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車検期間はいつから?満了日の確認方法と時期・切れたときの対処法を解説

3級整備士の闇です!
第47回の今回は車検期間について書いていきたいと思います。

〈車検期間はいつからいつまで?〉

(基本は有効期限満了日までいつでも)

車検は、有効期間満了日までであれば基本的にいつでも受けることができます。「整備に思ったよりも時間がかかり、満了日までに終えられなかった」ということがないように、満了日直前ではなく余裕を持って受けておくと良いでしょう。

(おすすめの車検実施時期は1カ月前から)

いつでも受けられるとはいえ、あまりに早く受けることはおすすめできません。満了日30日前より早く受けた場合、次回の満了日は「車検を通した日」を起点に計算されるため、有効期間が無駄になってしまうのです。満了日後から有効期間を引き継ぐためには、車検実施時期は1カ月前からが良いでしょう。

〈車検の満了日を確認する方法〉

(検査標章で確認する)

車検を受けた車が法定基準を満たしていることが確認できると、自動車検査証と一緒に検査標章が交付されます。このシールはフロントガラスの中央上部に貼付するよう定められており、表面に車検満了年月、裏面には車検満了日が記載されているため、日付を確認しておくようにしましょう。

(自動車検査証(車検証)で確認する)

自動車検査証にも、車検満了日が記載されています。自動車検査証は運転の際に必ず携行するよう定められているため、運転するタイミングで確認しておくのがおすすめです。

〈車検の有効期限はどのくらい?〉

(新車登録時は3年)

自家用乗用車の場合、新車登録時の車検(新規検査ともいいます)の有効期間は登録から3年です。メーカーが十分な点検を行ってから納車していることから、初回は以降の有効期間である2年よりも長く設定されています。

(初回の車検以降は原則2年ごと)

自家用乗用車の場合、2回目以降の車検は車齢にかかわらず2年ごとに受ける必要があります。

安全な走行と公害の防止のために定期的に車検を受けることが定められていますが、開発技術の進歩によって車の耐久性も高められ、決まりは緩和されてきました。かつては「新車登録から10年が経過した車は、車検の有効期間1年」とされていましたが、1995年の法改正で「車齢にかかわらず2年ごと」と現在の形に改められています。

(中古車も購入時の車検は2年ごと)

製造後1年未満の車を除いて、中古車も2年ごとに車検を受ける必要があります。ただし購入時に車検の有効期間がどのくらい残っているかは車によって異なり、「車検なし」と記載がある場合は購入後すぐに車検を受けなければいけないため、期限については注意しておきましょう。

〈車検の予約はいつから取るべき?〉

(事前に見積りをして業者を調べておく)

満了日が近づいてきたら、まずは車検を依頼する業者を探すことからはじめましょう。ある程度業者の種別を絞ったら、複数社から見積りを取得し比較検討します。整備内容と費用、付帯サービスやアフターサービスの有無などの観点から、自分の希望に合う業者を見つけてみてください。

(余裕を持って早めの予約がおすすめ)

比較検討して業者を決めたら、余裕を持って早めに予約を取っておきましょう。時期によっては希望した日時が埋まってしまっていることも考えられるため、できるだけ早めに予約を取っておけると安心です。

今回は車検期間について話させていただきました。
ぜひまた見に来てください!

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