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"ここまで出来てたらいい"の先の話

■ 小学生の算数の話
私が小学生の頃、算数の問題で、x,yでなく 〇や□などを用いて方程式のような問題を解く文化があったのですが、あれは今も続いているのでしょうか?その当時の先生になんで x,y 使ったら駄目なのか聞いたところ
"小学生にはまだ早い"
みたいな理由だったので、小学生ながらに解せなかった記憶があります。
中学に入ると何食わぬ顔で x,yが黒板に蔓延ります。
小学校での〇や□と同じ役割で。
あの制限は一体何だったんでしょうか。

■ 医学生・医者になってからの話
医学生の実習や研修医は、実習や研修の修了要件が決まっています。
その要件が "ここまでできていればいいよ" という最低限のラインだと思うし、それ以外の何が必要かは各々が考えればいいと思うのです。
でも、やっぱり "そこまでできなくてもいい" みたいな事を教員等から言われることがあります。
勿論、資格的にしてはいけない、技量的に未熟で患者に不利益を与えうるとかであれば、言われて当然であると思います。
しかしながら、その限りでない時は、"やってみたらいい" と思うのです。

■ 年齢や立場だけを理由にしてはいけない
教育現場とされる至る所に制限がかけられているように感じます。
初めてのことは、不格好でも仕方ないと思います。時間もかかります。
でも、やらないと成長はできません。
学生は、まず "やってみる"ことが大事なんじゃないかと思います。
また、"やりきる" ことで認められる事もあると思います。
それを応援してくれる先生もいますし、そういう先生についていきたいなと思います。

教育現場ではlimitationをかけることにlimitationをかけた方が良い気がします。
今後 "何が必要かを自ら考え遂行する能力" の育成のため、何が必要か考える種を与え、サポートできる先生が増えてくれることを望みます。

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