見出し画像

「陸空海征服するなんて」構築の経緯

 

 おはようございます。そして会えないときのためにこんにちはとこんばんは。

 すかいです。

 前回の記事、想像を絶する反応をいただきました。90RTに130を超えるいいね、フォロワーは1日で15人増えました。本当に光栄です。ありがとうございます。
 どう反応していいかわからず、引用リツイートには全てリプしてしまいました。引用リツイートだけでなく、リツイート、いいね、リプしてくださった皆さん、そして読んでくださった皆さんに感謝しかありません。 

 あんな伸びた後の次の記事をどうするかという嬉しい悩みを抱えていたのですが、そんな折、

というきくりくさんのツイートを見て、折角これほどの反応を頂いたのだからもっとこのデッキを知ってもらいたい!と思い、(調子に乗って)この記事を書きました。
 コンボの草案と問題点⇒デッキにコンボパーツを戻すギミックの変遷⇒その他採用を見送ったカード
 の流れで解説します。かなり長くなることが予想されますが最後までお付き合いください。

1.コンボの草案

 海竜神ーネオダイダロスを使ううえで、前回の記事でも言及しましたが、海皇が海竜サポートとしてだけでは収まらないパワーを有しており、ネオダイダロスが霞む、霞むどころか単なる事故要因ではないか?と思われるのがつまらないと感じ、海皇への依存度を下げた構築にしたいと思っていました。
 そもそも、海皇をふんだんに使ったとて手札にネオダイダロス、場にダイダロスと海を揃えることが容易ではありません。しかし、ダイダロスやネオダイダロスを効果を発動せず長々と場に残せるほど現代遊戯王は甘くないため、軸に据えるためには通れば確実かつ一気にネオダイダロス、ダイダロス、海を揃えられるコンボが必要であるという結論に至りました。しかし、現実的な案がなかなか浮かんでおらず構想だけが宙に浮いてました。

 時が流れ、あるときに「レベル・レジストウォールを使ったコンボがしたい」と思い、いろいろと案を練っていました。そこで、まず最初にレベル・レジストウォールのために「誰にトリガーとなる破壊をされてもらうか」を考えたときに自分の中の筆頭候補だったのが「古代の機械魔神」です。

 理由というほどではありませんが、このカードは他のカードの効果を受けない強固な耐性と1000という低い攻撃力を兼ね備える戦闘破壊される前提のデザインの高レベルモンスターです。これはレベルレジストウォールの起動にもってこいであろうという理由からです。
 
 そして合計レベル8で出して面白いコンボはないかと考えたときに
・効果無効であるがコストを支払えるためネプトアビスでネオダイダロスをサーチしながらダイダロスが出せる
・古代の機械が地属性機械族カテゴリであり、惑星探査車とサポートを共有できる

という点が完璧にかみ合っていると考え、レベルレジストウォール⇒ダイダロス&ネプトアビスのコンボを決めるデッキを組もうという挑戦が始まりました。
 つまり、まとめると「ダイダロスと海を一気に集めてネオダイダロスの効果を使いたい」という構想と「レベル・レジストウォールで何か面白いことをしたい」という構想の2つのデッキ草案がマッチし、今回のデッキが誕生したということになります。

2.草案の問題点


 草案の古代の機械魔神の自爆→ダイダロス&ネプトアビスだけでは惑星探査車を場に出すことができません。
 したがって展開ルートとしては
・先攻1ターン目と次のターンに無限起動ギミックでリヴァーストームの効果を2回使い、惑星探査車とロックアンカーをサーチ→ロックアンカー召喚で惑星探査車を特殊召喚→ロックアンカーとリヴァーストームで古代の機械弩士をリンク召喚、効果で歯車街をサーチ&破壊→古代の機械猟犬を特殊召喚、効果で魔神融合召喚
 の流れで魔神と惑星探査車を揃えるつもりでした。

 この流れの問題点として
リヴァーストームがバウンス、除外されると破綻する。
・達成の条件である「惑星探査車を場に出力しながら他に地属性機械族を2体並べる」が案外厳しく、無限起動以外に同様の結果を安定して出力できるルートがない。

 というかなり窮屈なコンボとなっており、さらに、
惑星探査車を抱えながらバトルフェイズを行う不自然さorメイン1で海を見せてしまうという軽いネタバレの2択を迫られる。
折角魔神の効果で出した古代の機械モンスターがネオダイダロスに流されて無駄になってしまう。
 という点でコンボ自体にどこか美しさを感じず釈然としない感覚がありました。

 そこでもう一度、破壊されてもらうレベル8モンスターを精査したところ、「ダーク・フラット・トップ」との運命の出会いを果たし、惑星探査車を出すまでにネタバレや無駄のない、複数のルートが取れ、先ほどの問題点を全て解決したコンボルートに行き着きました。

3.デッキにカードを戻すギミックの変遷

 正直ここが一番、迷走した部分です。
 神風オフ直前でヌメロンからのスカルデッドに決定するまでかなり悩みました。
 ざっくりとした流れとしては4体素材スカルデッド成立を目指す⇒一度スカルデッドを諦め、コストで手札を戻すカードの活用を考える⇒しっくりこずもう一度スカルデッドを考える⇒ヌメロンとの出会いといった流れです。
 ここでは最初に4体素材スカルデッド成立を目指したときとコストで手札を戻すカードの活用の部分について説明します。
 
