藤城清治美術館に行ってきたこと。
4月3日、那須にある喜びの森に行ったついでに、仙台に帰る前に、藤城清治美術館まで行った。
藤城清治美術館の場所は、過去に私が住んでいた所に近くて、それだけでもちょっと嬉しい。
那須は、「こんにちは」より「ただいま!」の方がしっくりくる。
それくらい懐かしい場所でもある。
美術館内は撮影不可。
藤城清治さんは今年100歳。
10月には美術館にいらっしゃる予定だとか。
たっぷり時間を掛けて、ひとつひとつの言葉、絵、隅々までゆっくり観ていった。
凄い。
ただただ圧巻というか、いっぱい観て、感じて、その世界とその世界の中の世界というか、深みと愛と希望というか、
美しさと技術、全てに、最後には言葉を失い、
本当はもっと観たいが、もうこれ以上観れない!!
というくらい自分のキャパで100年の藤城さんが入りきらないというか、
言葉を超えると言葉で表す世界が消えるというか、
美術館でこんなに全部が満タンになった体験は初めてだった。
友だちとふたり、どんどん無口になっていく。
絵を見て涙するところが同じだった。
見終わったあと、放心。
アートの力、その凄さに溺れたというか。
アートは世界を平和にするって思った。
紙コップも可愛い。
cafeで休憩入れて、やっとリカバリして、売店で買い物をした。
わたしは笛吹きさんのピンバッジを自分のために買った。
友だちは画集を買ってた。
藤城さんの絵には沢山の小人の音楽隊が出てくる。
東日本大震災の瓦礫のスケッチの上にも笛吹き小人さんが居たのを見つけたとき涙が出た。
ああ、音楽は希望だと思った。
わたしはこの小人さんになって笛を吹く。こんな風に、いつでもどこでも希望の音色を届けたい。
また行こう。必ず。
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