日記 −ギリシア彫刻−

ナショナジオグラフィックで「古代ギリシアのタナグラ人形、19cに人気殺到、盗掘が横行」いう記事を見つけた。

最近、趣味でギリシア彫刻の勉強(とはいっても、ネットの記事を漁るだけだが)を始めたので、なんとなくで読みはじめたんだけど、このタナグラ人形、なかなか面白い。

ギリシア彫刻というとアルテミシオンのブロンズ像など、神話に出てくる神々や英雄をモデルにした物が多く、またそのほとんどが男性像だ。

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写真はアルテミシオンのブロンズ像。モデルはゼウスかポセイドンのどちらからしい。

一方でタナグラ人形は一般の女性や子供、老人がモデルにされている。当時の文献ではあまり触れられていない女性や子供たちの日常が映し出されていて、人形の服装や身振りから社会における女性の役割がわかるらしい。

それからタナグラ人形は彫刻とはまた違った、柔らかな印象を与える。そういう気取らない造形美が個人的に好きだ。

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写真はソフォクレスの女性像

ギリシア彫刻の深みにハマっていきつつある1日でした。



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