Intermission(ほんじつはおやすみ)~このころは~

毎日、毎日、ひぐれの時が遅くなっていく…あるときをさかいに遠景の中にある私の住む丘ははるいろの緑に衣更えをした。並木の桜はすでに全身から桜色を放っている、そして夜、車の通らない小道をこころおきなくますくをはずした顔であるいていくと、名前をあげることもできないほど様々な花の香の中にいることに気づくーただこの季節に生きているだけでそんなふうにだれしも包まれている…そんなことを、さいわい、と呼ぶのかなと思う。海の幸、山の幸、お店ではとりあつかいがないかな、空の幸(^^ なんか前にも似たようなことを書いた気がする…あざやかな草木の呼吸に何の演出もなく…ね。