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中学時代、大会がマジで嫌いだった話

中学時代、かなり強いガチ陸上競技部に入っていた私は大会が嫌で嫌で仕方がなかった。

大会の結果を顧問に報告に行くのだが(記録、意識した点、今後の課題なども含めた)その時間が大嫌いだった。

顧問の先生は良くも悪くも自分の練習に絶対の自信を持っていて、私たちの記録がそれなりの記録でないと呆れられる。なんならブチギレられる。(特にリレーメンバー、強化指定選手) バトンパスが上手くいかなかった時は特にヤバイ。

1年の夏くらいから大会が嫌になり、2年からひどい時は吐き気さえもした。

たとえ自己新が出たとしても、「自己新が出て嬉しい!」とか「前よりもレース展開が良くなった!」などは一切無く、「これで怒られずに済む」のような、安心するような感情が先に出てくる。

当然「自己新が出なくて悔しい」ではなく「自己新が出なくて怒られちゃう」になっていた。

その後 女子はだんだん良い成績を残す選手が出てきて、先生は男子にあまり指導してくれなくなった。

実際、ウォーミングアップは前に男子の列、その後ろに女子の列を作って行うのだが、男子の列が全員動作に行ってからわざわざ列を止めて女子に指導するということは多々あった。(当然男子はその話を聞くためにダッシュで戻る)結果を出せてないのでしょうがないのかも知れなが、あの時の私たちはあまりにも惨めであった。そして、あまり指導されなくても大会では平等にシバかれる。

幸い私たちの代のリレーはバトンが比較的上手く、一番の怒られポイントであるリレー種目は結構回避できた。(意外にも女子リレーはかなり怒られてたイメージ)

そして最後の県大会、リレー種目で決勝に進出するも関東大会の出場ラインである3着以内に入ることができずに私たちの夏は県ベスト8で終わった。その時も、「悔しい」のような感情はなく「これを報告すればようやく終われる」という安堵感であった。




その後

高校でも陸上を続けた私は久しぶりに陸上競技が楽しいと感じた。「勝って嬉しい」「負けて悔しい」こんな気持ちが溢れるのは中学の入部したての頃ぶりだった。

今、陸上競技に本気になれていると感じた。


中学時代、もっと純粋に陸上競技を楽しめたらどれほど良かっただろうか。


これから入部する中学生には純粋に部活を楽しんでもらいたい。マジで色々可能性が広がると思う。


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