彼氏との同棲生活が始まる

子供達に彼氏との同棲の話しをして承諾してもらった翌週の週末から少しずつ荷物を運んだ。
私の車で荷物を運びガラガラで物が無かった彼の家に生活感が出てきた。

彼「SKYは靴や洋服をたくさん持ってるんだね」
私「そんな事ないよ。これ全部じゃないよ。まだ半分くらい家に置いてあるよ」
彼「これで半分なの?やっぱりたくさん持ってるよ」
私「そうかなぁ。何かいっぱい持って来ちゃってごめんね」
彼「全然いいよ。だって使ってないからいっぱい使って。」
私「ありがとう」

そう、彼は洋服が少ない。パンツ3本とTシャツ5枚とパーカー2枚と冬用のダウン1枚とトレーナー1枚。数えるくらいしか洋服を持っていない。洋服にあまり興味が無いみたいで買わない。靴も2足あるが1足しか卸してない。たまに買い物行く時にもう1足を履くが帰ると箱にしまってしまう。私は服に合わせて靴を変えるのでファッションに興味ないんだなぁと思っていた。別に変な服装では無いが黒か白のモノトーンしか持っていないのも興味が無いから仕方ないと思っていた。しかし若いのにファッションに興味が無いのも珍しいと思ってしまった。固定観念みたいなもので私の中では若い人はファッションに興味があるものだと思っていた。しかし彼は違った。趣味も特に無い。私と付き合うまでは休日出勤をしたりしていた。私と付き合ってからは休日出勤はしなくなった。彼曰く、付き合う前は休んでもやる事ないから仕事をしていたと言っていた。休日はKindleで映画を見たりして過ごしていたと言っていた。
仕事の日は私は出勤が早かったが彼も私に合わせて早く出勤し会社の休憩所で寝ていた。
帰りは私が終わるのをやはり休憩所で待っていた。
何だか申し訳なく思ったので
私「仕事行く時に一緒早く行かなくていいよ」
彼「どうせ起きるから大丈夫だよ。休憩所で寝てるし。」
私「じゃあ帰りは先に帰ってていいよ」
彼「じゃあ帰りはたまには早く帰ってご飯作っておくよ」
私「ご飯はいいよ」
彼「美味しい物は作れないかもしれないけど仕事帰ってからじゃ大変だからやれる事は協力して生活しようよ」
私「ありがとう。でも本当に気にしないでね」
彼「うん。SKYばかりに無理はさせたくないから」
私「本当にありがとう」

そんな会話から残業がある時は一緒に帰って残業が無い時は彼が先に帰りご飯を作って帰りを待っていてくれた。申し訳ない気持ちがあったが私も管理職なのでなかなか自由がきかないので甘えさせてもらっていた。ゴミ出しは彼の担当で私は家事全般をやっていた。

私は1人で2人の子供を育てたから家事は慣れているから苦ではなかった。今までは週末だけ一緒に過ごしていたのが毎日一緒に過ごす。そうなればもちろんエッチの回数も増える。同棲する前は週末だけだったのが同棲してからは週3~4回になった。ちょっと身体が辛かった。彼は若いが私は40過ぎている。やはり若さには勝てない。
しかし彼の愛には答えたかった。エッチだけが愛情表現ではないがやはり受け止めたかった。

こんな幸せな生活を続けて数年後にこんな結末になるとは思ってなかった。その後の話はまた日を追って書きます

宜しくお願いします