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出国前の手続きを簡単にまとめてみた①退職・引っ越し・海外転出届・税金&年金

会社員→退職→引っ越し(実家戻り)→渡英のパターンだった私だが、忘備録として記録してみる。
これから海外に出国する方の参考になればありがたい。


退職の相談

私は普通に会社員をしていたので、正式にビザがおり、手続きを完了させたタイミングで退職願を提出。

6月20日 上司に退職願を提出
7月29日 最終出勤
8月全日 有給消化&8/31退職
9月10日 渡英

私はギリギリまで働きたかった&健康保険を使いたかったので、上記のようなスケジュールとなった。
退職の申し出は1か月前としているところが多いが、会社によるので、まずは規定を確認。
そのうえで、仕事の繁忙期や引継ぎ期間などを踏まえ、極力上司や周りに迷惑をかけない形で円満退職を。

また、健康保険が使えるうちに、渡航前に病院へ行くこともマスト。
検診を受けたり、持病のある人は薬を予めもらっておくとよい。

引っ越し(ジモティーの活用法!)

私は職場の近くで一人暮らしをしていたので、退職後の1か月間(8月)は実家で過ごした。
6月中旬に、7月末で解約することを不動産管理会社に伝え、すぐに簡単な書類が送られてきたので返送。
あとは引っ越しの準備をするだけだったが、これが予想以上に大変だった。

家具家電を全て処分するのももったいない&新品に近い家具がいくつかあったので、私は今回初めてジモティを利用してみた。

メルカリと違い、物も代金も現地手渡しができるので、配送料をかけることなく、同じエリアで欲しい人に簡単に譲ることのできるサービス!

運べそうなもの(TV台、折り畳み式ダイニングテーブル、ガスコンロ、照明器具など)を中心に出品し、トータル4万円くらいで全て完売。
買い取り業者よりも断然高金額で売れたので、ぜひとも活用してみてほしい。アプリ登録方法も簡単。

①会員登録
②譲りたい商品の写メをとり、商品説明&価格設定&支払い方法&取引場所の設定
③メッセージ機能を通じてやり取りし、自分が譲りたいと思った人を「受け渡し予定者」に設定
④当日指定の場所で引き渡しし、代金を受け取る

~ポイント~
・商品説明は大きさ、状態などをこまかく記載すると良い。
・支払方法は「現金手渡し」と「あんしん決済」の2択。あんしん決済は手数料が5%かかってしまうので、現金手渡しがおすすめ。

なお、冷蔵庫や洗濯機などの持ち運び不可能な重家電は、トレジャーファクトリーで一式買い取り。
よほどの不良品ではない限り、全てその場で査定し引き取ってくれるので、引っ越しの際にはおすすめ。

転出届の提出

私の場合、一人暮らしをしていた市町村に転出届を出す必要があった。転出届は2週間前から可能。

転入届&運転免許証の更新

こちらも2週間以内に転入届を提出。
また、免許証の更新は必須ではないが、本人確認の際に何かと便利なので、私は変更した。
所属している県の警察署にて更新可能。
更新の際は、転出届と免許証を持っていけばOK。

海外転出届の提出

出国2週間前から提出可能。
海外転出届=日本から住民票を抜くということになる。この海外転出届は任意だが、基本的に1年以上日本を離れる場合は、出しておいたほうがムダな税金を払わなくて済むので、私は出しておくことにした。
※既婚者で留学やワーホリに行く場合は、旦那の扶養に入ってしまったほうが楽な場合もあるので、市役所などで要確認。

また、マイナンバーを取得している場合、転出届とともに消失する。
私は通知カードしか持っていなかったので、特に気にすることはなかった。

国民年金任意加入手続き

海外渡航をするうえで、これが一番の難題。
海外転出届を出すと年金の支払い義務もなくなるが、その分日本に戻って生活となったときに、老後の年金をもらえる額も少なくなってしまう。
月々16,590円で、支払方法としては以下の通り。

①日本国内の預金口座(本人名義)から引き落とし
②日本国内に住む親族(両親など)が代理で納付

①の場合、本人の通帳と届け出印が必要なので、届出印が不明な方は、予め銀行で要確認。
②の場合、市役所に代理人選定の書類があるので、それに記入して提出すればOK。

私の場合、8月末まで厚生年金に入っていたので、職場からの退職証明書がないと手続きができなかった。
退職証明書は9月6日に届いたが、渡英ギリギリだったため、手続きは両親に任せた。(①②でも、手続きは代理でもOKとのこと。その際、退職証明書の原本と手続き者の本人確認書類が必要。)
https://www.nenkin.go.jp/service/kokunen/hokenryo/20150313-02.html

に全て書いてあるので、必ず一読を!

納税管理人届出書の提出

通常会社勤務していると、年末調整は会社がやってくれるが、年度の途中で退職、かつ日本国内で就職しない場合、それまでの収入分の年末調整は各自で行う必要がある。
海外へ行く場合は、出国までに年末調整(出国時年末調整)を行うか、納税管理人の代理人を立て、次年度の2~3月に確定申告をする必要がある。
代理で確定申告をするための手続きが、納税管理人届出書と呼ばれるもの。

色々調べた結果、これが一番楽そうだったので、私は父を代理人に立てた。
国税庁のHPに申請書があるので、出力して記入し、住んでいる地域の該当の税務署に郵送で送るだけでOK。(控えが欲しい場合は、控えの用紙にも記入の上、郵送の際に切手を貼った返信用封筒も一緒にいれれば返却してくれる。)

私は退職と同時に源泉徴収票も会社から送られてきたので、一式父に預け、代理でやってもらうことに。
これらの手続きをしないでいると、日本国内にいた期間、無駄な税金を払っていた分が返金されない自体になってしまうため、出国前に余裕を持って確認が必要。


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