○リロード、打ち出の小槌、謙虚な壺

 手札を戻す、マリガンと言えばなカード群です。謙虚な壺は基本的にディスアドバンテージでしかないため最終手段やろと考えたため見送り、リロードや打ち出の小槌は手札を戻した後にドローがあるため、そこで引いたカードを戻す術がないという理由で見送りました。
 
○深海のディーヴァ

 ディーヴァからスカルデッドに繋げるルートを用意することでネプトアビスや竜騎隊にコンボ以外の役割を持たせ、複数枚採用することに素引きして破綻しないよう以外の理由付けをする意図、強欲なウツボを併用できるという点で採用を考えました。
 結局見送った理由としては
・素引きで破綻しなくなったが、破綻せずともそもそも素引きが強くない。
・彩宝龍という新たな引いたら破綻カードを採用しなければならない。

・ディーヴァを素引きするしかない。
・強欲なウツボが思ったより仕事しなかった。
 という理由でサブルートにするには心許なく、なんなら事故率が上がってしまったため、見送りました。

 次に考えたのは

○魔鍵施解

 手札を戻しながらアドバンテージを稼げる、バトスバスターも手札を戻す効果を有する、ガレスヴェートなどがサブウェポンになることを期待して、魔鍵カテゴリの採用を考えましたが、どう考えてもバニラモンスターを採用する理由がなく、戻す以外のシナジーがなく採用を見送りました。

 そして、その次が

○ゼアル・コンストラクション

 魔鍵同様に、手札を戻しながらアドバンテージを稼げるカードとして採用を考えました。
 ディンギルスやリヴァーストームにRUMを打てたら面白いかなと考えたのですが、なかなかRU先のエクシーズでデッキと噛み合うものが見つからず、このカードを素引きするしかないという点も微妙で採用を見送りました。
 採用を見送る決定打となったのは戻すカードを見せなければならないという点です。戻したいカードはコンボギミックのカードとなるためネタバレになってしまうことを避けたかったというわがままな理由で見送られました。

○蛇龍の枷鎖

 2枚戻せる点が優秀であり、相手の展開次第では大きなアドバンテージを得れる点などから、今でも採用してもいいと思っています。しかし、ヌメロンの採用によりデッキに戻すギミックが十分間に合うと感じているため、無限起動や古代の機械射出機などコンボパーツを引き込む確率を上げるために抜いています。

4.その他採用を見送ったカード


 ここではコンボ、デッキにカードを戻すギミック以外に1度は考えたものの見送ったカードを理由とともに紹介します。

○古代の機械熱核竜

 前回の記事でもリンクを貼っていますが、usamiさんの『マシンナーズは狙われない』でもあるように、このモンスターは「リアクター」モンスターであり、ダーク・フラット・トップの効果で蘇生が可能なため、サブウェポンとしての採用を考えていました。 
 採用を見送った理由として、
・こいつを墓地へ送る術がない。
・ダーク・フラット・トップはメインコンボで使いたく、特攻後蘇生する術がない。
・引き込むと破綻するカードが既に多いのに事故要因を入れる余裕がない。
 といった理由が挙げられます。

○古代の機械混沌巨人

 草案のルートならアナコンダでオーバーロードフュージョンを打てば、弩士、猟犬、魔神、魔神で出た古代の機械の4体を素材に出せるモンスターでした。ダークフラットトップルートになったことにより、古代の機械が3体しか墓地へ送られなくなったため、採用を見送りました。また、オーバーロードフュージョンを引き込むとネオダイダロスに流されて出せなくなるのが微妙に感じたポイントになったのも理由の一つです。

○機甲部隊の超臨界

 スクレイパーの他のネオダイダロスのあとのリソース回復として採用を考えました。
 見送った理由として
・マシンナーズカーネルを出すとダークフラットの特攻先がなくなる。
・マシンナーズフォートレスを出すのはいいが、高レベル機械が少なく使い回せない。
・ネオダイダロス後に引いても打てる場面が少ない。
 といった理由でいつ引いても仕事がある「貪欲な瓶」の方に軍配があがり、採用を見送りました。

5.最後に

 いかがだったでしょうか。
 今回、初めてデッキを組むに至った流れから説明してみました。
 いかに今回のデッキが偶然の産物であることがよくわかっていただけたかと思います。いつもこのように組んでるわけではないため、今後同様のデッキが組めるかといわれると不安しかありません。
 これまで通り、自分がやりたいと思ったギミックや使いたいと思ったカードに対して日々思考していくことである日のひらめきを待つより他ないのかなあと思います。そのひらめきのためには日々勉強が必要ですね。頑張ります。

 また、今回の採用しなかったカード群を見て、これ新しく試してみては?といった提案や、この理由はこれで解決できるからもう一度採用してみない?という意見等ありましたら言っていただけると幸いです。

 きくりくさんのツイートからやってみようと思った実験的試みで、このような内容の記事が面白いかどうかわかりませんが、面白いと感じていただけた場合、僕自身、他の遊戯王プレイヤーがどのような発端や思考プロセスでデッキを完成させるのか非常に興味があるので、草案だけでも見れたら嬉しいなと思います。

 ここまで読んでくださりありがとうございます。
 他の記事も読んでくださったり、感想を送ってくださったり、拡散してくださったり、Twitterフォロー(@SKY_BLUE_YP313)してくださると非常に喜びます。
 またお会いしましょう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?