gakken LX社とともに、ドローンスクール運営業務のDX化に向けたサービスを提供することになりました。

今回のnoteでは、こちらのサービス背景について触れたいと思います。


スカイピークLX 開発の背景

結論からお話すると、一番は私たちスカイピーク自身が必要性を感じている中で、自分たちで欲しいサービスを作っていこう!という想いがきっかけでした。

少し振り返ると、

私たちスカイピークは、産業ドローンの人材育成を軸に事業を展開する中で一つの事業として、旧制度である国交省登録講習団体や管理団体などの業務を経験してきました。

ドローンスクールの運営(講習団体)については、私たち自身も講習サービスを提供する立場でもあり2017年の設立の年から複数行ってきました。

またその後2018年より管理団体としても、新規スクール開校の支援や、講習団体で使われる講習テキストの作成、卒業生のライセンス発行、インストラクター育成業務なども行ってきた経緯があります。

そして2022年12月5日。皆様もご存知の通り国家資格制度が開始されました。

旧制度の民間資格に係る登録講習団体としての運営と、新制度の登録講習機関は、ドローンスクールという点では、一見同じに見えますが、別の制度として国が新たに定めたものになります。

参考:スカイピークは2022年12月5日、登録講習機関として登録されました。https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000058867.html

これまで全国で1000以上の講習団体が航空局HPに掲載されていますが、それぞれのドローンスクールにおいて「質の担保や均一化」という課題がありました。

基本的な共通ルールはありながらも、各ドローンスクールにより、教則の基準が現在ほど明確でないことによる教材の内容の違い(学科講習におけるバラツキ)であったり、講師の技量や指導内容の違い(機材を含む実地講習のバラツキ)、また試験内容(飛行環境や内容のバラツキ)など、様々なバラツキがありました。

ドローンの資格保有者が全国的に増え、ドローン自体の認知も広がり、そして飛行申請数も増加、利活用するプレイヤーが増えたことは、新たな空の産業を活性化していく意味においてはポジティブな要素でもありますが、

一方で社会実装を加速させるうえで「安全の担保」という観点は重要であり、操縦者の「質の担保と均一化」に向けて、これまでの資格制度も、いよいよ次の段階へ進む時期になったと考えられます。

まさにその取り組みの一つが国家資格制度であり、次世代人材育成を担う教育訓練の役割を担うものが、登録講習機関ということになります。

先述のような、旧制度における質の担保、均一化という課題を、解決していくためには、基本的な教育内容の更なる共通化(国が発行する教則等)であったり、スクール講師に求めるスキル要件の明確化であったり、試験試会場や内容の要件であったり‥

多くのことについて、明確なルールを定めるとともに、ドローンスクールが運営事業者としてきちんとそれらを担保する仕組みと運営体制があるかということを、新規登録時及び定期的に(監査受査)という形でチェックされ報告をすることが、義務付けられる形になりました。

※参考:スカイピークは2023年10月24日、監査実施団体として登録されワンストップでの支援が可能になりました。https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000014.000058867.html


旧制度では一般的に、

国土交通省 → 管理団体 → 講習団体 

という関係性において、各管理団体が「教材作成」「講師育成」「卒業後の資格等の発行」を行う役割を担っていたため、講習団体の多くは「営業」と「講習」に注力をすることができていました。

新制度では、

国土交通省 → 登録講習機関 

という関係性のため、各スクールにおいて原則的には管理団体が行っていた業務を追加で対応する必要性(教材作成とアップデート、講師育成、修了証明書発行など)がでてきたとともに、

監査制度へスムーズに対応するために、これまで以上に適切な「データ管理(講習記録や修了情報)」が求められることになり、各ドローンスクールの業務負担が大幅に増えました。

そういった中で、比較的小規模な事業者が多いとされるこのドローン業界ですから、スクール運営業務負担の軽減が必要だと感じています。

実際に、弊社自身も旧制度に比べて業務負担が増加していることを肌で感じていますし、パートナー企業の皆様からお話を伺うなかでも、同様の声を聞くことは多々ありました。

ドローンスクール業務の効率化に向けて

その中で昨年、教育大手の学研グループで、国家資格講習のDX化を推進しているGakken LX社とご縁があり、スカイピークが持つ創業以来からのドローン人材育成やスクール運営における知見と互いに協力することで、

国家資格講習のeラーニング提供に留まらない、ドローンスクールの更なる業務効率化への貢献に向けたデジタル化を支援していく運びになりました。

第1弾として、先日のリリース(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000018.000058867.html )で記載のとおり、「国家資格講習のeラーニング提供」と「データ管理システムの提供」開始いたします。

データ管理システム(講習記録簿システム)を提供することで、国家資格講習における学科部分だけでなく、その後の実地部分(講習/修了審査)やデータ管理負担を軽減することも目指します。

またシステム面のアプローチに加えて、スカイピークのこれまでの管理団体等の知見を活かすことで、単にデジタルツールの提供だけでなく、新規開校や監査含めた包括的な支援を行います。

第2弾以降の取り組みについては、まだ詳細はお伝え出来ませんが、弊社自身もドローンスクール業務を行っていたからこその目線を大切に、皆様の役に立てるよう準備を進めています。

こちらは別の機会に、またご報告させてください。

ドローンスクールの皆様のご意見をお待ちしています

今回はnoteを通じて本サービス開始の背景を発信させていただきましたが、皆様からも「こんなサービスがあったら嬉しい」「こんなコンテンツや機能があったら助かる」「ここは改善できないのか」などのユーザー目線での声は、是非聞かせいただけますと嬉しいです。

全てのご意見を反映させる事は現実的に難しいかもしれませんが、一つでも多くの希望をお聞きし、社内で検討をおこない、新たな改善案や追加機能の検討に活かしていきたいと考えています。

皆様とともに、登録講習機関運営の更なる効率化や業務負担を軽減して、国家資格取得を支援することで、安全安心な産業振興に貢献できるよう尽力していきたいと思っています。

詳しくは下記URLのプレスリリースや専用サイトをご覧いただけますと幸いです。本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

■プレスリリースはこちら
ドローンeラーニング&監査対策【スカイピークLX powered by Gakken】2024年5月1日より提供開始! DX化でスクール運営負担を軽減 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000018.000058867.html

■サービスサイトはこちら
スカイピークLX powered by Gakken
https://x.gd/PFlx8