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ラジエーターファンのモーターの寿命・交換費用

3級整備士の闇です!

第79回の今回はラジエーターファンモーターについて書いていきたいと思います。

〈車|ラジエーターファンのモーターの寿命・交換費用〉

水冷式エンジン車にはエンジン冷却装置であるラジエーターが必ず必要です。ラジエーターの隣には冷却ファンがついていて、たとえば、信号待ちでラジエーターに風が当たらないときなどに冷却ファンを回すことでクーラントの熱を空気中に放散します。

冷却ファンは、電動タイプとエンジンの力をファンベルトを介して利用するタイプがあります。

冷却ファンは、そうめったに壊れるものではありませんが、使用状況によっても変わってきます。

5年ほどで不具合が出る場合もありますし、10年以上正常に回り続ける場合もあります。

いずれにしても、ラジエーターの冷却ファンの不具合としては以下のようなものが考えられます。

  • ファンを作動させる温度センサーが故障しているケース

  • ファンモーターが故障しているケース

冷却ファンのモーターが故障している場合、モーターだけを交換することは普通ありません。冷却ファンそのものをアッセンブリ交換するのが普通です。つまり、ファンを丸ごと交換するわけです。

その場合の交換費用は、20,000円~80,000円が相場です。

値段に幅がありますが、冷却ファンが2基ついている車種もあり、その場合は交換費用も高くなります。

なお、冷却ファンの交換が必要な事態ということは、すでにオーバーヒート気味か、オーバーヒートを起こしている事態だと思います。

冷却ファン以外にも交換が必要なパーツがあるかもしれません。

参考までに関連パーツの交換費用をご案内しておきます。

  • 冷却水の補充:1,000円~2,000円が相場

  • ウォーターポンプの交換:40,000円~60,000円が相場

  • サーモスタットの交換:10,000円前後が相場

  • ラジエーターそのものの交換:30,000円~100,000円が相場

  • ラジエーターホースの交換:10,000円~30,000円が相場

  • ラジエーターキャップの交換:1,000円~2,000円が相場

今回はラジエーターファンモーターについて話させていただきました。

ぜひまた見に来てください!

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