見出し画像

司法試験落ちでも職がほしい!民間就活#1 -事前準備編-

民間就活といえば、ESやらWEBテストやら面接やらが話の主軸になりがちですが、多くの司法試験落ち職歴なしマンは就活について全くの素人だと思います。
今回は、いざ就活するぞ!と決めたものの何から手をつけたらいいかわからない……という人向けに、就活を始める上での事前準備的な話をしようと思います。

ざっくり、就活の方向性を決める。

いわゆる「就活の軸」は面接段階になってもかなり深掘りされるので、手堅いものを持っておきたいです。とはいえ、これまで法曹を目指していた人が急に新たな就活の軸を見つけられるかと言われたら、そう一朝一夕にはいかないものです。
そこでまずは、職種で絞るか業界で絞るかの二択を確定させてしまいましょう。
司法試験経験者に対しては多くの場合、法務を主としたバックオフィス職での採用が検討されます。どんな業界でもいいから法律の知識を生かしたい!と思う人は、職種を法務職に限って進めていくのがスムーズです。ただし、無資格法務職は弁護士さんとの中継ぎをやらされたりする場合もあるので、プライド的にイヤ〜!となる人は要検討です。(笑)
一方、司法試験落ちを経て法律アレルギーを発症してしまった人や、興味の持てそうな企業がある人は、業界に焦点を当てると志望動機の構築がしやすいです。就活未経験すぎて業界とかよくわかんないよ〜(涙)という人も、一度業界地図を見てみると意外と興味のある分野が見つかるかもしれません。ただし、この場合は営業職とかから入ることが多くなると思うので、そのあたりに自信のない人は避けた方がいいかも。
ここが絞れると次のステップ以降が格段に楽なので、早めに決めておきましょう!

とりあえず、エージェントに頼る。

さて、じゃあ企業探し……といきたいところですが、司法試験落ち職歴なしマンは就活市場でかなりのレアモンスターです。既卒として中途採用の枠から応募できる企業を探すことになりますが、中途で入ろうとしてる職歴ない人って何?そんな募集どこにあんの?といきなり心が折れかかります。
そこで、まずは転職エージェントの利用をおすすめします。できれば、司法試験経験の就職実績があるところがいいです。(ちなみに、司法試験経験者専門のところもありますが、とりあえず派遣で数年働け!みたいなスタンスだったので私は利用しませんでした。)
企業探しのみならず、ESや面接のアドバイスももらえますし、なにより企業とのやりとりを全部お任せできるところがとても楽です。私がお世話になった方は、面接後に伝え足りなかったところのフォローもしてくれていました。
はじめての就活はわからないことだらけなので、頼れる人がいると心理的にも負担が減ります。エージェントさんと二人三脚で頑張りましょう!

しっかり、開始時期を見極める。

私が就活で唯一ミスったのはタイミングです。動き始めてから大体1ヶ月半〜2ヶ月で内定が出たため、まだ公務員試験が始まってもいない時期で、内定を受諾するか蹴って公務員試験を受けるかの選択を迫られました。なんか新卒みたいに内定出ても待ってもらえると思ってたんですよね。全然待ってもらえませんでした(それはそう)。
エージェントさんにも、最初の段階ではっきりなにがあっても公務員は受けたいと伝えておけば、各方面に迷惑をかけなかったのでそれだけ後悔しています。内定くださった企業もとってもいいところでした……。
そんなわけで、併願を考える人はタイミングを調整する必要があります。就職一本の場合も、時期によって募集企業も変わってくるので納得のいく企業と出会えるまで様子を見てもいいかもしれません。

次回は、職歴なしなのに書かされる経歴書について書きたいと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?