オットセイ期を乗り越えた私たちに待っていたのは...②
オットセイ期を乗り越え、次に待っていたのは夫の椎間板ヘルニア...各所に回りながら夏ごろに判明し、その後彼は3ヶ月は医療休暇を取得しました。
手術はリスクが高いと聞いていたので、その後は年度末まで、なんとか騙し騙し、日々過ごしたんだけれど
遂に
夫は仕事にもまともにいけないような状態に。
家事もできる限り頑張ってやってくれていましたが辛そう、、日々の会話は痛みのせいで上の空というようなことも多くなりました。
そして神経を張ることが多かったからか、私は群発性頭痛を発症してしまい、仕事中にうずくまってしまうほどの激痛に襲われるようになりました。
そんな状態で穏やかに生活が送れるわけはなく、
私も夫も、明らかに普通の生活ができなくなっていきました。
洗濯物や食器が溜まっていく、、洗濯物も畳みが追いつかないなど。
夫婦の会話は味気のないルーティンのみ。余裕がない。
もうこれ無理なやつだ。と、
限界を感じ始めていました。
「手術した方がいい気がしてるんだよね」
ある日彼にそう言われ、
私も、「そうだね。それがいいと思ってたよ」と伝え、
手術することを決めました。
決めた。というよりは、それ以外に選択肢が無くなったというのが正しいかもしれないです。
これが私たちの生活に希望をもたらすこととなります。(やっと!!(T . T))
コロナ禍ということもあり、すぐにとはいきませんでしたが、
次の年の5月に入院し、無事に手術は大成功しました。
お医者さんも大変敏腕な方でした。
アメリカで勉強されていた経験もあって英語も使える方だったので彼もとても安心して身を任せることができたと思います。
入院中や手術後の出来事について語りたいこともわんさかありますが(笑)
今回は割愛しておきます。また時が来たら書きます笑
手術で痛みが取れない可能性や、(他の手術でもそうだと思うのですが)万が一、大動脈を切ってしまったら死ぬこともあると言われた大手術だったのですが、
以前あった鈍痛や痺れは全て手術によって取れました。
本人もちゃんと生きて帰ってこれました笑
ほ〜んとにこの手術が私たちの生活を救ってくれたと言っても過言ではないです。
まず。手術をして、彼の顔に笑顔が戻るようになり。
冗談もたくさん言ってくれるようになり、私もたくさん笑えるようになりました。泣
以前のような慢性的な痛みがないので、痛くて口数が減ってしまうということも無くなりました。
気づけば、その頃には私の頭痛も良くなり、
お互いに愛情を持って言葉を選んだり、行動したりする余裕が私たちの間に生まれました。
イメージ図⬇︎
以前、看護師をやっているお友達ともそういう話になったけど、
『病気そのものというより、病気によって生活の質が下がることが辛いよね。』
ほんとこれに尽きるな、と思います。
ヘルニアという病気がもたらす不自由が、私たちふたりの生活を蝕んでいったな。
そう思います。
どんな人格者でも、肉体的に辛いだけで通常通りは振る舞えなくなるんだと思います。それだけ人間の体は弱く、もろいモノですね。。。
きっと、それで普通なんだと思っています。
だからこそ、
病や問題や課題そのものが生じることが悪いのではなくて、それに対してどう対処していくかが最重要だなと、この件を通して学びました。
私たちは手術に踏ん切れたタイミングがあの時だったので、もう変えられないけれど、
待つリスクよりも、待たないリスクの方が圧倒的に高い、、、、
もう一度同じようなことがあるのなら、なるべく早く手術を決断したいなと私も夫も思っています。
結婚して、一年間、どれだけの涙を流したか...
辛い涙、悲しい涙、言葉にできない涙たくさん流しました。
一難去って一難、泣き面に蜂、踏んだり蹴ったり、弱い目に祟り目など、いろいろな慣用句がありますが、こういう時に使うんだなあ...と。
それが今では、ありがたいことに、笑い泣きになっています。
笑うことが圧倒的に増えました。
まだまだ結婚したばかりの夫婦だけれど、
この短い期間でこんなにも濃いことを経験して、周りの人々に助けていただきながらではあるけれど、ふたりでそれらを乗り越えてきました。
そのおかげで今、
ただ一緒に時間を過ごすことやおしゃべりすること、ご飯やお菓子を作ったり、皿洗いをしたり洗濯したりするそんな日常の些細なことが価値のあることだと思えます。
ちょっとキザすぎるかもしれないけど、時間がキラキラして見えるくらい、尊いです。
そんなこんなで、「オットセイ期を乗り越えた私たちに待っていたのは...」の回はひとまず終了です。
皆様も結婚後のオットセイ期には気をつけてくださいね?(絶対、稀。笑)
ここまで読んでくださった方、ありがとうございました!
それでは、また次のエピソードでお会いしましょう〜
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