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営業やカスタマーサクセス活動を効率化するデータ活用

こんにちは。 株式会社LayerXバクラク事業部 BizOps部の石橋(@saaaaaaky)です。
この記事は 7月はLayerXエンジニアブログを活発にしよう月間 の14日目の記事になります。


はじめに

BizOps部所属の身ですが、2023年4月にデータチームが発足してからは2チームを兼務しています。
Opsとしてはカスタマーサクセスチームを担当しており、セールス活動やカスタマーサクセス活動においてのデータ活用促進がミッションの1つです!

最新のデータ組織と基盤に関しては、7月4日の高際の記事に詳しく書かれていますのでご覧ください。


上記の記事にも書かれていますが、データチームでは

  • 事業活動を深く理解した上で

  • 安心安全に利用でき、認知負荷が低く、目的達成に十分な品質のデータを提供し

  • データ活用を通じて組織のアジリティを高め

  • より多くの人にバクラクの価値を届けきること

を目的としています。


日々プロダクトやセールス活動等々により様々なデータが創出される中で、現場がデータを利用できる形へ加工するData Enabling活動について取り組みをいくつかご紹介します。

参考:バクラクにはアナリストが不在?いいえ全員アナリストです!そんな理想を実現するData Enabling teamをつくります

Data Enabling活動への取り組み

LayerXではプロダクトの利用データやSalesforceのデータはBigQueryに収集しています。
BIツールとしてはRedashやLooker Studioを利用しており、誰でも分析が可能です。

よく使われるデータの集計はBigQueryに中間テーブルを作成

誰でも分析できるというのは良い点も多いのですが、似たようなクエリが何度も作成されたり、同じ指標を集計しているはずが集計方法が微妙に違い異なる数値が出てしまう、といった課題があります。
よく使われるデータの集計はBigQueryに中間テーブルを作成してます。

BigQueryからプロダクトデータをSalesforceへ送信

SQLを書くメンバーもいますが、Salesforceのレポート機能の方が活用できるメンバーが多いというのも現状です。
そういったメンバーからもプロダクトデータとSalesforceがもっている契約情報やお客様の定性情報等々を掛け合わせて分析したいというニーズもあります。BigQueryからプロダクトデータをSalesforceに送ることで、Salesforceレポートでの分析を実現できるような基盤を作成しています。

参考:バクラク事業におけるデータ組織とデータ基盤 2023#2.1. データ基盤の構成

お客様のご利用状況をSalesforceから確認できるよう、RedashのdashboardリンクをSalesforceに設置

セールスチームやカスタマーサクセスチームは、お客様のご状況に合わせてミーティングを設定したりフォローメールを送るといった対応を行っております。
お客様の環境IDを調べ、Redashのダッシュボードを探し更新するといった手間を削減し、状況の確認業務をスムーズに行えるよう、Salesforceのオンボーディング管理画面にRedashのダッシュボードリンクを設置しています。

Salesforceのオンボーディング管理画面例

お客様の状況をSlackに通知

上記のようにSalesforceでお客様の状況を確認できるようになってはいるものの、1件1件確認する必要があり、対応するお客様が増えてくるほど確認漏れ等の発生が懸念されます。
確認が漏れ対応が遅れるとインパクトが大きい事象に関しては、Redashのアラート機能を利用し、slackにアナウンスしています。アラートがあることで確認漏れを防ぎ、また、お客様への迅速な対応が可能となっています。

slackへ投稿されたRedashアラート

さいごに

今回はData Enabling活動を簡単に紹介させていただきました。

今あるデータの活用促進も必要ですし、今後利用していくためにデータを正しく蓄積していく仕組みやガバナンスを整えることもさらに必要となってきています。

やりたいこと・やるべきことがたくさんありわくわくする環境だと思いますので、少しでも興味があるかたはカジュアル面談にお申し込みください!


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