心理的安全性をつくる言葉55を読んで

◯読む前に

エンゲージメント、心理的安全性、ウェルビーイングのeラーニングを先日受けた。その中であった自己評価では、今、心理的安全性は高いとは言えない結果だった。

時々TVで見る企業の会議の雰囲気は、フラットな意見を上下関係なく行っている様子。もちろん、誇張され、真実ではない面もあると思うが、自分が日々体感しているものとは、全く違う。

心理的安全性を高め、色々な階層、人の知識、経験、意見を活用方法できるような組織にならないと長期的な発展はできないと、先述のeラーニングであった。

本書を読んで、心理的安全性を高めるために自分は何ができるのか、まずは気持ちの持ち方、加えて、自分の周りへの働きかけを学び、実践できるようになりたい。

◯学んだ内容

・心理的安全性を高める重要な因子

話しやすさ
→違う意見が言えるか?

挑戦
→挑戦の結果ではなく、まずは挑戦したことを歓迎できる環境か?

助け合い
→ミスやトラブルがあったときに、失敗した個人を責めるわけではなく、解決、改善に向けて建設的な対話ができるか?

新奇歓迎
→常識にとらわれず、メンバーの個性、新しい視点や発想を受け入れ、「まとはずれ」を歓迎できるか?

・行動分析学からみたきっかけ言葉とおかえし言葉

きっかけ言葉
→相手の行動を促す

おかえし言葉
→相手の行動や結果を受け止める

行動分析のフレームワーク
→人の行動を3段階で分析する

きっかけ:その人が行動を起こす状況・文脈
行動:その人が自分からとれるアクション
みかえり:行動したあとの結果がHappyかどうか

一番重要なのは、みかえり。

自分が取った行動に対して、

Happyなみかえりが貰えれば、その行動を増やす
Unhappyなみかえりを貰えば、その行動を減らす

まずは、きっかけ言葉で行動をうながす。
望ましい行動であれば、Happyなみかえりを与える。

万が一、
ミスやトラブルを報告してくれた人に頭ごなしに起こったりすると、Unhaapyなみかえりとなり、報告しなくなる。

望ましい行動は何かを考え、きっかけ言葉とみかえり言葉を与える!

・4つの承認を使い分ける

1:成果承認

行ったことの結果や成果を認めること
本人の努力やプロセスを見なくても、数値、結果を見れば承認できる。
一方で、結果が出ないと承認できない。タイミングが限られる。

2:行動承認

結果や成果ではなく、行動そのものを承認する

3:成長承認

メンバーの過去と現在を比較し、成長を認める

4:存在承認

そこにいること、そのものを認める

承認しようとすると、成果承認を重視しがちになる。偏りすぎすに、他の3つの承認も使いこなす。

◯今後のアクション

本書は、心理的安全性を高める55の言葉をNGワード、ケースを提示しながら、各フレーズを4ページでコンパクトに説明してくれた。一つ一つが今日から使えるフレーズと心持ちだった。

章の間のポイントの部分がよかった。
フレーズだけだと、具体的な言葉の使い方だけになるが、なぜこの言葉有効なのか理解を深めてくれた。

4つの承認は、活用したい。
成長承認は、ある程度の年次までは、日々成長しているので、いつでも使える。

ただし、過去と比較する場合、過去がどうだったか記録に残っていると客観的になり、承認する人も承認される人も納得感が高まるはず。
成長承認するという視点でも教育記録があると良いと改めて感じた。今からでも作ろう!

一方で、本は全く悪くなく、私の問題だが
私の記憶力だと55個も覚えられないこと、もう少し体系的に学び、根本の考えを学びたいと感じた。そのため、次は、もう少し学術的な本から学び、このスキルを進化させたい!


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