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デンマークでアジア人差別にあった話

こんにちは、すかいだいびんぐです🪂
旅の記録を綴っているところですが、1度留学中に起きたこともお話してみようと思いました。

これまでに留学中に学んだアウトドア教育や教育実習についてはお話してきました。
街中には様々なバックグラウンドを持つ人々が暮らし、留学中たくさんの人に暖かく迎え入れてもらい楽しい日々を送ることが出来ました。多様性を受け入れる国民性を持つデンマーク。半年の留学を経験して、それは正しいんだな…と思います。

しかし同時にデンマーク人だからといって全員がそうではないと感じる場面もありました。

「アジア人」と決めつけてくるルームメート

私は留学中、大きなお家の1部屋で暮らしました。同じフロアに4人住み、トイレ・お風呂・キッチンを共有します。

その家の同じフロアに住んでいたデンマーク人の男の子と出会いました。彼はゲームなどで日本人とよく交流していることもあり、親しげに私に話しかけてきました。

私は始めは親切な人だなぁーと思っていたのですが、途中から時々現れる「アジア人だから𓏸𓏸」という発言に気づくようになっていきました。「中国人は𓏸𓏸なんだろう」など。

私は日本人だけれど、どんな人種・国籍の人を偏見で言うことがとても嫌いだったため、途中から彼と会話をしたくなくなりました。しかし、そのことをきちんと伝えると、「日本人だからシャイなんだ」と取り合ってくれません。

結局彼が共有スペースにいないタイミングを見計らって料理をしたり外出したりするようになりました…。散歩にふらっと出かけて、できるだけ家にいないようにする時も。いわゆるデンマークの「大切な人と家で過ごす」文化を日常的に感じることは出来なかったです😂

田舎町では日常的な差別にあった子も

私がいたオールボーやコペンハーゲン、オーフスなどの街はデンマークの中でも大きく、様々な人種の人々が暮らす多国籍な環境。そのためあまり外国人扱いをされたり、わかりやすい差別に会うことはあまりありませんでした。

しかし田舎の方に留学していた友人によると、追いかけられたり「出ていけ!」と言われたりと、日常的な差別を受けていたようです。
ちょうど留学がパンデミックの最中だったため、それも影響していたようです。

アジア人であるという自覚。

初めての留学でデンマークに滞在して感じたことは、「私は日本人としてではなくアジア人のひとりとして見られている」ということ。今年のアカデミー賞で助演男優賞・主演男優賞でも話題になったアジア人差別ですが、実際にそれらを経験するとまた見方も変わってくるのだなぁと思いました。

どんな国にいても、素敵な人たちが沢山いるし、同時に考え方が合わない人もいる。国によってどうこうカテゴライズしてしまうことも、結局私の偏見であるのだなと感じます。

今回は少しナイーブなお話になってしまいました…。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました☺️


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