現実に追いつかれた話
この話はあんまり読まれたくない。ので100円です。ちょっとでも懐が潤ったら美味しいものを食べます。
死が怖い子供だった。時期にあんまり意味はないと思うけど、小学校中学年くらいからだったはずだ。あの頃のぼくにとって死とは特命リサーチ200XとXファイルだった。もう少し具体的には火山とチュパカブラだ。ちょうど一人部屋をもらったばかりで、ひとりきりで布団に入っていると、窓からチュパカブラが侵入してくるかもしれないと戦々恐々とした。噴火も怖かった。地元にはまあまあでっかい山があって、今考えると活火山じゃないんだけど、当時は知らなかった。無駄に火山の本とか読んで、火砕流が発生したら逃げられないとか考えて震えた。
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