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【作品紹介】「シグナル・ランプの少年(創作BL)」を書きました

 去年の秋頃、「2週間8万字チャレンジ」を行い見事に6万字で敗北した今作は、最終的に筆が止まらなくなり13.4万字になりました。
 ボーイズラブ作品ですが、恋愛面だけでなくリサイクルショップの買取・品出し業務なども楽しく書きました。

 ちなみに値段が中途半端なのは、素数って可愛いと思ったから…

▼ 登場人物紹介

夜一(よいち):攻
高校三年生。ホビー系のリサイクルショップ「タカラマート」でアルバイトを始めることに。
SNSでは自撮りの反響で数万のフォロワーを持つ一方、家や学校には居場所がないと感じている。裏アカウントを持つ同性愛者。
ガスガンの買取作業をしていた十針の仕草に惹かれ、積極的に距離を詰めようとするが…

十針(とばり):受
「タカラマート」に勤務している26歳、青文字系のファッション雑誌に小説を掲載している作家。店ではトレーディングカードの取り扱いを専門とし、「紙の城から出て来ない」と揶揄されることも。
安普請なアパート「あけび荘」に住み、夜一を部屋に上げることにも抵抗がないように見える。

千尋(ちひろ):受
作中では苗字である「柳ヶ瀬」の表記多め。
21歳の大学生。いつもあっけらかんと笑っていて、誰にでも好かれていそうな好青年。金の髪が目立つ。
特撮玩具や戦隊ヒーローが好きで、売り場の面倒な作業も片っ端から進んでやっている。
また「あけび荘」の住人でもあり、十針とは同じ階に住む友人。

滝上(たきがみ):攻
大柄で、威圧的な副店長。顔面が怖い自覚があるのか、あんまり制服のエプロンを着ない。
柳ヶ瀬に対し「個人的に気に入らない」と言い放つも、ある日を境に自宅へ連れ込むようになる。

百合乃(ゆりの)
おっとりした、甘い雰囲気のそそっかしい女子。ポンコツ。夜一とは同い年。柳ヶ瀬を気に入っているらしい。

▼ 解説

 メインCPは始終甘め、特に破局の危機もないので心臓が弱い方でも大丈夫。

 物語は「十針さん、部屋に上げてくれるしキスしても拒否しないし、どう考えても僕のこと好きなのに全然付き合ってくれねえ〜〜!!😭😭」というところから始まって、出逢いからめっちゃ仲良しになるまでを書いてます。

 夜一はお顔が綺麗な子で、SNSではちやほやされていますが、学校ではその姿が嘲笑の的となっており、学校でも家でもない第三の場所を求めてアルバイトの面接に応募します。その先でガスガンの買取作業にひょっこり出て来た十針の仕草に惹かれ、面接後も待ち伏せしたり尾行したりやりたい放題。勤務中も近付きすぎて避けられる羽目に。
 十針は学生時代からルポライター志望で、ウェブメディアのライターをやっていましたが、ある理由からコアなファッション雑誌に小説を載せる作家になっています。夜一を一目見て、自分の書いた小説「シグナル・ランプの少年」の主人公に似ていると思い、彼と同じように「自分を助けてくれるのか?」と思いつつも、移り気な十代を信じられずにいます。あと柳ヶ瀬さんには普通に犯罪だと怒られます。せやな!!!
 なんだかんだ仲良しなふたりをよそに、オカンにバチボコに言われて人前でへらへらするのが常になってしまった柳ヶ瀬さんのお話も。今作の災難枠。

 年下攻め(丁寧語)とか影のあるひょろがりお兄さん受けが好きな同志がおられましたらぜひ…いるのか…?
(書いたは良いものの、誰の目にも触れないのではないかという不安もあったので、既にご購入くださった方に超絶巨大なお礼を申し上げます…有難う御座います…!)

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