漢検1級を1ヶ月勉強してみて

こんにちは、大空です。
この度、漢検準1級(R6-1)を受験し…
めでたく合格することができました!!

いやー、嬉しいですね。
なんせ1回落ちてますから。(R5-3 144/200点)
合格するために4か月間スキマ時間を有効活用して結構勉強しましたから。
ええ。

何が嬉しいかって、合格より何より満を持して1級の勉強ができるということですね。
勉強自体はいつでも出来るし誰も止めやしないんですが、「準1級持ってないのに勉強始めるのもなぁ」っていう思いがあったので、合格してやっと1級に挑戦する資格を得られたみたいで嬉しかったです。笑

というわけで、夢だった最終目標・漢検1級の勉強を始めてみました。

まずは合格までの道のりを調べよう!

もちろんただ勉強するのがゴールってわけではなく、一応無謀にも1級合格を目指しているので、合格するための勉強法を調べてみました。

YouTube、Twitter等で多くの方々のご意見を参考にさせていただいた結果、
どうやら「四字熟語」から始めるのが良いっぽいぞ…?
理由は覚える量の割にコスパが良い(900個弱で30点)からというのが多数派のようで。

四字熟語

というわけで、KANJIHOLICさんの「【漢検1級】コンプリート四字熟語888書き取り練習帳」をダウンロードさせていただき、1級の勉強スタート!!

意味や元となった出来事などがわかりやすくまとめてあり、本当に初学者に最適な教材です!
面白くてどんどん進めてしまいました。

1週間で400個くらい覚えたところで、「他も見てみるか~」と思い立ち、次におすすめが多かった「漢字逞筆」を齧ってみることに。

漢字逞筆

なるほど、音読みの◆1~◆3が合格までの基礎になるのか。
ふーん……3040問!!?
ちょっといきなり網羅するのは厳しそうだな…
◆1だけ見てみるか。500問ちょっとだし、簡単そうだから。

1時間後。
面白すぎる。
青天の霹靂とか、蕁麻疹とか、懺悔とか、
絶対どこかで聞いたことある言葉だけど絶妙に書けなさそうな言葉がズラリと並んでいて、これ絶対書けたら楽しいだろうなと思いつつ書き取りの練習に夢中になってしまいました。

もっと色々見てみるか。訓読み◆1見ちゃおう。

これも面白い。
モチツキは餅搗きって書くのか。
鼈(スッポン)って難しいな~、とか。

2日で音読み、訓読み◆1合わせて1000問弱が終わりました。

いや~、楽しいな。1級ってこんなに楽しいんだ。
もしかして、このまま勉強進めたら余裕で受かっちゃうんじゃないか?
さて、音読み◆2に行くか。

………
全然わからん。
厭飫?殫竭?垢膩?
見たことも聞いたこともない言葉だ…。
そうだ。過去問を遊びで解いたことがあった。
こんな感じで意味不明な言葉がズラッと並んでた。
漢検1級、全然甘くないわ…。

音読み800問くらいを見てみて、意気消沈しながら気晴らしにまた別の教材を見てみることに。

1級大見出し語表

1級合格に必要な基礎として紹介されていた漢検1級模擬試験倉庫さんの「1級大見出し語表」をのぞき見。

やっぱり意味わからん。
でも、asatoriさんという方が意味や例文をまとめてくださっていました。(そのページがコチラ
偉大なる先人に感謝しながら、覚えつつ後々周回しやすいようにExcelにまとめる作業を開始。
初見の漢字の字義を学べたり、逞筆さんでも見た単語の復習になったりで結構楽しめました。
この知識が血となり肉となるんだな、という感じがしてモチベーションも湧きました。
結局、これは10日くらいで最後までやり切りました。

失敗談

大見出し語全1346語を叩き込み、確認として倉庫さんの模試に取り組んでみると、5回分やって平均130/200点くらい取れました。
大見出し語表にあった語句はだいたい書けたし、わからない問題の推測も自然に出来たのですが…

ここで問題が発覚。

読みと四字熟語を全然覚えてない。

完全にしくじりました。
色々なものに手を付けすぎた上に、どれも全然復習していなかったのです。
大見出し語表の作業に現を抜かし、中途半端にほったらかしていた四字熟語と逞筆音読み、訓読みが抜けまくっていました。

ということで、現在は大見出し語表の周回をしつつ、四字熟語は本試験さながらの穴埋め問題や意味の問題を自分で作ったり、読みは逞筆さんのサイトを活用して問題を解きまくったり、必死に復習をしています。

皆さんは、色々なものに手をつける際は(1級は教材ごとの分量の多さゆえそうせざるを得ないと思います)、自分に合った学習方法を確立したうえで、何と何を進め、何を一旦置いておくのか、うまくタスクを同時進行できるような作戦を立てるようにしましょう。
そうすることで、焦ることなく効率の良い学習ができると思います。

最後に

以上が、準1級に合格した僕が1か月間1級の勉強を齧ってみた体験談です。
1級の勉強をしようと思っている方、1級はとても奥深く楽しい漢字の勉強ができます。ぜひ一緒に勉強してみませんか?
楽しそうだけどいきなり1級を受けるにはハードルが高いという方は、準1級や2級から受けてみるのもいいかもしれませんね。

この記事を読んで一人でも漢検1級チャレンジャーが増えてくれることを願います。

また勉強の進捗などを投稿したいと思います。
それでは。
大空

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