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№375(120)【日経新聞】~コロナ前の環境にいつ戻る? 社長100人アンケートから~をどう読むか

日本経済新聞6月29日朝刊コロナ前の環境にいつ戻る? 社長100人アンケートから

コロナ後をどう読むか、企業人のアンケートを書いてある。

景況感に関しては、概ね9割が今年後半からの回復と読んでいると書いてある。

まぁ、ワクチンの接種も進めば人の活動に対しての制限は緩くなってくるので、人が動けば金も動く、金が動けば商売が動く、商売が動けば景気は回復する。

この辺は順当な考え方である。

ただし、前提条件があるわね。

ワクチン接種が予定通り進むこと。

鷲の所にも接種券(千葉)がきたので、そろそろ現役世代も始まる。そして企業での接種も始まっている。

なので、年末商戦には人出が見込めればという感じだよね。

とはいえ、デルタ株?なんちゅう訳のわからんのが出てきて、ワクチンが有効なのかどうかよくわからん状況。

と言う意味では、年末や年度末の状況はまだ「観測的楽観」でしかないと思っている。

とは言え、欧米がワクチンで動き出しているのも事実なので、楽観的な考えを持つこと自体はおかしくない気もする。

が、まだまだ気を抜いてはいけないわね。

そして、オリンピック関連の質問に関してトップ企業のトップは、さすがに社会的な影響力をもっているのでめったなことは言えないけど・・・

オリンピック開催後の景気低迷の歴史に関しては何も言及がない。

一般的に、オリンピック開催国の景気は低迷すると言われている。最近だと北京オリンピックしかその後の景気への好影響ないと言われている。

まぁ、開催決まって8年間徹底的な公共投資が行われ、色々なキャンペーンで需要を先取りしているので、息切れするのは致し方ない。

なので、オリンピック後の日本は間違いなく景気低迷する予定だった。

そして今回のオリンピック開催方法は、新型コロナの影響もあってかなり特殊な形になる。

海外からの観戦客はゼロ。

観光地も繁華街もインバウンド需要の回復のきっかけにはならないのが決定。

なので、オリンピック自体は結果何も景気に影響を与えず、需要の先食いだけでこのあと数年間の重しになるのがほぼ確定と思っている。

なので、ワクチン需要で人出の回復がどこまでという話なんだけど・・・これも、よく考えてみると「2020年の低迷した部分のマイナス」が話から抜けている気がするんだよね、このTOP経営者の話は。

売上を戻すではなく、現実的には「売上を2019年ベースにどれだけ上乗せするのか」が経済に問われている。

じゃないと、2020年のマイナスが埋められない。

そこを抜きに、一過性の景気回復を語っているのはダメだと思うのよね。2020年の大穴を埋めるためにはどうするのかが本質なんじゃないかな、とくに街中の中小零細は、我が社も含めね。

なので、間違いなく今までとは違った考え方にもとづいて動かないと沈没だね。

今回の記事は、正しくPLで語っている典型的なダメ発言の気がする。


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